窮地に立つ和美

 「馬鹿なこと言わないで私はあなたたちの教師なのよ」

 洋輔は和美の切羽詰った表情を見てせせら笑った。

 「僕たちの言うことを聞かないと由香里は血だらけになっちゃいますよ」

 胸に押し当てられた刃先が更に食い込むと由香里は小さく悲鳴を上げた。身動きをすれば余計に刃先が食い込む由香里はみずからその衝動を抑えている。

 「どうするんですか?先生。教え子が血だらけになるのを見物しますか?」

 洋輔は楽しそうに笑いながら窮地に立たされた和美を見物している。和美は教え子たちの前に肌を晒す事に躊躇して下を向いている。しかし、洋輔は容赦なく和美を追い詰めてゆく。

 「戸惑っている場合じゃありませんよ。由香里の悲鳴なら幾らでも聞かせて上げます」

 刃先を乳房に突き立てさらに由香里が悲鳴を上げるに及んで和美は遂に決断した。

 「止めなさい。脱ぐわ」

 怒りを孕ませた瞳を向けて和美は洋輔に言い放った。

 「とうとう、覚悟を決めましたね。ではじっくり見物させて貰いましょう」

 ニヤリと笑った洋輔はナイフを引っ込めると隠微な視線を和美に向けた。

 和美は恐れもプライドも封印すると上着を脱ぎ、ブラウスのボタンを外す。震え出しそうな自分に叱咤しながら和美はスカートを床に落とすとベージュ色のブラジャーとパンティだけの姿になってその場に佇んだ。

 「さあ、これでいいでしょう。好きにしなさい」

 挑戦的なまなざしを向ける和美に洋輔は薄笑いを浮かべると裕司に目で合図した。

 「先生。両手を後ろに回して下さい」

 裕司は手で手錠をちらつかせながら近づいてきた。

 「私の自由を奪うつもりなの?」

 「そうです。先生は気が強いから由香里と違って安心できません」

 洋輔はそう言って笑うと再びナイフを取り出した。

 和美は顔を曇らせると胸の前で合わせていた両手を背後に回した。

 和美の両腕に手錠が音を立てて嵌められた。遂に和美は自ら虎口を突破する手立てを失った。

 「さあ、先生。楽な気持ちになって下さいね」

 一哉は和美の背後に廻るとその優美な肩を掴んでその場に腰を落とさせた。自分はソファに座った一哉は和美の両腕の囲い込むようにしてブラジャーに包まれた豊満な乳房に手を掛けた。

 「止しなさい。そんなことは許されないわ」

 生徒に乳房を弄られる嫌悪感に身を震わせながら和美は刺々しい声を放った。

 「まだ、諦めが付かないんですか?先生は僕たちの奴隷なんですよ」

 「だ、誰がそんな事を許すもんですか。あなたたちの思い通りにはならないわ」

 目の前に腰を落としてきた洋輔の言葉を激しい声で遮った和美は怒りで肩を震わしていた。そんな強がる和美を横目に見ながら洋輔はタバコに火を付けると薄笑いを浮かべながら口を開いた。

