水槽のセット
DELTA SPACEで使用している水槽と、濾過装置、セッティング方法などを紹介します。

S水槽(30cm63本使用)用の濾過装置です。底面フィルターと同じ、砂利(大磯)による濾過が中心、補助に10cm角にカットしたウールマットを使用しています。S水槽は種親用(1ペア〜♂3、♀4位まで)と生後1.5ヶ月までの稚魚用に使用しています。
S水槽用濾過器として使用しているセットです。漏斗は100円ショップなどで売っている直径10cmほどのものです。ウールマットは15mmほどの厚さのものを10cm角にカットします。
ウールマットの中央にエアーチューブを通し、漏斗の穴から抜きます。
エアーチューブの先は写真のように斜めにカットしておくと、ウールマットに通すときに楽です。
水槽にセットするときは、下に少し砂利を敷き、その上にウールマットをのせ、さらにその上に砂利を置き、漏斗を被せます。
漏斗を被せたら砂利を集めて漏斗を埋め込んでしまいます。
漏斗を使った濾過方法の最大のメリットは、掃除が簡単なことです。小型水槽をたくさんお持ちの方は試してみたらいかがでしょうか。
漏斗は縦置きの水槽の後部に置き、砂利も後ろに集めてしまいます。水槽を砂利ごと消毒した後など、新たにセットする場合は稚魚の入っている水槽から砂利を一握り移します。こうするとバクテリアが速く増え、短時間で水が出来ます。また、稚魚が元気に泳いでいる水槽の砂利ですから、雑菌などについても比較的安全といえるでしょう。
これで完成。仕組みは簡単ですが、原理は底面濾過と同じで、水を砂利の下から吸い上げて循環させることにより、砂利の濾過能力を高めています。♂2♀3くらいで週一回水換え、三週間で丸洗いします。稚魚水槽の場合は週一回水換えのみで約1.5ヶ月このまま、丸洗いはしません。水換えのときは、ポンプ付きのホースで水を吸わなくなるまで抜いてしまいます。丸洗いのときは、プラケースに2リットルほど水を取り、親魚を入れます。残った水で砂利を良く洗います。水槽の内部を洗い、一度きれいな水ですすいで漏斗をセット、プラケースの水を魚ごと元に戻し、注水してすべて完了です。
M(36cm)、L(40cm)、45cm水槽、合計56本はスポンジフィルターを砂利に埋め込んで使用しています。フィルターを砂利に埋め込むことによって、砂利の隙間に水の流れができ、漏斗を使った濾過や底面濾過と同じに砂利を有効に利用できます。スポンジフィルターを外に出してしまうと、砂利の濾過能力は外に面している部分に限られてしまいます。
L水槽で80尾前後、1.5ヶ月から成魚になるまで育てます。水換えはやはり週に一回、一ヶ月で丸洗いします。
水換えや丸洗いの間隔はあくまでも目安ですから、必要に応じて行ってください。


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