放尿する和美
どんと背中を突かれて後ろ手に拘束された和美が生まれたままの素っ裸で納戸部屋から出てきた。長い髪は乱れに乱れ唇の端には白濁をへばりつかせたままの和美は呆然とした表情を浮かべている。
「先生がおしっこをしたいそうだ。準備してやってくれ」
洋輔の言葉に一哉はにんまりと笑うと座卓を片付けリビングにビニールシートを敷き始めた。和美は彼らがまた自分に屈辱を与える予感に小刻みに膝頭を震えさしている。
バケツをシートの真ん中に配置すると和美は背を押されてその前に立たされた。
「さあ、そこでおしっこをして下さい。見物させて貰います」
和美の顔面から一気に血の気が引いた。信じられないと言う顔付きで和美は洋輔を見た。
「そ、そんなもの見て何が楽しいの?馬鹿な真似はよして」
「もう、聞き飽きましたよ。そのセリフ。先生が悔しがるのを見て俺たちは楽しむんです。それに奴隷になるにはこの程度、当たり前です」
「先生がどんな顔しておしっこするのか俺たちも知りたいんだよ」
洋輔が諭せば一哉が嘲笑する。和美はこれらの小悪魔たちの残忍さに魂も凍る思いがしていた。
「由香里、お手本を見せてやれ」
洋輔に言われた由香里は黙ったままバケツの前に立った。Tシャツをたくしあげると薄い叢が和美の目に飛び込んできた。
「由香里が立小便するのに邪魔だからあそこの毛は定期的に剃り上げているんです。先生にも明日、してあげます」
洋輔に耳元で囁かれた和美は生きた心地もしない。空虚な目を見開いて由香里のその部分を注視するだけであった。
「先生、見てて下さい」
由香里は掠れた声を出すと水がバケツの底を叩き始めた。
和美はとても正視に耐えられず思わず顔を背けた。
「駄目ですよ。由香里が可哀想です。見てやって下さい」
洋輔は和美の顎を掴むと再び視線を由香里に向けさせた。
やがて、水音は止み、由香里はティッシュペーパーで後始末を終えると壁際に戻って座り込んだ。由香里は決して喜んでそんな行為を演じたわけではない。羞恥より彼らの折檻の恐怖の方が大きいのだ。
「さあ、やって見せて下さい。先生」
洋輔に肩を突付かれ膝を付いた和美は涙を滲ませた瞳を見開いて洋輔を睨み付け振り絞るような声を上げた。
「私はトイレに行く自由も無いの?あなたたちは鬼よ。悪魔よ」
激情に駆られ思わず口走った和美だったが尿意は差し迫っている。悔しさに歯を噛み鳴らしながら和美はすすり泣いていた。
「よく、言ったぜ。先生。いつまで我慢が続くか見物してやるよ」
限界が近いと知った一哉は和美を立ち上がらせ、再びバケツの前に押しやった。
少年たちはビールやコーラを手にバケツの前に立つ和美を囲んで談笑を始めた。
生まれたままの素っ裸を後ろ手に括られ、排尿を立ったまま強制させられる和美はそんな彼らを憤怒の篭った眼差しを向けた。彼らに捕われ犯された我が身に加えられる羞恥の洗礼。尿意が差し迫った和美の心は次第に怒りが怯えに変化してゆく。
「ねえ」
和美が掠れたような声を出したので一哉はニヤリと笑って顔を上げた。和美が我慢できずに放尿すると見て取ったからだ。
「するわ。だから、手を自由にして」
「駄目だぜ。先生はいつ暴れ出すとも限らない。後始末なら俺たちがしてやるから伸び伸びとそこでやらかすがいいぜ」
一哉に笑われた和美の頬に新たな悔し涙が尾を引いた。しかし、膝頭はブルブルと震え和美の限界が間近いのは明らかだった。
「じゃあ、今日は特別にしゃがませてやりますよ。先生」
洋輔は立ち上がると和美の肩を抱いてバケツの前に腰を落とさせた。
「明日は茂みを剃り上げたら堂々と立ってやって見せてくれますね?」
理不尽な洋輔の要求に和美は頷くしかなかった。しゃがませてもらえるだけでも有り難いと思う隷属の心を和美に植え付けたことに洋輔は満足を覚えている。
「じゃあ、バケツに跨って下さい」
洋輔の手助けを借りて和美が由香里の液体が底に残るバケツの上に跨ると一哉と裕司がにやけた笑いを浮かべて近くに寄ってきた。
「もったいぶらずに早く見せてくれよ。先生」
