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◆平成19年 原付ツーリング

  2007年05月27日実施

 

原付2種・天橋立ツーリング

05月27日(日)

 RP武蔵ツーリングクラブの特徴のひとつである、原付2種ツーリングを開催した。参加は、モンキー改(クラッチ交換済)、XR100モタード×2台、リード100、アドレスV110、V-link125、シグナス125の原付2種軍団と、FTR、ホーネット250×2台、FZ6の合わせて11台。

 管理人のリード100は出発前に総走行距離が42,600kmを超えている。加速・燃費が悪くなってきていることと、今回は距離が300kmを超えるかもしれないことから、これまで15,000km走行ごとに交換してきたVベルトを前倒しで交換した。普段は手入れらしいことはしない。洗車もほどんど無し。でもほぼノントラブルと言って良い。「消耗部品の早めの交換」「日常の走行時の異常を見逃さない」、これを守れば本当に長持ちする。「当たりのバイク」だったと考える人もいるだろうが、原付バイクとして、分をわきまえた乗り方をすれば、普通はこのぐらいの実力はあるだろう。しかし過去のレポートを見ていただくとわかるように、普通ではない過酷な使い方をしている。既に限界は超えているという声もある。でも2サイクルエンジンながらこれまでの平均燃費は29km/Lを超える。

 さて、集合は7時30分、枚方のいつものバイクショップ前。国道1号線から枚方大橋を渡り府道枚方亀岡線で国道9号線に出て、「道の駅 ガレリアかめおか」で1回目の休憩。まだ、1時間も経っていなかったがこの休憩は結果オーライであった。すぐ再出発しようとしたがアクシデント発生。ホーネットの1台のチェンジペダルが落っこちた。すぐ六角レンチで締め直したが、なぜここまで気づかなかったのかという疑問もあるが、もう少し休憩を先延ばしにしていれば走行中に落ちたと思うと、ちょっとラッキーであった。
 何かが起こるツーリング。今回はこれで済む・・・はずはなかった。

 9号線と27号線の交わるところにある「ドライブイン 丹波の里」で休憩。ここから27号線に進路を取る。途中、後ろから来た変な1BOXカーにあおられたり無理な追い越しをされたりした。オートバイをじゃまと思ったのか、それとも50ccが走っていると思ったのか(ナンバーの色をよく見ろ)。我々の前は車が詰まっており、流れに乗っていたので譲る必要は全く存在しない。こちらは原付2種である。最高速も4輪車と同じ。
 あえて言う。ドライバーにはこのような者がけっこういる。管理人も短めの車間距離で走っているのに、無理な追い越しをされたことは数多くある。前に車が入れるスペースがないから当然寄せてくる。殺人に近い行為だ。無茶をする2輪ライダーもいるけど、4輪が2輪に対して行うと死亡事故も起こりうる。普段から憤っているので長めに書かせてもらった。
 この後、工事現場の臨時信号で止まったときに、その1BOXカーを抜かせてもらった。そして、2度と追いつかれることはなかった。ほんとに無意味な行為だ。


わかりにくいけどチェンジがはずれてます

この車が我々の邪魔をした。たぶん日産キャラバン

 さて、そうこうするうちに日本三景のひとつ天橋立に到着。11時10分。ここまで順調である。ここで、原付2種以外は駐車場に止めてタンデムをする。廻旋橋から先は自動車進入禁止だが、125cc以下はOK。だから今回は原付2種ツーリングなんだけど。しかし、アドレスV110は念のためタンデムを止めた。なんでもここに来るまでにバイクから「バシッ」と異音がし、駆動系がカラカラいっているそうだ。2つ目のアクシデントにならなければよいが。
 ちなみに管理人は日本三景のすべてに行ったことがあります。松島と宮島は仕事でしたけれど...。


廻旋橋を通る船

松並木を走る

きれいな景色

 今日は天気も良く暖かい。観光客もそれなりにいる。それらの人に気を付けながら原付2種軍団は松並木を抜けて反対側に到着。これは歩くとかなりの距離だ(調べましたところ約3.6km、1時間かかりますね)。皆がレンタサイクルに乗っているのは正しい。原付2種はもっと正しい。
 時間は12時、ここでお昼になった。和食と中華の店「すえひろ」でお食事。チラシ寿司定食を食べている前で、豚角煮ラーメン。メニューには中華丼もある。不思議だが料理人は和食と広東料理の方がいるそうだ。納得。

 食べ終わった後、リフトに乗って笠松公園に行った。バイクや荷物は「すえひろ」さんで預かって頂きました。ご主人ありがとう。
 11人中、学生3人はリフトに乗らずに自力で上まで登っている。若いって元気だ。
 上まで登るとおきまりの「股のぞき」をやりました。で、下りるときもリフトを乗ったのだけど、待っている間にケーブルカーがやってきて先に出発し、再び自力で下山した3人組にも負けました。


みんなで記念撮影、クリックすると

リフトに乗って笠松公園へ

股のぞきした風景はクリック

 再び松並木を通り、みな自分のバイクに乗って帰路につく。アドレスはカラカラ音がするし、ガタガタもしているので、ガソリン給油の時に工具を借りてチェックする。有限会社小室石油 丹後由良SSの皆さんありがとう。
 駆動系のカバーをはずしたら中からクラッチを止めているナットがコロッと落ちてきた。シャフトがナットのところで折れている! それで突然大きな音して、カラカラいったり、ガタガタしたりしていたのだ。原因はU氏が自重を考えずに無理な走りを試みていたことか、シャウトに細い中空のパイプを使っていたメーカーの責任か。どこかのジェットコースターの様な出来事で、金属疲労を「探傷検査」で見つけるべきだったのだろうか。
 既に壊れてからも走れているし、カラカラ音の原因であるナットも取り除いたのでそのまま再スタートする。走り出せばクラッチは固定されるから無茶をしないようにして走る。それでもけっこうなペースであったと思うが。
 途中、「道の駅 和(なごみ)」と「ガレリアかめおか」で休憩しながら18時40分頃、無事に帰着。めでたしめでたし。
 19時過ぎからいつも通り家にバイク置いて打ち上げとなる。次回6月は伊勢に行こうという話も出た。


折れています

ビールをいただきます

 本日の走行は295km(天橋立を走った原付2種)。リード100は極力全開することを押さえて、バイクに優しい走りを心がけ、無事壊さず帰ってくることを目指したが、その結果32.8km/Lと高燃費であった。アドレスも見習ってね。


 

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