 「先生は自分の口からブラジャーを外してって頼むんですよ」

 「そんな事、頼むわけがないでしょう」

 和美が反発の言葉を口にすると洋輔はいきなり火の付いたタバコをブラジャーに押し付けた。

 「やめて、熱い、熱いわ」

 布を通して激しい熱さを感じた和美は必死に身を捩ってそれから逃れようともがいた。しかし、一哉が背後からそれを許さない。遂に焦げ臭いにおいがあたりに漂い始めた。

 「止めなさい。熱い、熱いの」

 洋輔はタバコの火を遠ざけると残酷そうな笑みを浮かべて荒い息を吐く和美を見た。

 「どうですか先生。まだ、我慢できますか?自分でお願いしないと全部黒焦げになってしまいますよ」

 再び、タバコの火が押し付けけられ、和美は悲鳴を上げて足をばたつかせた。

 「今度はこっち側も押し付けてやる」

 裕司が面白がって反対側の乳房にもタバコの火を押し付けるに及んで和美はとうとう金切り声を上げた。

 「ゆ、許して。もう、止めてよ」

 悪魔のような連中の前に涙を滲ませ哀願する和美には既に教師としてのプライドは消え去っていた。ただ、脅迫に屈した弱い女の姿を露呈してるだけであった。

 「もう、嫌なんだろう。先生」

 問い掛けに激しく頷いた和美を見て洋輔は満足した笑みを浮かべた。

 「さあ、言って下さい。先生」

 洋輔は悔しそうに涙を滲ませた和美の顔を覗き込んだ。

 「ブラジャーを外して」

 自らの口で訴えた和美は堪らない屈辱感に嗚咽する。しかし、小悪魔たちはそんな和美をただ面白がるだけで憐憫の情のかけらもみせずに囃したてるだけであった。

 「じゃあ、先生。外しますよ」

 一哉が背後のホックを外すと洋輔が肩紐をナイフで切断した。遂にたわわな乳房が明らかになると小悪魔たちは歓声を上げた。

 「さすがに色気たっぶりだ。由香里とはわけが違うぜ」

 裕司がそんなことを口走りながら可憐な乳頭に手を伸ばすと和美は不意に激しい声を放った。

 「お止めなさい。悪戯すると許しませんよ」

 燃えるような怒りを孕んだ和美の瞳で睨み付けられた裕司は思わずその手を引っ込めてしまう。しかし、そんな反発の姿勢を見せた和美を彼らが許すはずもなかった。

 「まだ゛、そんな事を言ってるのかい。俺たちに任せておきな」

 一哉が背後から双の乳房を乱暴に揉み上げると和美は激しく抵抗して一哉の手を振り解いた。

 「あなたたち自分が何をやっているのか判っているの?教師に暴行しているのよ。こんな事、許される筈もないわ」

 必死に訴える和美を冷ややかな視線で眺めていた洋輔は再びタバコに火を付けた。

 「先生。まだ、そんな口を利ける元気があるの?これはもう少し痛めつけないとね」

 洋輔は無邪気に笑うと部屋の片隅から自在棒とロープを持って戻ってきた。

 「先生。足を開きな」

 洋輔が一哉に抱え込まれた和美の悔しそうに歪む顔を覗き込んで言うと和美は恨めしそうな視線を投げた。

 「先生はまだ抵抗するんですか?素直になった方が得ですよ」

 洋輔が火の付いたタバコを震える乳房に近づけてくると和美は承諾するしか無かった。彼らの残忍な手口は和美の心に言い知れぬ恐怖を植えつけている。

 洋輔と裕司は自在棒の両端に開かせた和美の両足首を括り付けた。遂に和美は儚い抵抗も封じられ悪魔たち為すがままに身を任せるしか手立てはなくなっった。

 「先生。どんな気持ちですか?後は僕たちが好きなように支配できる」

 勝ち誇ったように洋輔が滑らかな腹部を撫で回すと和美はその感触に耐え切れずにぶるっと腰部を震わした。

 「あなたたちの言いなりになるなんて死ぬほど悔しいわ。馬鹿な事を止めて考え直して」

 「説教じみた事は聞き飽きたぜ。もっと楽な気持ちになりな」

 一哉はそんな和美の哀訴を一蹴するように豊満な乳房を揉みしだく。

 「やめて、やめてよ」

 上半身を揺さぶって抵抗の姿勢を見せる和美を目にした洋輔はその大きく開かされた両足の間にしゃがみこむとタバコを指に挟んだ。

 「先生。おとなしくしないとこうするよ」

 「あ、熱い。止めて」

 和美は絶叫の声を放った。洋輔がタバコの火をパンティに押し付けたのだ。

 「もう、止めて。そんな事はしないで」

 涙を潤ませて弱々しく告げた和美を見て洋輔は次の要求を口にするのだ。若い悪魔たちは真綿で首を締め付けるようにじわじわと和美を追い詰めてゆく。

 「それじゃ、由香里にお願いしてパンティを外してもらって下さい」

 洋輔は傍らで小さくなっている由香里を和美の前に押し立てた。

 「さあ、これで先生が頼んだらパンティを切ってすっきりさせてやんな」

 洋輔は由香里の手に鋏を握らせると今に泣き出しそうに頬を強張らせている和美の顔を見詰めた。

 「先生。由香里に頼むんだ。言わないとまた痛い目を見るよ」

 若き悪魔たちの眼前にそのような姿を露呈するのは和美にとって死ぬより恥ずかしい思いだった。しかし、言わなければタバコの火を押し付けられる恐怖に駆られ和美は口を開くしかなかった。

