〜 リュウイン篇 〜

 

【十四 馬盗人(一)】

 

 

 岩に背もたれながら、ヒースはぬれた髪を手ぬぐいでかきまわした。

 チラと後ろを盗み見ると、肌の白がまぶしかった

 やっぱ、先生はきれいだぜ。

 白い躯に流れるような黒い髪。せっかく垢を流したばかりだというのに、赤く染めてしまうのは惜しい。

 オレしか知らないんだぜ。

 長身には精悍さとともにそこはかとなく艶気が漂う。

 言ってみりゃあ、先生もお年頃ってヤツだよなあ。乳なんて、あんなにいい形してるしさ。

 いいなあ。オレも早くおとなになりてぇなあ。

 ふたり並んだところを思い浮かべる。

 長身の黒髪の美女と、さらに長身の金髪の剣士。金髪のほうはかなり美化されているが、本人は気にしない。

 窓辺に腰かける女剣士に、竪琴を奏でてきかせる金髪の男。声は高く澄んで、女剣士はうっとりと目を閉じる。

「素振りをするのではなかったか」

 空想は破られた。

 目の前に、褐色の髪の美人が立っている。じょうぶでごわついた服を着て、腰には長剣を佩いている。

「もう、終わったよ。休んでたとこさ」

「ここはずいぶん眺めがいいな」

 リュートは川を見やる。水浴びの場所が丸見えだ。

「いつでも見張れるようにさ」

 ヒースは悪びれなかった。

「何を?」

「美女を襲う野獣とかさ」

「口の減らない」

 リュートはヒースの頭に手を置いた。

「少しは練習しなさい。刃物は棒とは勝手が違うのだぞ」

「はいはい。傷つける度合いが違うから、正確に振れなきゃいけないんだろ。わかってるよ。今、練習するよ。ところでさ、先生」

「ん?」

「また、胸デカくなった?」

 殴られた。

 