ふざけた調子で一哉に火照った頬を突付かれた和美は一瞬、鋭い視線を投げかけた。しかし、それはすぐに伏せられ和美は悔しさを噛み殺すようにぐっと唇を噛み締めるのであった。
「さあ、恥ずかしいのはほんのひと時です。勇気を持って始めて下さい」
背後に取り付いた洋輔に白く滑らかな臀部を隠微に擦られた和美はその感触にぶるっと全身を震わせた。
「お願い。もっと離れて。近くに来ないで」
和美の必死の哀訴も小悪魔たちの嘲笑を買うことしか出来ない。一哉は形の良い顎をぐいと掴むと自分の方を向けさせた。
「まだ、注文つけるのかいい加減にしろよ。あと三つ数えるうちに始めないとこっちにも考えがあるぞ」
一哉に乳房を弾かれ、脅された和美は気弱に睫毛を伏せてしまう。しかし、まだ決断は付きかねていた。
一哉のカウントダウンは瞬く間に終った。しかし、和美はバケツに跨ったまま涙の潤んだ瞳を床に落すだけだった。
「代わってくれ」
遂に堪忍袋の緒が切れた一哉は洋輔に代わって和美の背後に付くとその太股に手を掛けたまま立ち上がった。
「ああ、何をするの?」
女児に放尿をさせるような姿勢で軽々と和美を抱え上げた一哉はしてやったりと会心の笑みを浮かべていた。
「さあ、このままやらかすんだ。おしとやかに座らせてやったのに中々か始めなかった罰だ」
「嫌、嫌よ」
頭を打ち振って和美が悲痛な叫びを上げても一哉は意に介さない。それどころか万力のような力で締め上げ和美の両足を極端に割り裂いたのである。
「さあ、これでいい。教師の貫禄を見せてやらかしな」
裕司がバケツを手に持ちその前方に配置すると一哉は勝ち誇ったように宣言した。
和美は真っ赤になった頬を右へ左に打ち振り、消極的な哀願を繰り返している。しかし、彼らがそれに応じるつもりはないのは火を見るより明らかだった。
下腹に鈍痛さえ感じ始めた和美は遂に観念した。彼らの望む醜悪な姿を晒すことがこの難局を乗り切る唯一の方法だと自分に言い聞かせた和美は堪えに堪えていた下半身の緊張を解いた。
「おっぱじめたぞ」
和美の漆黒の繁みを突き破り、水流が迸ると裕司がそれをバケツに上手に受け止める。
和美は真っ赤に火照った頬を横に伏せ、瘧に掛かったように全身を震わせながら大きく両足を開かされた姿勢のまま排尿を続けていた。小悪魔たちは教師の放尿図を声もなく見守りながら興奮を噛み締めていた。
水音が止まりようやっと和美の放出は終わりを告げた。
「もう、いいのかい?先生」
洋輔に乳首を突付かれると和美は大きく溜息を付き力無く頷いて見せた。小悪魔たちによる強制排尿は和美の心に大きなダメージを与え、和美は途方も無い疲労感を感じていたのだ。
「由香里、先生にシャワーを使わせてやれ」
洋輔は和美の後始末を終えると隅に小さくなっていた由香里に命令した。
奴隷宣告
和美がシャワーを浴び、由香里に付き添われリビングに戻ってくるとビニールシートは片付けられテーブルが元の配置に戻っていた。シャワーを浴びせられ少しは不快感が解消された和美ではあったがその表情は疲れを隠せない。
「由香里。先生を拭いてやれ」
洋輔に命じられた由香里は侍女よろしく和美の裸体をバスタオルを使って拭い始める。和美は空虚な瞳を開いていたが床に散らばる自分の下着を見て思わず涙ぐみそうになり視線を逸らした。
「そこに座りな」
由香里にすっかり拭われ、後ろ手に縛ったままの和美の裸の肩を突いて一哉はテーブルの前に座らせた。
「先生。随分、溜まってたじゃないか?すっきりしただろう」
馴れ馴れしく一哉が剥き出しの乳首を弄っても和美はぴったりと揃えた膝を崩さずその悪戯を甘受している。
「じゃあ、先生の持ち物検査といくか。いつも俺たちのを検査をしてるんだからな」
洋輔はそんな事を言うと和美のバックの中身をテーブルの上にぶちまける。
「こいつは鳴るとうるさいから切っておこう」
洋輔はまず目に付いた携帯電話の電源を落とす。
「そうだ腹も空いたな。裕司、これで食い物を買って来てくれ」
洋輔は和美の財布を開くと中から一万円札を無造作に抜き出し裕司に渡した。
「あなたたち、泥棒の真似までするのね。呆れるわ」
一哉に乳房を弄ばれる和美は吐き捨てるように呟くと横を向いた。