 「由香里さん。先生のパンティをぬ、脱がして頂戴」

 言い終えると和美は顔を横に向け啜り上げる。洋輔は和美をひとつ屈服させたことに満足げな笑みを浮かべると躊躇している由香里の背を突付いた。

 「さあ、先生がお願いしてるんだ。遠慮せずに引き剥がしてやるんだ」

 由香里は申し訳ない気持ちで一杯だった。悪魔たちにそそのかされたとは言え、自らの手引きで和美を地獄に引きづり込んだことには変わらない。しかし、戸惑っている場合ではなかった洋輔の恐ろしさを由香里は身を持って体感しているのである。

 「先生。ごめんなさい」

 独り言のように呟いた由香里はタバコの焼き焦げが残るパンティに手を掛けると鋏を使い始めた。小さな布切れは鋏が入るといとも簡単に縮小し、遂に和美は全裸の姿を居並ぶ教え子たちの前に晒すこととなった。

 唇を噛み締めながら屈辱に耐えている和美に対して小悪魔たちは面白がり盛んに揶揄を放つのであった。

 「先生って毛深いじゃないか、けつの方までびっしりと生えてるぜ」

 「これじゃあ、男が気持ち悪がるぜ。明日にでも剃り上げてやろうぜ」

 「それにしても偉そうに見えないか?やっぱり先公のあれだよな」

 和美はしっかりと目を閉じて彼らが口々に語る侮蔑の言葉を黙って聞いていた。

 「さあて、楽しませてやろうじゃないか。俺たちの事を生徒だなんて見下されちゃ困るからな」

 淫猥な笑みを浮かべた一哉は和美の傍らにどっかりと腰を下ろすと恐怖に震える乳房に手を掛けた。

 「や、止めて。私の身体をおもちゃにするのは止めて」

 辱められると知って和美は慌て気味な声を上げた。しかし、答えは平手打ちだった。

 「いいか、先生。言われなくてもあんたの身体を皆で楽しむぜ。しかし、その前に先生の気持ちをほぐしておかないとな」

 一哉は再び和美の裸体を背後から抱きとめると乳房を隠微に揉み始めた。今度は和美も反発の姿勢を見せなかった。顔をがっくりと伏せ、彼らのなすがままに任せている。

 「今更、暴れたって無理だよ。僕たちのテクニックで往かせて上げるよ」

 バイブレーターを手にした洋輔があけすけに広げられた両足の間に座り込み太股を隠微に摩り始めても和美は悔しくも唇を噛む事しか出来なかった。

 打ちひしがれていたように横に伏せていた和美の唇からせつなげな溜息が洩れるようになった。一哉の愛撫と洋輔の隠微な愛撫に和美の身体が反応を示し始めたのだ。

 「先生。随分、感じ始めたようだね。僕のテクニックも満更でもないだろう」

 洋輔は悔しげな和美の横顔を見ながらその内部を激しく優しく指先を使って愛撫する。和美の太股はその辱めを避けられぬ悔しさに時折、痙攣を示している。

 「ああ、止めて。止めてよ」

 遂に和美は耐え切れぬような声を上げて涙に潤んだ目を洋輔に向けた。

 「先生。教え子にこんな事をされるのは悔しいだろね。でも、一度、味わえば男とのセックスより良い事が判る筈だ。由香里はこれをされて感激に泣きじゃくったんだよ」

 あやすような口調で和美に言い聞かせた洋輔はバイブレーターを手に取った。

 「さあ、入れるよ」

 一哉にがっしりと抑え込まれ乳首を弄られている和美はもはや反発の姿勢は示さなかった。顔を横に伏せ彼らに蹂躙されるのを待っているように静止していた。ししかし、洋輔の繰り出す矛先が胎内に進入してきた事を知覚すると腰部をぶるっと震わせる。

 バイブレーターが無機質な音を響かせながら和美の美肉を抉り始めた。無感動を装っていてもその荒々しい動きに和美は嫌でもその悔しい反応をみせつけることになる。

 「先生。遠慮しなくていいからね。十分に堪能して下さいね」

 洋輔はあけすけに広げられた肉体を律動する武器で操りながら含み笑いを浮かべて和美の悔しそうに歪む表情を盗み見た。しかし、その口からははっきりと喜悦の声を洩らし始めた和美にそれは防ぎようも無かった。

 熱い息を吐き始め、肉体をくねらせる和美の姿に少年たちも劣情を覚えてきた。一哉はズボンをもどかしげに脱ぎ捨てると自分のいきり立った一物を後ろ手錠に拘束されている和美の掌に触れさせた。