 夕刻までにボグニーの街に入った。

「ねーさん、頼むよ。ここの料理が楽しみで、ムリを押して来たんだ。だからさ」

 注文を打ち切った店に、ムリを言って入れてもらう。

「まず、ぶどうのワイン煮! それからぶどうの炭酸割りとぶどうのシャーベットと……」

「デザートだけかい」

 おかみが渋い顔をした。

「鴨のシチューと青菜の炒め物、白パンとチーズももらえますか」

 リュートが後を引き継いだ。

「先生、デザートだけでいいよ」

「好き嫌いはよくない」

「たまにはいいんだよ! 各地のデザートを食い尽くすのが、人生で二番めのテーマなんだから!」

「お客さん、注文はこれでぜんぶですね」

 リュートがうなずく。

「えーっ、まだ半分しか頼んでねーよ」

「明日にしなさい」

「一期一会だぜ。明日、もしオレの身になにかあってみろよ。先生、ゼッタイ後悔するって。あのとき腹いっぱい食わせてやればよかったのにって」

「見かけねぇ顔だな。どこのもんだ」

 カウンターで酒をくらっていた男がふり向いた。

「オレたち、親を亡くしたきょうだいでさ、ふたりで街から街をさすらってんのさ」

 ヒースは軽口を叩いた。

 店の客たちがゲラゲラ笑った。

「きょうだいだとよ」

 ヒースはすばやく店内に目を走らせる。

 突き指してるヤツがいるな。きれいに包帯を巻かれてる。

 こっちのヤツは転んだのか頬に湿布を貼ってる。

 どっちもシロウトの技ではない。

 同業者アリか。この街じゃ、本業はムリだな。

「仕事を探してるんだ。手っ取り早く金になる仕事。なんかないかな」

「そっちのねえちゃんなら、いくらでもあるだろ」

 客のひとりが下品に笑った。

「ダメダメ。うちの先生は愛想はねぇし、気が短くて。こないだなんか、言い寄ってきた男を川に投げこんじまった。力はあるんだ。マジメに稼げる仕事はないかな」

 客たちが笑った。

「ジャジャ馬か。美人がもったいねぇ」

「言っとくけど、オレも力はあるよ。なんかないかなあ」

「ぶどう摘みの仕事ならあるかもなあ。農園あたってみな」

 料理が運ばれてきた。

 ヒースは片っ端からがっついた。

「それはなんだ?」

 椅子の背にかけた袋を指さされる。

「竪琴」

 ヒースはいっぱいに頬ばったまま答えた。

「弾けるのか」

「もちろん」

「陽気なのをやってくれや」

「タダじゃ弾かねぇよ」

 ヒースは食べるほうに夢中だった。

「ふん、ガキが偉そうに」

 カンに触った。

「一皿につき一曲かな。払ってくれりゃ歌うよ。言っとくけど、オレ上手いから」

「しょってやがる」

 客は笑い、興じて一曲求めた。

 ヒースは溶ける前にとシャーベットを飲みくだし、水で喉を整え、指を手拭きで念入りに拭くと、袋から竪琴を取りだした。

 実は調弦済みである。

 客を待たしちゃ、商売にマイナスだからな。

 弦を弾いて音を確認すると、深く息を吐いた。

 気が鎮まる。

 歌いだした。

 陽気な歌だった。

「なんの歌だ」

「ジャンデッカー村の祭りの歌さ。夜中までたき火を囲みながら踊るんだよ」

「あんたの生まれた村か」

「旅してると、いろいろ覚えるのさ。ティノ村の歌はどうだい? 成人の祭りで女の子を口説くときの歌は。それとも、笑い祭りの歌がいいか? ペンヘール村じゃ、ひと晩笑い続けると鬼が逃げるって言い伝えられてんのさ」

「どっちもやってくれ」

 あっという間に、夕食の勘定はチャラになった。

「スピカータ村には龍の子の伝説があって、祭りンときには猫を池に放りこむんだぜ。どうなると思う? おっと、続きはお代をいただいてからだな」

「もう、肩代わりする皿はねぇだろ」

「じゃあ、おもしろ話を聞かせてくれよ。この村の祭りとか、できごととか、陽気なヤツをさ。今日はサービスだ、コインを出せとは言わないさ」

 店には笑い声が響き渡った。

「愉快なヤツだな、今夜はうちに泊まれ!」

 太った男がヒースの肩を抱いた。

「前の街でも誘われたっけな。そいつは夜中に笑いこけて、シャツのボタンがみんな弾けとんじまった。とたんに、おかみさんに追いだされたよ、ほうきをふりあげて」

 手をふり回してみせる。

「よくも仕事を増やしやがって! ボタンを縫うのは馴れてるが、亭主の腹までは縫えないよってね。亭主は笑いすぎて、腹が裂けちまったのさ」

 飲んべえたちが爆笑する。

「だから、遠慮しとくよ。また明日、よろしく」

 酒の席での約束ごとなどアテにならない。ついて行ったあげく、おかみさんに嫌がられ、朝になって、亭主が一言。

『おめぇ、誰だ?』

 そんな目には一度遭えば充分だ。

 それに……。

「じゃ、そろそろお開きってことで。これから宿を探すよ。どっかいいとこないかな」

 リュートが立ちあがると、酒飲みたちの視線が集中した。

 腕が伸びるその前に立ち、ヒースはいちいち手を握り返した。

「あのねーちゃんなら、稼げるぜ」

 誰かが言った。

「やめときな。逆さづりにされちまうぜ」

 ヒースは笑っていなして、リュートを戸口から押しだした。

「あれぐらい言われても、私は何もしないぞ」

 リュートがうす暗がりで苦笑した。

「オレがヤなの!」

 あんなねぶるような目で見られてたまるか! オレの先生なんだぞ!

