◆平成17年 ツーリング
2005年08月12日〜13日実施
十津川温泉・大台ヶ原
08月12日(金)
今年のお盆のツーリングは、メンバーの仕事や家庭の都合もあり、参加3名の少人数であった。行き先は涼しい所へ行きたいと言うことで当初信州方面なども検討されたが、所詮1泊なので無理をせず大阪から手近な紀伊半島十津川村方面となった。
遠くに行く訳ではないから8時出発で十分と思っていたが、結局出発はそれより遅い8時30分。3台のバイクは枚方を出発した。スケジュールはとりあえず高速で和歌山まで行き、42号線から奇絶峡を経て十津川温泉泊。2日目は当日に考えようという、実にいい加減なものである。言い方を変えればお気軽ツーリングでもある。まったく初めての所へ行くのでなく、走り慣れている道もあることから特にこのスケジュールで不安はなかった。心配と言えば、今日明日の天気予報がちょっと悪いことだ。雨ぐらいはいいけど、山中で雷が鳴らないことだけは祈る。
大東鶴見ICで近畿自動車道に入る。ここから和歌山まで一気に走る。途中で小雨が何回かあったが、合羽を着るほどで無し。今回の最小排気量はヴェクスター150。一応、高速道路に乗れる排気量だが、最高速は100kmちょいしか出ない。望むと望まざるとにかかわらずおとなしく80kmで走るしかない。お盆の時期なので、渋滞情報を携帯でこまめにチェック。海南東あたりから渋滞があったため海南ICで高速を降りる。高速を出て1回目のガソリン給油を行う。今回は目的地が近いからのんびり気分で、1度止まると30分ぐらいは休憩してしまう事が多かった。このスタンドでも給油後に結構休んでいた。
 高速で和歌山へ向かう |
 これも高速で |
 海南ICを出てガソリン給油 |
スタンドを出て42号線を多少の渋滞はすり抜けしながら順調に走る。御坊市街を過ぎたあたりにあった食道兼仕出し弁当屋のマーキュリーで昼食。ここでも結構ゆっくりしながらルートの検討を行い、予定の奇絶峡に行かずに、南部で424号線に曲がりまっすぐ十津川に向かうことになった。
424号線を走り出して、ヴェクスターのもうひとつの問題点が足を引っ張る。このバイクは左のバンク角が全然無いのだ。サイドスタンド(正確にはサイドスタンドを出すための出っ張り)がすぐ地面にぶつかる。市街地を走っている分には気にならないが、タイトなコーナーが続く山道になると非常に恐ろしい。
龍神村の西(住所です)で休憩を取る。この後は十津川までずっと山道になりそうなので、近所のお店の方にガソリンスタンドの場所を聞く。すぐそばにあるらしい。当初計画は「十津川の上湯露天風呂に入ってから民宿へ行く」であったので、県道735号線へ行こうとしたが、どうも道が険しそうなので国道425号線に変更。したところが、地元の方が「国道は車が多いよ」と教えてくれたのでやっぱり県道に変更。
県道は確かに車の通行はほとんどない。しかし道路幅の狭いところやタイトなコーナーも多い。そのうえ、路面には小さな落石や砂などの見られる。メンバーのゼファー750がいつも通りコーナーに苦しんでいる。ヴェクスターがゼファーを振り切ろうとするが、スタンドをガリガリ擦ってペースが上がらない。
途中、右手の羽生川に釣り橋が架かっているのを発見。バイクを止めて渡りに行く。こんな小回りが利くのもバイクツーリングのいいところだ。と思ったら通行止め。残念。で、その手前にあった陰陽師「阿倍晴明」の妖怪退治の碑で記念写真。
 龍神村、国道と県道の分岐 |
 渡れない吊り橋Movie |
 阿倍晴明の碑 |
17時、上湯温泉露天風呂に到着。入る時間が無さそうなので、明日の朝、時間があればということでそのまま民宿に向かった。17時30分、十津川温泉民宿「松乃家」到着。とりあえずビールで乾杯。時間がないのでお風呂は後回しにして先に夕食。
ここのお風呂は2カ所ある。建物内にある家族風呂が1つ。男女別の普通のお風呂は無い。それと屋上にある露天風呂。中で男女別になっているが、屋上に上がる階段に使用中を表示するカードが置いてあるので、我々が入っているときに他の宿泊客が入ってくることはない。当然女性と鉢合わせするハプニングも無い。残念。でも、当然露天風呂に入った。本日はペルセウス座流星群が極大の日であり、露天風呂の裸電球を消して満点の星空を見上げていたが、流れ星は現れてくれなかった。まあ、これだけの星空なので明日も天気は大丈夫だろうと信じて初日を終える。本日の走行269km。
 民宿屋上の露天風呂 |
 露天風呂からの景色 |
 露天風呂入口 |
08月13日(土)
民宿のチェックアウトは9時。我々は9時30分(!)に出発し、昨日は素通りした上湯へ向かった。まず川にかかっている1人乗りロープウェイ「野猿」に乗る。対岸に渡る体力はないので、撮影したら即、引き返し。スタート時間が遅かったので露天風呂は無しにして、大台ヶ原に行くことに。「涼しいところに行きたい」がキーワードだったからいいのだけど、天候が怪しい。枚方では朝から雨という情報も入ってきている。日本一雨の多い大台ヶ原で、雨を避けられるか?ちなみに管理人は「雨」と「前の見えない霧」の大台にしか行ったことありません。
大台ヶ原に行くには、十津川からまず169号線に行かなければならない。またまた山道の425号線を走ることになった。ヴェクスターとゼファーには厳しい修行だ。ヴェクスターはガリガリやっている。
大台ヶ原ドライブウエイに入ると、気温がぐんぐん下がってくる。駐車場まであと10km、もう少し、と寒さに耐える。幸い雨は大丈夫。
 野猿の乗り場? |
 一応「野猿」に乗ってみた |
 途中で見つけた猪脅し |
13時、大台ヶ原駐車場に到着。とりあえず長袖のシャツを出して着込む。暖かい、ほっと(ホット?)する。時間も時間なのですぐお昼ご飯。バイクを止めた目の前にある食道に入った。ここは温かいうどんが嬉しい。食後、ビジターセンターなど見学。昭和36年にドライブウェイが完成し、観光客が増えてきたのだが、そのため多少なりとも生態系に変化が見られるそうである。一度、人の手が入るともう元には戻せない。ドライブウエイのおかげで手軽に自然を楽しめるようになったが、自然を壊していることになっている。う〜んでも、また来たいな。
さあ、これからは一路枚方だ。309号線行者還林道を予定していたものの、途中通行止めと言うことで、ルートを大宇陀、榛原、柳生に変更して帰るはずだったが、柳生の手前で奈良公園に行く道に曲がり、木津ICから京奈道路(これは便利だった)で田辺西ICまで。ここで夕食をとって、19時に方向の違う1人と別れる。2人は枚方へ。19時30分帰宅。枚方では今日は何度も雨が降っていたようだが、我々は雨に遭わずラッキー。本日の走行251km、2日間トータルで520km。ちなみに管理人ヴェクスターは34.63q/Lと高燃費。総経費は16200円だった。
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