 「さあ、俺の一物をしっかり握り締めて往生してくれよ」

 乳房を揺さぶられそんなことを言われた和美は熱く硬直したそれを悔しさを伝えるかのように強く握り締めた。いけない、こんな卑劣な連中に寄ってたかって嬲り者にされるなんて。一度はギリギリのところで踏みとどまった和美だったが防ぎきれるものではない。和美は悔しげに唇を噛むと目をぴったりと閉ざした。

 「うっ」

 一声、呻いた和美は遂に快楽源を突き破られ全身を激しく痙攣させ、悔しくも淫情に破れた姿をその場に居並ぶ卑劣な少年たちに目撃された。

 「ふふふ、とうとういっちゃったね」

 洋輔はバイブレーターを食い締めながら蠢く白い肉体を見下ろしながら快心の笑みを浮かべている。

 やがて、発作が収まると洋輔はバイブレーターを引き抜き、ティッシュを使って肌の汚れを拭い始める。それまで余韻に浸っていた和美の顔が忘れていた悔しさを思い出したように歪むと大粒の涙が溢れ始める。悪辣な少年たちの罠に掛かり、見るも無残な姿を露呈した事への情けなさが胸を突いたのだ。

 「さあ、先生。これで度胸も据わっただろう。俺たち一人一人の相手をしてくれるよな」

 暴発寸前になっている物を握らせたままの一哉が乳房を揺さぶって尋ねると和美は悲しげに頷いた。

 「へへへ、そうこなくちゃな。俺が一番手でいいだろう?」

 「ああいいぜ」

 一哉に尋ねられた洋輔は和美の両足を拘束していたロープを解くとニンマリとした笑みを浮かべた。

 一哉が強引に立ち上がらせると和美はよろけそうになり洋輔に腰を支えられた。

 「しっかり、相手をして下さいね。先生」

 ムッチリと張り出した尻を叩いた洋輔は和美を送り出した。

 和美は一哉に押し立てられるようにして納戸部屋に消えた。

 「中出しはするなよ」

 背後から洋輔の声が届くと一哉は判ったとばかりに手を上げて納戸の戸を閉めた。

 残された裕司は呆然と成り行きを見守っていた由香里の方を向いた。

 「やらせろ。我慢できないんだ」

 由香里を押し倒した裕司はズボンを脱いでその上に覆いかぶさった。一人冷静な洋輔は満足げな笑みを浮かべるとパソコンに向かうのであった。

翻弄される和美

それからどれくらい経ったのだろうか、和美は教え子たちに間断と無く犯され続けていた。彼らは納戸部屋に和美を連れ込み一人ずつ犯していた。

 洋輔が最後に和美を弄んでいた。二人は座位の形で繋がって洋輔は汗ばんだ和美の臀部を抱えるようにして動かしていた。

 顔を赤らめた和美が耐え切れなくなったように洋輔の頬に擦り寄ると洋輔はその耳に囁いた。

 「先生。可愛くなったね。とても俺たちの先生とは思えないよ」

 和美の仕草に刺激された洋輔は軽く口を合わせると自らの情感を刺激するために激しく腰部を揺り動かそうとした。

 「ま、待って」

 和美は甘えるような声音で洋輔に囁いた。

 「もう、手錠を外して。痛くて堪らないの」

 和美は遠慮がちに訴えた。長時間に渡る行為の為に手錠によって腕の皮膚が刺激を受け、痛みが発生していたのだ。

 「それは気が付かなくて悪いことをしたね」

 含み笑いを浮かべた洋輔はいきなり大声を張り上げた。

 「おーい、誰かいるか?」

 「なんだい」

 裕司がにやけた顔をして納戸の戸を開いて顔を覗かせた。和美は第三者にそんな姿を見られるのが辛くて顔をそむけている。

 「先生が手錠が痛いって言っている。皮紐に取り替えてやってくれ」

 すぐさま、裕司が皮紐を手に室内に入って来た。両手の自由を取り戻せると思っていた和美は顔を曇らせた。

 「また、縛るの?」

 「ああ、先生は油断できないからね。もう少し様子を見させて貰うよ」

 「待って、縛る前にトイレに行かせて」

 「駄目だね。俺を一度すっきりさせてからにして貰うよ」

 僅かな要求も撥ね付けられた和美は洋輔に串刺しにされたまま手錠を外され、皮紐で両手を拘束された。

 「これでよしと。じゃあ、先生、洋輔としっかり腰を振り合ってな」

 裕司が汗ばんだ和美の肩を叩くと笑いを浮かべて納戸を出て行くと洋輔は再び腰を突き上げ和美を弄び始めた。

 

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