 馬車に近寄ると、リュートがヒースを遮った。

「何者だ!」

 一喝した。耳の奥がビリビリした。

「待ちましたぜ、この馬の飼い主ですかい?」

 馬車のそばから、フードをかぶった男がゆらりと立ちあがった。

「いい馬ですねぇ。そっちの葦毛のほうですぜ。実にいい! 馬車引きなんかにゃもったいない。出すとこに出しゃ、それなりの値がつきますぜ。だが、このまま駄馬同様の扱いをしちゃあ、ムダに年をとるばかり。実力も引きだせやしない。物は相談だ。あたしに預けなせぇ。きっといい飼い主を見つけてやりますよ」

「失せろ」

 リュートが低い声で言った。

「脅して値をあげさせようったって、そうはいきませんぜ。こちとら商売人だ。適正価格ってヤツで取引させてもらいましょ。剣に手をかけたってムダですよ。あたしも多少は心得がありましてね。飾りもんを振り回されたところで退がりませんよ」

「しつこいぞ」

 ヒースは馬車を出した。

 商人は馬に乗り、なおもついてくる。

「損はさせませんよ。あたしにお任せなさい。こんな機会、めったにあるもんじゃない」

「売りもんじゃねぇの! 先生が怒ると怖いぞ。早いうちに帰れ」

「ねぇ、坊ちゃんからも口添えしてくださいよ。あの馬は、あたしに会うために、この街に来たようなもんだ。なんてったって、隣の街には王子殿下がいらしてるっていうじゃありませんか。ご婚約者のお姫さまと一緒に」

「バァカ、もし、そうなら、この街だって大騒ぎになってるだろ。だまされるもんか」

「だから、あたしたちの情報網はバカにできないってんです。なんでも、お忍びなんだそうですよ。あの方たちに売ればいくらになると思います? あなたたちじゃ相手にしてもらえないでしょうが、あたしぐらいになると、いくらでもツテはあるもので」

「王子だろうとなんだろうと、売らないよ」

「あの馬がかわいそうだと思いやせんか? 名馬に生まれながらただの馬車馬で一生を終えるなんてねぇ。狩り場で先頭を切ってもおかしかないのに。立派な鞍に王子さまかなんか乗せてね。いやね、あたしは何も、坊ちゃん方の扱いがどうこう言ってんじゃないですよ。むしろ、たいしたもんだ、あんな名馬をこれだけ立派に育ててるんですからね。ただ、あの馬には一度ぐらい華々しい思いをさせてやっても悪かないと、こう思うわけですよ。そうだ! 坊ちゃん方も馬丁として王子さまに売りこんであげましょう。そうすりゃ馬と離れなくて済みますし、坊ちゃん方もラクしていい暮らしができる! そうだ! そうしましょう!」

 オレよりしゃべるヤツがいやがる。

 世の中、広いなあ。

「悪いこと言わないから、おとなしく引っこみな。うちの先生、気が短いから」

「年若いご婦人と坊ちゃんのふたり連れじゃ、行く先々いろいろ不都合もおありでしょう。金なんていくらあっても困るもんじゃあない。ここはどーんとあたしに任せてごらんなさい。王さまの馬番となりゃ、金も名誉も身の安全も、みぃんな手に入るんですぜ。こんないい話、ほかにありませんよ。王さまの馬番! ね? 気分いいでしょう?」

 あーあ、地雷踏んじまった。

 光が走った。

 商人の喉元に長い刀身が当てられた。

 動じなかった。そっと刀身を眺め、ご執心の馬上の主に笑い返した。

「この剣! この剣も値打ちものですな。この刃先! 手入れがよく行き届いていらっしゃいますな。いやあ、相当の達人とお見受けしました。すばらしい! 明るいところでよく拝見させてくださいよ。ご婦人にはちょいと重たすぎるんじゃありませんか? 手ごろなモノを探してきてさしあげましょう! 代わりに、これをあたしに預けちゃくれませんか。いやいや、もちろん差額はたっぷりお支払いしますとも。これなら、買い手は山ほどつきます。思いきり高値で買いとらせましょう。もしかして、王子さまご本人がお買いあげになるかも知れません。いや、しかし、これほどの剣の使い手となると、見当もつきませんな。強いて言うなら、昔、あたしが隣の国で見かけたきっぷのいいお嬢ちゃん、あの子が大きくなってりゃ、使いこなせるかも知れませんねぇ。そういえば、この馬とよく似た葦毛に乗って……」

