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◆平成23年 ツーリング

  2011年05月01日〜04日実施

 

軍艦島に上陸

05月02日(月)

 朝は7時にレストランで集合し、8時にホテル出発って事になってたんだけど、レストランにFZX750Dさんが来ない。そう言えば、晩にホテルの部屋で飲んでいた時、彼はいなかった・・・伝え忘れてました。

 8時にホテルを出発して港に行く。これから今回ツーリングのメインイベント「軍艦島」上陸だ。カウンターで誓約書に署名してやまさ海運株式会社に4,300円支払う。昨年5月の上陸率は77%。低い月は50%台。この低さの意味は島に着いたらすぐ判った。
 我々が乗るのは221人乗りマルベージャ3。ちょっと早めに並んで、2階左舷の見晴らしのいい場所に座る。チケットを買わずに乗り場に来たらしい観光客を待ったため、定刻9時を少しまわって出航。うーんこの席はベストでなかった。船内の観光アナウンスは右側の施設・風景の方が多かったのだ。ま、仕方ない。


乗船手続き

乗船します

軍艦島見学者のカード

 今日は天気が良く風さえなければ暖かい。でも、黄砂がひどく船からの風景が霞んでいる。目がアレルギーでコロコロするはずだ。9:50に軍艦島接岸。島には港がないから「ドルフィン」と呼ばれる小島を建造して桟橋が架設されているが、浮き桟橋など無いので船が1mも上下すれば安全面から上陸不可になるのでは。だから上陸率が低いんですね。「天気晴朗なれど波高し」はダメなんですね。きっと。
※上陸条件を調べてみました。「風速が秒速5メートル超、波高が0.5メートル超、視程が500メートル以下のいずれかに該当する場合には、ドルフィン桟橋が利用できず上陸できない」という事みたいです。


軍艦島が見えてきた。黄砂が邪魔です

上陸します

ガイド(矢印)から説明を聞く

 上陸前に参加者は2班に分けられ、我々は第1→第2→第3見学広場の順でガイドから説明を聞く。1974年に閉山し無人島になって40年弱、海上ゆえ風雨にさらされて破壊された部分あるものの、その高層アパート群には驚かされる。うちの近所にも東洋一と言われたことのある団地群があるが、1950年代後半の建造物であり主に5階建てであった。しかし、軍艦島は大正時代から建造され、さらに9階建てという驚くべきものである。
 我々観光客は限られた区域しか立ち入ることは出来ないが、当時の上陸後の島中枢部に続く地下通路を通ってみたいし、そしてアパート屋上から全島を眺めてみたい(無理ですが)。
 興味のある方は行かれることをぜひお薦めします。無断上陸できないので人の手による破壊は無いだろうが、一層の崩壊が進めばまた上陸禁止も有るのではないかと、勝手に危惧してます。


貯炭ベルトコンベアー跡

レンガ造りの総合事務所と
閉山後に出来た灯台(2代目)

大正5年建築の30号棟の前
第3見学広場で説明を聞く

 約1時間も上陸が終わり、我々は再び船上の人となった。帰りは出遅れて最後の方に乗ったが、それでもCB1300@と管理人は船の2階に場所を取った。右回りで島を回って帰るから右舷方向がベストだ。船の屋根に邪魔されながらも写真を撮ったが、一番邪魔者は黄砂だった。ひどく霞んでいます。


ドルフィン桟橋側
黄砂がひどいので少し画像処理しました

桟橋と反対側

長崎港に帰って来ました
グラバー邸が黄砂で霞んで・・・

 12:00に下船し、港に来る道にあった回転寿し「しーじゃっく 長崎大波止店」で昼食。いつものツーリングの昼食ならアルコール不可だが、今日は1日運転はない。昼間から乾杯してるやんか。

 さて、既にレポートを書くのが面倒になってるから、この後は駆け足をお許し下さい。
 午後の観光は徒歩移動で「大浦天主堂」「グラバー園」。グラバー園は船から見えた通り少し高い位置にあるけど、エスカレーターに乗って上がるので楽ちん。ここにはレンタル衣装があって、コスプレ?の女性やカップルがいました。管理人はお節介にも声をかけてカップルの写真を撮ってあげたんだけど、後ろ姿だけでもマイカメラで撮らせてもらえば良かったと反省。


大浦天主堂
内部は撮影不可、撮ってるやついたなぁ

エスカレータから見た長崎市街
黄砂で曇ってる

旧グラバー住宅
よく見ると右端にコスプレおねーさんが

 次に目指すは「平和公園」。歩くには遠いので、チンチン電車で移動する。グラバー園の横のホテルの従業員に、平和公園への行き方を聞く(乗り継ぎがあるので、聞いて正解)。駅の看板に惑わされながら「大浦天主堂下」駅(一部の者は一駅先の終点「石橋」から)乗車し、「築町」駅で120円払って乗り継ぎ券をもらい、反対ホームから「松山町」行きに乗りかえた。 聞いてなかったら2回お金を払ったかもしれませんね。


グラバー園のハートストーン

全員で記念撮影

乗り継ぎ乗車券

 平和公園に着いたら既に16時を過ぎている。まだまだ行きたいところがあるから急がなければ行けないのですが、ここでちょっと意思疎通が出来て無くて時間をロス。次に管理人は「浦上天主堂」にある原爆資料室のつもりだったのだけど、一部の者は「原爆資料館」に行ってしまって、さらに浦上天主堂は本日拝観不可だったので、ここの「原爆資料室」に入れるかどうかは確認せず、すぐ「原爆資料館」の方に向かったら、また入れ違いになって。結局「原爆資料館」に皆で入館しました。ややこしいなぁ。

 長崎は坂の街だから、山手側の住宅街の市道には、老人や障害者のためのモノレールが設置されているらしい。それを見に行こうと言ってたけど、既に時刻は18時近くなっていたから泣く泣く諦める。で、もう一度路面電車に乗って長崎駅に移動し、おみやげ物を物色したあと晩ご飯。
 晩ご飯は、港にあった「リンガーハット 長崎出島店」。リンガーハットが長崎らしいかどうかは別として、とりあえずチャンポンを食べたという事になったわけだ。そういえば、「このとき」もリンガーハットでしたね。盛岡で「大阪王将」よりは"よし"としましょう。

 コンビニで飲物を買って、ホテルの部屋に集合し乾杯した後、それぞれの長崎第2夜は更けていく。
 本日の走行は・・・ありませんでした。


平和公園

長崎型原爆模型(ファットマン)

リンガーハットで乾杯


 

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