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◆北海道ツーリング

  2008年08月08〜16日実施

 

襟裳岬は何でもある?

08月13日(水)

 06:00前には皆が起きていた。昨晩からの雨は止んでない。8日に出発して以来、初めての本格的な雨だ。ちょっと気分は重い。昨日の洗濯物も乾いてないのでさらに重い。

 晴天なら早朝出発だったので朝食の予約はしてなかったし、07:00過ぎに銀鱗荘から約5分位のところにあるローソン釧路浪花町店に店長、U氏、管理人の3人で買い出しに行く。いつも通りのパンの朝食だ。途中にあった煉瓦造りの倉庫、行きはただの倉庫と思っていたが、帰りに前を通ると、「浪花町十六番倉庫」という名前で、イベントホールになってある。こんな感じです。釧路という街だけでも色々観光は出来るのでしょうが、それはまたいつか。
 雨が止まないかと暫く待っていたが結局止まない。仕方がないので濡れた洗濯物をバッグに詰め、レインウエアを着て8:35に出発する。

 10:00、うらほろ森林公園横のザ・ベジタブルショップ21で休憩。雨はもうほとんど止んだようだ。


洗濯物が乾かない

浪花町十六番倉庫

牧場に止まると牛が寄ってきた

 豊頃町のハルニレの木に到着したのは10:30。「ハルニレの木」は十勝川に河川敷にある高さ17m樹齢140年のハルニレの大木。2本の木が寄り添うような感じ。雨が上がったばかりだったけど、青空をバックに写真を撮りたかったなぁ。本州ではなかなか見られないような風景です。

 11:40、愛国駅到着。愛国駅は1987年に廃線となった日本国有鉄道、広尾線の駅で同線の幸福駅とともに、「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで大ブームを起こした。この愛国駅で我々のバイクのステッカーを見て声をかけてきた女性がいた。以前枚方市に住んでいた方で、RP武蔵でバイクを修理をした事があるという。武蔵のお客さんがツーリングに来ていると思っていたらしく、オーナーがいるとわかると驚いていた。で、その方のご主人を見ると首からレンジファインダーカメラをかけている。話しかけると管理人も持っている「安原一式」だった。ご主人は3000人しかいないオーナーの2人がここに集まったと驚いていた。最近はレトロのカメラにはまっているそうだ。
 愛国駅を後にして幸福駅に着いたのは12:45。 幸福駅は愛国駅同様に観光客がいっぱいで、廃線から20年以上経っているにもかかわらず、観光地として人気を保っていた。


ハルニレの木

愛国駅

幸福駅

 次の目的地は「襟裳岬」。店長が「『何もない春です♪』と歌われているように、本当に何もないのかこの目で確かめたい」と言い続けてきた地だ。でもその前にお昼ご飯。幸福駅のある国道236号から海岸線を走る336号で行く訳だから、その途中、236号沿いのガイドブックにも載っている「味の龍月」に行く事にする。
 13:45、味の龍月到着。名物は「牛とろ丼」。店員さんも「牛とろ丼や豚丼を注文する方が多いです」と言っていた。管理人は牛とろ丼の並を注文。780円。店長とU氏は大盛りを注文。後で考えれば、+105円で大盛りだからずいぶんお得だった。味はおいしかったです。この味でこの値段で、もし近所にあったら度々食べたいです。

 さて、満腹になったところで出発。海岸沿いの国道336号に出る。この道は黄金道路と呼ばれている。険しい岸壁に道路を造ったので、黄金を敷き詰めたほど金がかかったからそう呼ばれている。現在も崩落事故防止やコーナーを減らすためだろう、迂回トンネルなどの工事が続けられて、さらに黄金を敷き詰めていた?
 確かに険しい道だけれど、バイク乗りにとっては楽しめる道だった。ところどころ、波をかぶる事はあったけど。
 さて、このあたりはを走っていると、意外に暖かい。北海道に来てから大阪の暑さとのギャップも有り寒いと感じていたが、ここは道東より暖かいのか、今日が暖かいのか、体が慣れたのか、昨日より着るものを1枚減らしたけれど問題なかった。ただ、長いトンネル(3215mの 宇遠別トンネル?)だけが入った瞬間から異常なくらい寒かった。

 国道336号から道道34号へ。15:30に襟裳岬到着。「襟裳の春は何もない春です♪」うそだー。実際の襟裳は人は住んでる、お店はある、旅館もある。何でもある街でした。


味の龍月 牛とろ丼 大盛り

黄金道路

襟裳岬の売店とバイク群


襟裳岬の灯台

襟裳岬

襟裳岬の旅館

 336号襟裳国道を走り、17:47に本日の宿泊地「馬っ仔ハウス」に到着。建物はログハウスでおしゃれな喫茶軽食の店、その地下が本日の宿泊場所。
 「えっ!2階じゃないの?」事前にネットで調べた情報では、ライダーハウスは2階を開放しているとなっていた。地下室へは1m四方ぐらいの入口から入る。内部はコンクリート打ちでセメントのにおいが充満している。どっかからもらってきたような畳をひいた部屋10畳間が2つ。コンセントはあるが、電灯は地下全部で一灯だから暗い。案内された時に店の人からランタンを持ってますか?と聞かれたぐらいだ。
 予約を取った管理人は、すごくみんなに悪い事をした気分になった。帰ってからさらに調べると、地下が宿泊場所という情報があった。チェック不足でした。他の設備としては、風呂は無いけど洗濯機は有り。トイレはくみ取り式。使用したトイレットペーパーが下に落ちなかった時のために水を入れたバケツが横に置いてあって、ひしゃくで流すというのには笑えた。でも外にある簡易トイレに行く事を思えば充分でした。宿泊料金は500円。

 食事の前に、昨日は入ってなかったからお風呂に行った。バイクで数分のところにある静内温泉の静内温泉老人福祉センター。入湯料金は400円。根室で入った銭湯が420円だったから、ここは安くてキレイで文句なし。いい温泉でした。ここに入れば銭湯なんて入る気にならない。

 戻って食事は19:00から。普通の軽食・喫茶の店。管理人はハンバーグを食べた。遅くまでワイワイやれる店ではないから21:00くらいには寝ていた。
 本日の走行は338.0km。


馬っ仔ハウス

えっ、ここから入るの?

内部はこんな感じ


静内温泉老人福祉センター

カンパーイ

ハンバーグ定食を食べました


 

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