 商人は急にぎくりとして、リュートの顔に見入った。

「もしや、もしやと思いますが、ラノックの街で、ぶどう摘みの娘さんを助けた女剣士のお嬢ちゃん?」

 リュートは剣をひいた。

「ヒルブルークの宝石商か」

「ああ、やっぱり! それならそうと早く言ってくださいよ!」

「先生、知り合い?」

 ヒースが訊ねると、リュートはうなずいた。

「こう暗くなくちゃ、きっとひとめでわかったんですけどねぇ。あのときのお嬢ちゃんなら話が早い。貸しを返してもらえませんかね」

 リュートは答えなかった。

「借りがあっちゃ、そちらも寝醒めが悪いでしょう。相手がお嬢ちゃんとあっちゃ、あたしもムリは申せません。そこで、だ。仔馬をくれるというのはどうで? ご心配なく、あたしが種つけは世話しますよ。これで貸し借りはナシだ。どうです? いい話でしょう!」

 ダメだ。

 葦毛が発情するのを見たことがない。

 外見にはわからないが、おそらく去勢されているのだ。

 なぜって?

 いつでも使えるように。

 先生はそうとうシビアなとこで育ったんだろう。

 だが、わざわざ教えてやる義理はない。

 ヒースは黙って事のなりゆきを見守った。

「あたしはね、お嬢ちゃんにもうけ話を持ってきたんですよ。何ひとつ損をさせやしませんよ。なんたって、あたしゃ、お嬢ちゃんにほれこんでるんだ。こうして再会できたことだって、うれしいんですよ。この国に逃げこめたのだって、あたしがお触れを先んじて教えてさしあげたからでしょう?」

「何に追われている?」

 リュートが口を開いた。

「そちらもスネにキズ持つ身ではなかったか」

「それとこれとは……」

「己が逃れるために葦毛が要るのだろう? 預けたが最後、もどらぬことはわかっている」

「いえいえ、よもやそんなことは……」

「あいにく、この馬は私のほかは乗せない」

「またまたぁ、あきらめさせようったって……」

「先生はウソをつかねぇよ」

 ヒースは口をはさんだ。

「あんたとちがってな。そいつ、オレが近づくだけでにらむんだぜ。餌だってまともに喰ってくれやしない。それより、何から逃げようってんだい? 先生は腕がたつし、相手と金によっちゃ相談にのるぜ」

 用心棒でひと稼ぎできるかも。

 いよいよ、オレも剣デビューか。

 ようやく稽古は棒術や弓から剣に移ったところだ。実戦で試してみたい。

「向かい討てるような相手じゃございませんよ」

 商人の顔に皮肉な笑いが浮かぶ。

 目から愛想の色が消える。

「よもや、こんなところでかち合うとはね。お嬢ちゃん、あんたも気をつけなせぇよ。さっき、そこの店から出たヤツが、その葦毛をさんざん眺め回してどっかに消えましたがね。もしや、タレコミ屋かも知れませんぜ。酒を買う金欲しさに、そういうヤツはどこにでもいるもので。我らが祖国のお姫さまがご自由に出入りなされば、歓迎したくないお客人もうごめき出すわけで」

