女体盛り
栗山がプレイルームを出ると廊下に真琴が倒れ、松井がそその裸体を蹴飛ばしているところであった。
「何、寝てるんだ。とっとと歩け」
「足が、足が痛いんです」
真琴は徹に痛め付けられた右足首が痛み、歩行が困難のようだった。
「どうした?」
栗山が近寄ると松井が口を開いた。
「こいつを風呂に入れて地下室に連れてこうとしたらこの有様です。こっちは色々と忙しいのによ」
松井は舌打ちすると再び、真琴の背中を蹴りつけた。
「ここは俺に任せてくれ」
「頼みましたよ」
松井が階下に下りて行くと変わって久美子が現れた。
いきさつを聞いて久美子は身を屈めると真琴の青黒く腫れ上がった右足首に手を当てた。
「熱があるわ。折れてはいないけれど脱臼はしてるみたい。冷やさないといけないわ」
久美子はとても心配そうに言うと真琴を自分の部屋に運ぶように栗山に要請した。自分の部屋で当面、面倒を見るつもりのようだが真琴の肉体に興味を示しているのは明らかだった。
自分のベッドに真琴を寝かした久美子は栗山に持ってこさせた湿布薬を貼り付けるなどして甲斐甲斐しく世話をするのであった。
「縛っておきますか?」
「足が痛いから暴れることもないから大丈夫よ」
事も無げに言った久美子は栗山に部屋を出てゆくように指示をした。
二人きりになった久美子は再び、しゃくりあげ始めた真琴の髪の毛を優しく撫で付ける。
「辛かったでしょう?もう、あなたの事を憎いなんて思ってないから安心してね。これからは私が守ってあげるわ」
赤ん坊をあやす様に話しかけた久美子は木曽の結婚式準備のために部屋を出て行った。残された真琴は久々にベッドの上で寝られる心地よさにいつしか深い眠りへと落ちていった。
木曽の結婚式はアトリエでくだけた調子で行なわれ、パーティールームでの宴会へと移された。サービス係が恵子だけでは足りないので美加子も加わって全裸で客人たちの間を行き来している。
乾杯が終わり、客人たちが料理を啄ばみ始めるとステージに上がった三枝が久美子を呼び寄せた。
「皆さん。もう一つ、お知らせが有ります。こちらの木崎久美子さんが明日より我々の仲間に加わり、奴隷たちの監視役に就任することになりました」
一同から拍手が沸き上がり、久美子が照れた笑いを浮かべながらマイクの前に立った。
「私が就任したからには奴隷たちに礼儀作法をわきまえさせたいと思います。詳しいことは明日の朝、奴隷たちの前で表明いたします」
久美子の挨拶が終わると塩野がストレッチャーを押しながらパーティールームに入ってきた。その上には今日の主催が乗っていた。
「おお、これは凄い」
真希だった。全裸に剥かれ、後手に縛り上げられた真希の柔肌の上に色とりどりの刺身が並べられている。十四歳の真希が始めて受ける屈辱は女体盛りだった。真希は目をしっかりと閉じ、悔しそうに唇を歪めている。
男たちはそんな真希の姿を愛でながら刺身を取り分けては舌鼓を打つのであった。
久美子は結婚式を抜け出すと自室に戻った。真琴の肉体を賞味したくなったのだ。
真琴はベッドの中で可愛い寝息を立てている。
久美子は下着姿になるとベッドの中に潜り込み、ぴったりと身体を密着させると背後から巨大な真琴の乳房を優しく愛撫した。
むずかるような呻き声を上げて目を覚ました真琴は久美子が自分の乳房を愛撫しているのを知って驚いたような表情を浮かべた。
「起きたのね。私のテクニックは上手いわよ。そんなに身体を固くしちゃ駄目よ」
鼻に掛かったような声で自分に訴える久美子の顔を間近に見た真琴は思わず顔を背けてしまう。
「あら、嫌われちゃったの?女同士の愛も悪くないわよ」
久美子の触覚のような指先が自分の下半身に移動するのを感じた真琴は眉を寄せた。しかし、あからさまな拒否が出来ない事は真琴も承知だった。この部屋を追い出されれば再び、暗闇に閉ざされ、排泄地獄が待ち受けているのだ。
久美子に唇を押し付けられ、口中を隈なく愛撫され、興奮が高まった真琴はその指先を受け入れてしまう。
唇を離した久美子は真琴の火照り始めた頬にぴったりと顔を押し当てると甘い声を出した。
「嬉しいわ。感じ始めたのね。さあ、あなたも」
久美子はそう言うと真琴の指先を自らの股間に導くのである。
お互いを指先で刺激しあいながら情感を高めた久美子は毛布を剥ぎ取ると自らも全裸になり、真琴の股間に顔を埋める。
「ああ」
クリトリスを軽く歯をあてられ、強い調子で吸い上げられた真琴は熱い溜息を吐いた。
「さあ、あなたも・・・」
久美子に促された真琴は妙な闘志のようなものを感じ、目前に開かれた女陰に憑かれたように口を寄せる。真琴は気が付かない内にレズの愛欲の中に溺れてゆく。絡み合った二人の女はお互いを刺激しあいながら頂点への階段を上ってゆくのだった。
女王誕生
翌朝、地下室のガラスの部屋には緊張が走っていた。この日から新しい女性監視員の就任が知らされていたからだ。
