前のレポート  バックナンバーの選択  次のレポート


◆平成18年 ロングツーリング

  2006年05月03日〜05日実施

 

境港・水木しげるロード、余部鉄橋

05月03日(水)
 本年最初のツーリングの目的地は境港「水木しげるロード」と「余部鉄橋」。HP管理人の希望である。参加はCBR954、ゼファー750、FZ6、DR-Z400SM、ヴェクスター150の5台。
 7時45分枚方を出発する。淀川新橋を渡り大阪中央環状線を右折しようと信号待ちをしていたら、先頭のヴェクスターに後ろから声が掛かる。「釘が刺さっているぞ」
 「釘?」出かける前にバイクを拭きなが確認してきたので前から刺さっていたと言うことはない。とすれば出発してからパンクしたと言うことだ。早い、何キロ走った?時間にして25分。波乱の幕開け、不吉の前兆、暗雲立ちこめる、先が思いやられる、いろいろな言葉が頭を駆け巡る(大げさな)。早速、中央環状線へ曲がったところで修理をしてスタンドでエアを入れて完了。チューブレスタイヤで良かった。
 国道171号線→43号線→2号線と目的地は山陰だけれど、まずは瀬戸内・山陽側から西へと走る。岡山ぐらいまで中国自動車道か2号線しかまっすぐ西に走る道はない。予定では第二神明以外は有料道路を使わない方針なので、とりあえず2号線。須磨から第二神明に乗る。が、この道が至るところで大渋滞。ここは高速道路かそれとも有料道路か。路肩走行禁止の表示はついぞ見ない。すり抜けして走ってもいいのだろうか悩む。無料区間の加古川バイパス、姫路バイパスを通り12時30分、SA姫路で休憩を取る。昼食時間だがもうちょっとで一般道路に出ると言うことでお昼は我慢する。
 太子竜野バイパスの福田ICで国道179号線(出雲街道)に出た。昼食場所を探すがあまりいいところが見つからない。13時15分、やっと「道の駅しんぐう」で食事にありつく。管理人はうどんが食べたいと思っていたけど、食べたのは「肉にゅうめん」、肉うどんではない。ん?そっか、ここは揖保川沿い。つまり「揖保の糸」でそうめんの本場だ。


見事に釘が刺さりました

国道2号線にて

昼食の肉にゅうめん

 14時に道の駅を出発。179号線をCBR954、ゼファー750、FZ6、ヴェクスター150の4台がバイクを交換しあって走る。ヴェクスターの管理人もCBR954とゼファー750に乗ったが、CBRは速いけど前傾がきつく手首が痛くなったのですぐ交代。ゼファー750はオーソドックスなバイク。少しガタがきているがツーリング向きのポジションで乗り易かった。FZ6は次のツーリングで乗らしてもらおう。
 さて、179号線から181号線で初日の宿泊地である大山のペンションに向かう予定であったが、院庄を過ぎたあたりで16時。まだどれだけ距離があるんじゃい。17時着予定とペンションに伝えてあるが絶対不可能ということで、電話で遅れる旨伝え、久世ICから米子自動車道を使う。溝口ICまでのつもりだったが、その手前5kmぐらいで渋滞に引っかかる。この道は片側1車線と2車線が交互にあり、この渋滞も1車線区間で発生し2車線区間で解消というものだった。ちなみに溝口の先で2車線になるから最後まで渋滞。
 それでもずいぶん時間短縮となって、18時過ぎにペンション「リバティークラブ」に到着し、即ビールで無事到着を祝った。夕食は19時、再び缶ビールで乾杯、また地ビールも勧められ飲んだ。飲んでばっかりですね。で、本日の走行は296km。


大山です

カンパーイ!