「隣国の間者がいると?」

「お尋ね者は注意するに越したことはないと。おやおや、また貸しを作っちまったかな」

「王子たちはどこにいる」

「一昨夜は西の街にお泊まりだったとか。今ごろはレンフィディックにもどられる途中だそうで。仲間うちでは、そういう話でしたけどねぇ」

 リュートが何かを商人に放った。

「なんですか? 財布? はした金じゃゴマかされませんぜ」

 商人はニヤニヤ笑いながら財布を開けた。

 凍りついた。

「なんですか、これは」

「石だ。大金を運ぶのによいと言ったのは、誰だったかな」

「こんな大金、いったいどうしたんです」

「稼いだのさ」

 得意そうにヒースは言った。

「あんたみたいに汚い手は使ってないぜ。まっとうな金さ。オレたち腕はいいんだ。ま、これで貸しはチャラな」

「ありがたくちょうだいしときますよ」

 商人は何度も財布の重さを確かめた。

「借りができましたな。次にお目にかかったときには、きっと返しますよ。馬と剣の話もそのときに。ところで、この坊ちゃんはどうしたんで。髪が真っ白じゃないですか」

「よけいなこと訊いてんじゃねぇぜ。とっとと消えろ。でなきゃ、気が変わってそいつをとりあげちまうぜ」

 暗がりでは色ははっきりしない。だが、金髪だと教えてやる筋合いもない。

「そりゃあ、たいへん」

 商人はひやかすように笑い、手綱を引いた。

「次の機会まで預けときますよ、あたしの馬と剣」

 馬首を変え、駆けだした。

「誰だい、ありゃ。貸し借りがどうの、馬がどうのってうるさいヤツだな」

「おまえに言われては終わりだな」

 リュートは苦笑した。

「あれだけの大金、もったいねぇな。先生、気前がよすぎるよ」

「あぶく銭だ。どうせ身につかぬ。それに、あの男には借りがある」

「あの詐欺師に?」

「髪や肌を染めることも、手配が回っていることも、あの男に教えられた。今、また、あの国の者が来ているとも」

「ウソかも知れないぜ」

「あの男も私も、たぶん敵は同じなのだろう。ならったほうがいい、この街を出よう」

「来たばっかりなのに」

「おまえは来なくともよいのだぞ。いや、私と一緒のところを見られている。念のためだ。髪を染めなさい」

 リュートの染料では明るすぎた。炭をまぶしてどうにか明るい栗色におさめる。

「多少の汗はいいが、あまり濡らさないようにしなさい。混ぜものをした分、ノリが悪い」

 街を抜けて、南東へ向かった。王都レンフィディックとは逆の方向である。

「隣の国じゃ、黒髪は殺せってお触れが出たんだろ?」

 馬車を葦毛と並べながら、ヒースは訊いた。

「そンとき逃げたのはわかる。でも、今度はなんで逃げるんだい? これじゃまるで、黒髪のお触れは、先生をねらって出されたみたいじゃねぇか」

 笑い飛ばしてくれよ。

 しかし、答えはなかった。

 ヒースは解した。

「先生、何やったんだい? 敵って、誰だい?」

「私と一緒にいると、ロクなことがない。おまえはどこかで別れて……」

「先生のかあちゃんのことだから、どっかの悪党を敵に回しちまったんだろ? まったく親子そろって要領が悪ぃんだからな」

 ヒースは終いまで言わせなかった。

「おまけに、あんな詐欺師に儲けをやるなんて。安心しな。オレの分が残ってる。きっと役に立つから」

 前の街で用心棒をやり、誘われてバクチに加わった。ヒースはそこそこに当たったが、リュートは一発で大穴を当てた。

『金貨は重いな』

 早々に石に替えた。

『いいか、ヒース。ざくろ石は色合いと透明度が命だ。ごらん。これは少し淡いだろう。こちらには混じりものがある』

 たっぷりと石の講釈を受けた。

 ヒースの稼ぎは少なかったから、現金のままとりおいた。

 急ぎの旅となった今は、換金する間も惜しい。現金を手元に残したのは正解だった。

 

 

   

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