「まあ、何とでも言って下さい。そんな口を利いてるといつまで経ってもここから出られませんよ」
洋輔は含み笑いを浮かべると更に財布の中を丹念に調べ始めた。
「ほう、こんなものまで持ってるんだ」
洋輔はコンドームを取り出して和美の目の前に突き付けた。それは恋人との行為の際、突発的な事があった場合に備えて和美が持ち歩いているものだった。
「先生。僕たちの持ち物検査をしてこんな物が出てきたら何て言うのかな?先生はいつでもやれるように持ち歩いているんですね」
顔を背ける和美の鼻先にそれを突き付けて洋輔は勝ち誇ったように笑うのだった。
「よし、今度は俺がそれを着けて先生を楽しませてやるよ」
一哉は悔しそうに歪む和美の横顔を覗き込みふざけている。和美はどんな言葉で揶揄されようと黙ったまま口を閉じていた。そうすることがこの難局を切り抜ける唯一の方法だと心に信じている。
「腹ごしらえがすんだら、今度は撮影会です。二人を同時に楽しませたりして大いに喜んでくださいね」
洋輔はムービーデジカメを手にして和美に微笑んだ。
「そ、そんな事をするのは止めて」
和美は小悪魔たちの悪辣な計画に思わず声を荒げて抗議した。しかし、それは儚い抵抗だという事は承知している。
「毎日、撮影します。調教日記と称してね。それを共有ソフトに載せて全世界に発信します」
「お願いだから止めて。誰が見るか判らないわ」
後ろ手に縛られた裸身を震わせて和美は哀願した。しかし、洋輔は笑って取り合わなかった。
「顔はモザイクで隠して上げますよ。俺たちも歴然とした証拠を発信するほど馬鹿じゃありせん」
「ひ、ひどいわ」
再び、嗚咽の声を洩らし始めた和美を無視して洋輔たちは裕司の買ってきた食糧をついばみ始めた。
「由香里、お前も食べろ。先生の奢りだ」
一哉は弁当を一つを呆然と座っている由香里に押し付ける。
由香里がおずおずと箸を使い始めると一哉は相変わらず涙を流している和美の肩を抱いた。
「先生もパンでも食わないか?」
口元にパンを突き付けられた和美は激しく頭を振った。とても食欲など湧かない和美であった。
「えへへ、それじゃ、後で俺の物をたっぷりとしゃぶらせてやるぜ」
一哉は淫猥な笑いを浮かべるとパンにかぶりついた。どこまでも貪欲な彼らを目にして和美は自分の判断が甘かった事を痛感した。
「さて、撮影を始めようか」
満腹になった洋輔たちは和美の私物が散らばったままのテーブルを隅にどけると座り込んだままの和美を取り囲んだ。
「ま、待って。腕を自由にして、痺れてきて堪らないの」
容赦ない悪魔たちに和美は嘆願した。水分を含んだことにより皮紐は固くしまり、和美の両腕は感覚が無いほど締め上げられているのだ。
「我儘な先生だな。繋がってから前手錠にしてやるよ」
洋輔は和美の抵抗を恐れて簡単には拘束を解こうとしない。
撮影用のライトが灯され、洋輔が手にしたデジカメが無機質な音を響かせると裕司と一哉は和美の左右に腰を落として性急な愛撫を開始した。
「むむっ」
正座した股間をこじ開けるように一哉が指先を侵入させると和美は顔を仰け反らせくぐもった声を洩らした。心は拒否しても反応を示してしまう我が身を和美は恨めしく思っている。そんな和美を見透かしたように一哉は酷薄な笑みを浮かべると赤く火照り始めた耳に口を寄せた。
「先生。そんな悔しそうな顔をするんもんじゃないぜ。身体は正直じゃねえかこんなに汁を滴らしてよ」
一哉は股間から抜き取った指の汚れを和美の頬で拭うと眉を寄せて辱めに耐えている和美の表情を楽しそうに覗き込んだ。
「口を吸ってやりな」
一哉に促された裕司は和美の顔を自分の方に向かせると乱暴に口を合わせた。
拒絶する間もなく、裕司の舌先で口中を愛撫され、和美の身体の中心点から生じてくる疼きは本格的な物になった。もう、彼らのなすがままになるしかない。和美は悲しい諦めの中に沈んでゆく自分を知覚した。
ようやっと裕司の口吻から解放された和美は荒々しい息を吐き、目尻から涙を滴らせていた。
「よし、裕司の上に跨りな」
下半身を露出し、寝そべった裕司の上に載せ上げようと一哉は和美の両肩を掴んだ。