本日の夕食です

05月04日(木)
 本日は朝8時30分に出発し・・・なんて予定を立てていたけれど、朝食が8時だったからちょっとゆっくりの出発になった。
 目指すは境港の「水木しげるロード」。国道431号線を使って10時30分に到着。すでに駐車場待ちの車であふれかえっている。幸いにもバイクはすぐ止められた上に無料だった。


ペンション「リバティークラブ」

執筆中の水木先生

もう一丁、水木先生


ねずみ男列車

郵便ポストにも鬼太郎

砂かけ婆とねずみ男

 「水木しげるロード」は歩道の脇にいろんな妖怪のオブジェが並ぶ商店街。水木先生の出身が境港ということでできたのだけれども、100体以上のオブジェに記念館(行列ができていたから今回はパス)、JRにはオールペイントの鬼太郎列車etc. なかなか力は入っている。感心したのは土産物のお菓子。箱や包装紙の表面に妖怪キャラが描かれているのは当然として、裏面とか側面に水木先生の略歴が書いてあったり、「水木しげるロード」の地図があったり、「目玉おやじの誕生」秘話が書かれているお菓子もあった。
 12時に境港を出発。日本海沿い9号線(山陰道)で今日の宿泊地「余部」に向かう。14時に「ポート赤崎」で遅めの昼食。このあたりに来ても道路標識には右折は大山と書かれており、大山は大きいと感じた。
 14時40分、赤崎発。東へ東へ9号線を走る。昨日今日と非常に天気は良い。昨日は夕方になって少し肌寒かったが、今日は暑いぐらいだ。行楽客も多く、鳥取砂丘付近に来ると道路が渋滞し始めた。砂丘に行く予定はないから迂回する。この後ちょっとミス。余部に行くには日本海沿い(178号線)を走らねばならないが、分岐路を間違え9号線へ曲がってしまった。しかし、バックすることはせずに、少し遠回りになったが県道を通って海岸沿いに戻った。
 そんなことをしていると、時間が足らなくて本日も到着が遅れるかと思ったが、意外や意外、17時に着いてしまった。本日の宿泊は鉄橋の真下にある民宿「川戸屋」。まだ明るいので食事までに散歩でもと勧められたが、ビールで乾杯してしまった。ただし、夕食後に夜の餘部駅に散歩に行って写真を撮ってきた。皆で駅まで行ったが、この駅は細い急な坂道を登って行くから1人だったら怖い感じがする。でも行って良かった。時刻表を調べていたわけでないが、ちょうど19時53分の浜坂行きに遭遇した。
 本日の走行は186km。


民宿「川戸屋」

本日の夕食

19時53分の浜坂行

05月05日(金)
 朝6時、5人中4人が食事前に餘部駅に散歩に出かける。またもや時刻表を調べていたわけでないが、ちょうど6時28分の豊岡行きが鉄橋を渡る風景を撮ることができた。またバイクを使って海側からも写真を撮ってきた。少し残念だったのは、ホームから鉄橋を渡る列車の写真を撮ると、どうしても朝日が逆光になること。鉄橋の付け替えの話が進んでいるから、早めにもう一度写真を撮りに来たいものだ(駅周辺には、さようなら余部鉄橋ののぼりが立っている)。


餘部駅ホーム

6時28分の豊岡行

海側より望む

 宿に戻って朝食を取り、帰るルートを相談。昼食を出石で食べようということになる。海沿いを走っていると城崎マリンワールド付近で大渋滞。ゴールデンウィークだからしかたがない。城崎温泉を越えたところで時間も早いから急遽「玄武洞」に立ち寄った。玄武洞は160万年前に起こった火山活動で流出したマグマが冷え固まってできた、規則正しい六角形のきれいな玄武岩の洞。10時から30分ほど見物する。
 出石到着は11時10分。すでに車の渋滞(駐車場待ち?)は始まっていたが、そば屋は空いている。時間は早いが今のうちにということで店に入る。1人前5皿+追加5皿の1人10皿食べる。


玄武洞

玄武洞

出石のそば

 食後は観光もせずここからは帰るだけ。426号線から9号線。亀岡経由でなんと枚方へは16時着。これは早い。打ち上げは18時からということにして、いったん皆は帰宅する。本日の走行は211km。トータル693km。ヴェクスターの燃費は33.30km/Lだった。なお、今回かかった経費は宿泊・食事・ガソリン・通行料などで29699円。おみやげや帰ってきてからの打ち上げ代も含めて36994円であった。
 


 

前のレポート  バックナンバーの選択  次のレポート