平成11年10月28日

鼻顔稲荷神社お稲荷さん、おはよう!
人間、野宿をすると五感がするどくなるのか・・ 寝ていても、不思議と人が来るのが判ったりします。夜中に何人かの人が参拝に来てましたけど、そっとしておいてくれて有り難うございました。 昨日は何もしないで寝てしまったので、身支度を整えて日記を書く。そう言えば、日記など今までの人生でつけた事などなかったな。夏休みの絵日記以来だ(笑)

岩村田を望む

鼻顔稲荷神社からは、岩村田の町並みが一望出来る。まだ雲は有るけど、今日は晴れそうだ。
6時30分頃、出発する。
近くのコンビニで朝食と、リップクリームを買うことにした。もう、唇が荒れ放題だったので・・ 塗るとやっぱり心地良い、歩き旅にはリップクリームが必需品かもしれません。

中山道風景

岩村田を出て、しばらくすると晴れてきた。写真には写っていなかったけど、綺麗な虹も見えて気持ちいい、田舎道で中山道を歩いている実感が湧いてくる。

駒形明神社
塩名田宿手前の駒形明神社(上写真)に寄ってみる。参拝してみると面白いものを発見した! 女性器と男性器を思わせるものを祭ってあるのだ!(右写真) ちょっと恥ずかしいかもしれないけど、私はこの様な信仰が大好きです。
女男性器

塩名田風景
塩名田宿の古そうなお家。

塩名田宿に来た。
ここから主要道路と合流して、車の通りが多くなる。


千曲川
千曲川の橋の上から上流を望む。
快晴になり気持ちいい!

御馬寄の大日像

中山道のアイドル!? 御馬寄の大日像!
とても魅力的な石仏ですよ♪

八幡宿の八幡神社
八幡宿の八幡神社(写真)。
とても立派な神社でした。そして、何よりも彫刻が見事で、彫刻好きの私には飽きない神社でした。

八幡神社、彫刻
彫刻は見事!写真では判りにくいですが・・

中山道風景
中山道、望月宿に向かう道。

道祖神
道ばたの道祖神

鹿曲川

金山坂を登り、くねくねと降りてきて鹿曲川(写真)を渡ると、もうすぐ望月宿だ。

望月宿、大和屋
望月宿に入る。
写真は望月宿の中で現存する最古の建物で、昔は旅籠の大和屋さん。連子格子がいい味を出してます。 町中には、望月町歴史民族資料館があり休憩がてら見学をして行く。お茶なんかも飲めて、休むのには良い。地元の人ともお話ができて楽しく過ごせた。やっぱり、人と話せるのは面白い。

茂田井1

やって来ました、間の宿 茂田井!

茂田井2

茂田井を望む
一里塚跡付近から見る茂田井の町並み

望月宿を出て芦田宿の間に茂田井という町が有る。
宿場町とは雰囲気は違うのですがとても素晴らしい町並みです。
連子格子の家に、細い道の脇には用水が流れ、なまこ壁、白壁と瓦屋根のコントラストがとても美しい。観光地では無いので、この静けさもたまりません。いつまでも残っていて欲しい、素敵な町並みです。
大沢酒造民族資料館も有り、覗いてみるのも良いです。
美味しそうなお酒も売っていました!

中山道風景

茂田井を過ぎると、もう少しで芦田宿だ。 田園風景を歩く、稲刈りを終えたところの様です。

芦田宿1

芦田宿に入る。
宿場町の面影がところ所残っている(写真)。
まだ、もう少し先に行こうかなとも思ったけど・・ 先の松並木はじっくり歩きたいと思ったので芦田宿で宿を探す事にした。

芦田宿2

土屋旅館


で、見つけた宿が
昔からの旅籠、土屋旅館(左写真)。
15時30分位に訪ねてみると留守のようす・・ 予約はしてなかったので、近所の人に営業しいるのか訪ねてみると、営業してるらしく裏の畑に居るのでは!? との事。しかし居なくて・・ 近所の人が探してくれることに! なんか大げさの様な気もしたけど、皆さん親切にありがとう。 で、泊まれる事になり、部屋に案内してもらう。凄い! 江戸時代の香りがプンプンする。他の部屋も見せて貰って、とても感動してしまいました。
この日の宿泊は、私一人だったのだけど・・ 温かいお風呂と、美味しいご飯をいただき、とても幸せな夜でした。
ただ、「旅館として もうそろそろ終わりかも」と言われて居たのが切なかったです。

廊下を撮らしてもらう。
これまた、いい味が出ています。

土屋旅館、煙抜け
土屋旅館の煙ぬけ!歴史を感じる

まだまだ良い景色、みたい景色があったな〜
土屋旅館には、また来てみたいな。
岩村田〜芦田、31550歩♪

大日像の前で〜

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