◆平成10年 番外ツーリング1998年9月5日実施
こもれ陽ツーリングクラブのメンバーの一員である、マスゲンです。今回は同じ職場の先輩2人で、プライベートツーリングとして、大台ヶ原へ行きました。しかし、勤めていた会社が8月10日突然倒産して、社員たちは離ればなれになってしまいました。でもこれからもバイク好きの仲間達と付き合っていこうと、クラブを作りました。クラブの名前は、M・PRECISION RIDER`S CLUBです。
早朝6時、僕の自宅前にきてくれたCB750Kさん、本当に有り難う。いざ出発、磐船街道(168号線)、163号線、24号線と走行して、目的の集合場所は、西名阪高速道、郡山I・C付近のファミレスの駐車場。Z750さんは、すでに到着して僕たちを待ってくれました。天気は快晴でしたが、湿度が低く寒く感じ、これから山へ行くのに益々寒くなるのではないかと、少し不安でした。
大迫ダムの入口で休憩。Z750さんが、僕に「あんた、はよ走るから、予定より早く着いたじゃないか。」と、CB750Kさんは「いやいや、下ばっかり見ていたから遅かったんや。」僕は「こんなおいしい道、走りたくなるよ。」と、もう愚痴がはじまりました。
大台ヶ原は、世界で一番降水量が多い場所で、年間で4000oにもなるそうです。今回は、雲は少しあるが空はどこまでも青く、湿気がなく涼しく感じ最高の天気でした。Z750さんが「今日、天気がよいのは日頃の行いが良かったからやで。」と、自慢げに言いました。僕は、ふと考えた。こもれ陽のメンバーに雨男がいる。『真面目にやっていけば、雨なんか降らないはずだ。』と、勝手な判断を出してしまいました。この時の時間は11時、ゆっくりとコーヒーを飲みながら談話をしました。次の目的は、入之波温泉へ。
大台ヶ原を後にして、高度を下降。帰り道の方が、ずっと景色がよい。そう、深い谷底で、急斜面を見下ろす豪快なダウンヒル。最高でした。先頭を走っていたのは、CB750Kさん。15年以上前のバイクなので、大事に扱い、あまり走らないだろうと思ったら、そんなことはない、結構良く走ってました 。800CCにボア・アップしたから、以前より良く走るようになったはずでしょう。
大迫ダムの入り口まで行き、ダムを渡り、狭い1.5車線の道路を走行し、5分ぐらいすると、入之波温泉五色湯に着きました。小さいホテルの玄関に入り、フロントで入浴料500円払い、早速温泉へ!。風呂場は小さいが、清潔でとても明るい。露天風呂に入ると、そそり立つ山々が、見事な景観で気分爽快!。庭に一本の木があった。よく見るとそれは、紅葉の木でした。半分紅くなっていた。そう、ここで小さい秋、見つけました。大台ヶ原ドライブウエイで、ススキの穂がたくさん見かけたから、もう、すっかり秋です。
来た道と同じ、東熊野街道(169号線)で帰ることに。しかし、さっきまで寒かったのに、吉野川沿いで蒸し暑くなってきた、渋滞気味で思うように進まない。しかしなんだか眠くなってきた。こんな時には歌を唄う。
CB750Kさんは、抜け道を知り尽くしてるので、ただ付いて行くだけでした。全く知らない道で、本当に行けるのかなと思いながら走っていくと、無事に自宅に着きました。CB750さんに、「どうもお疲れさまでした。」と、さよならにしました。この時の時刻は午後5時15分でした。
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