やがて、和美の蜜壺の中に裕司のいきり立つ物は埋没し、和美はその感覚に眉を寄せた。
「さあ、待たせて済まなかったな。手錠にしてやるよ」
和美を締め上げていた皮紐を外した一哉は両手を前にして手錠を掛けた。
「さあ、腰を揺すりな」
一哉に汗ばんだ肩を叩かれた和美は自分では動こうとはしなかったが裕司の腰を跳ね上げる行為に誘発されるように自らも腰を上下させ始める。
荒々しく悶える和美を一哉は満足そうに見てビールを飲み干した。由香里を手なずけた時と同じ方法で小悪魔たちは和美を追い詰めている。冷酷なカメラはそんな和美の姿を詳細に納めている。正に彼らの思うがままに和美は操られていた。
様々な体位を取りながら和美を楽しんだ裕司は波打つ白い腹部に射精して果てた。
「楽しかっただろう。こんなになっちまってよ」
一哉は行為の後始末をしながらからかうと和美は一哉の言葉に自らの惨めさを痛感したかのように嗚咽の声を洩らし始める。
「さあ、今度は俺の番だ。しゃぶり抜いてそのまま吸い上げてくれ」
和美の髪の毛を引き掴むと一哉は強引に自らの股間に導いた。和美は遠慮がちに口を開くとその屹立を口に含む。むっとする臭気と嫌悪感が和美の身体を貫いた。しかし、拒絶しようものならタバコの火を押し付けられると思うとその酸鼻な行為を止めるわけには行かなかった。
「良い気持ちだぜ先生。さすがに音楽の先生だ。尺八もうまいぜ」
一哉はそんなことを言いながら和美の頭髪を触って悦に入っている。裕司が背後からたわわな乳房を揉み始めても和美は一心不乱にその行為を続けていた。
「よし、いくぜ。ちゃんと飲み込むんだぜ」
一哉は和美の髪の毛を掴むとその欲望を排出した。舌の上にその迸りを受け止めた和美は込みあがってくる吐き気に耐えてその粘っこい液体を喉の奥に落とし込む。生徒の欲望の塊を口に含むなど昨日までの自分には想像も出来ぬ行為だった。和美の目尻からは新しい涙が尾を引いて流れ落ちている。
「先生。口を開けてご覧」
ようやっと口を離すことを許された和美にカメラを構えた洋輔が声を掛けると和美は言われるまま大きく口を開いた。その内部をしっかりと収めた洋輔はいったんカメラを止めた。
「ここでカメラに向かって言うんだ。私は皆様の奴隷です。好きなようにして下さいってビラビラを開きながらな」
一哉は俯いている和美に向かってこんな事を言い出した。和美は激しく頭を振ってそれを拒否した。しかし、そんな事で引き下がる連中ではない。一哉はライターに火を付けると和美の乳首を一瞬炙った。
「な、何をするの?」
熱さに悲鳴を上げた和美は怒りの篭った視線を一哉に投げた。
「先生が言うことを利かないと身体中に押し付けるぜ」
いきなり一哉は熱せられたライターの金属部分を和美の乳房に押し付けた。激しく身悶える和美に裕司もライターを押し付ける。
一哉は薄笑いを浮かべながら涙を溜めた和美の瞳を覗き込んだ。
「先生。やりますね。今度はタバコの火ですよ」
一哉がこれみよがしに火の付いた先端を震え始めた和美の鼻先に指し示した。
「判ったわ。言う通りにするから、そんな酷い事は止めて」
「よし、足を大きく開いてそこをおっぴろげな」
一哉に背中を叩かれた和美は言われたとおりに足を広げた。
「もっと、広げるんだよ」
和美の背後にまわり、自分の腕に抱き取った一哉は更に屈辱のポーズを要求する。
「よし膝を立てろ」
言われるがままに膝を立てた和美は震える指で自らの大陰唇を大きく寛げた。
洋輔の手にするカメラが再び廻り始めた。和美の足の先端からカメラはゆっくりと移動して顔を捉える。
一哉が耳に口を寄せて和美に屈辱の言葉を要求する。
「わ、私、橘和美は本日より皆様の奴隷です。す、末永く可愛がって下さいませ」
しゃくりあげながら奴隷宣言を言い終えた和美は洋輔の許しが出るまでそのままの姿勢を取らされた。
「よし、OK」
洋輔がカメラを止めると和美は遂に号泣の声を放って泣き崩れた。しかし、そんな和美の姿にも一片の燐情も覚えない洋輔は服を脱ぎ始めた。
「撮影は終わりだ。俺も楽しませてもらうよ。先生」
カメラを止めた洋輔は震える和美の肩に手を掛けた。