奴隷たちは一列になって久美子の登場を待っていた。その列の末席には昨日、初めてこの部屋に入れられた最年少の真希の姿もあった。彼女たちはパンティだけを身に付けていた。木曽の性癖に合わせた対応だったが、ほぼ留美に指名が固定された後もその習慣は続いていたのだった。
三枝に先導されて白いジーンズに青のシャツのいでたちの久美子が姿を現した。既に顔を合わせている良美と麻美はその性格をしっており、早くも怯えの表情を浮かべている。
「この方が、お前たちを指導、管理する久美子先生だ。いいか、久美子先生の命令は俺の命令だと思って良く聞くように」
久美子は愛想笑いを浮かべたまま奴隷たちの前に立つと凛とした声を放った。
「私は木崎久美子、三十歳。皆さんの教育係に任命されました。私はレズですけど男とのセックスも数多く重ねています。皆さんに殿方に気に入られるようなテクニックを身に着けさせたいと思います。私のこと先生と呼んで下さい」
殊勝な自己紹介をした久美子だったが厳しい視線で奴隷たちを見廻している。久美子は一番奥に立つ美加子の前に立った。
「これから皆さんの名前と年令を聞いてゆきます。聞かれたことだけ答えなさい」
久美子が目線で促すと美加子は口を開いた。
「美加子。27歳」
「ここに入るまでの男性経験は?」
「三人です」
久美子は一人一人に同じ質問を繰り返し、そこにいる。十人の奴隷の顔と名前を覚えた。再び、中央に戻った。
「生理期間中の者を除いて、パンティを脱ぎなさい。地下室にいる時は原則禁止です」
突然の命令に一同は慌ててパンティを脱ぐとそれを私物の入ってるボックスの中にしまった。私物と言っても歯ブラシと下着しか彼女たちには許されていない。
「それでは今日は殿方がたくさん滞在しているので口での愛情表現を訓練します。名前を呼ばれた者は一歩前に出なさい」
久美子が指名したのは良美、麻美、恭子、弘美、美希に真希を加えた比較的性経験の少ない六人だった。六人が連れてこられたパーティールームでは今日、出発する客人たちが三枝と談笑しているところだった。
「皆さん、奴隷たちのおしゃぶりの練習台になって戴けますか?」
「それは喜んでなりますよ。なあ」
岡野が白井の顔を見て頷くと久美子は奴隷たちに感謝するように命じ、奴隷たちは”お願いします”と声を揃えて頭を下げる。
「じゃあ、見てなさい。三枝さんに見本になって戴くから」
久美子は三枝の前に跪くと深々と頭を下げてからズボンのベルトに手を掛けた。
「失礼します」
妖艶な笑みを見せる久美子に身体の疼きを早くも感じた三枝は擽ったそうな笑みを浮かべた。
「なんだか恥ずかしいですよ。見世物にされてるようで」
一物を晒した三枝は少女たちに取り囲まれ、照れたような顔で苦笑したが久美子の掌の愛撫を受けると気持ち良さそうに目を閉ざした。事前にこの事を知らされていた三枝は忍の朝嘗めを中止して備えていたのだ。
やがてすっぽりと久美子の口に含まれた三枝は情感を昂らせ、歯を食い縛って辛そうな表情になった。
「そんなに我慢しなくて宜しいのよ。吐き出して下さいね」
一旦、口を離した久美子は手を揺らし続けながら媚びたような笑みを浮かべると再び口を寄せて行く。
程なくして、三枝は興奮の頂点で事切れた、自らの欲望を貪欲に飲み尽くしているく久美子を見ながらこの女を教育係として採用したことに間違いはないと三枝は思っていた。それ程、久美子は卓越したテクニックを持っていた。
「有難うございました」
三枝の欲望を処理し、身支度まで元に戻した久美子は再び一礼すると立ち上がり奴隷たちを見廻した。
「どう?テクニックは二の次にして礼儀作法だけ真似をしてやってご覧なさい」
五人の男たちを座らせた前に久美子は奴隷を一人ずつ配置していたが真希だけには男を宛がわなかった。
「あなたは見てるだけでいいわ。明日からはしてもらうけど」
久美子に言われた真希の怯えた表情は少し緩んだ。久美子の行為を目にして真希は自分が取り乱したら久美子に手酷い折檻を受けるような恐怖に苛まれていたからだ。
「さあ、始めなさい」
久美子の号令により、奴隷たちは一斉に頭を下げるとそのおぞましい行為を実践に移した。
久美子を怒らせたのはやはり、良美だった。生来の潔癖症が災いして男のものに口を付けることが出来ないのだ。誘拐されて以来、何度かその行為を強制され、堪らない汚辱間に苛まれる良美ではあったが慣れることは出来なかった。
「どうしたの?早く、やりなさい」
久美子に急かされた良美は顔を覆って泣き出してしまう。二十二歳にもなって男の一物に拒否反応を示してしまう良美に久美子も呆れるばかりだった。
「あなたには特別授業が必要ね。岡野さんには悪いけどこの場は納めさせて貰うわ」
「なんだ。畜生」
久美子に中止を告げられた岡野はとても残念そうな顔をして矛を収めるのであった。
各々が欲望を発散させ、奴隷たちが去ると岡野は名残惜しそうに三枝に語りかける。
「もう、出発の時間が迫っていますので、最後に真琴を皆で犯して、締めたいと思いますが・・・」
真琴と聞いて三枝は渋い顔をした。
「真琴は昨日の戦いで負傷したので無理はさせたくありません。代わりの女を用意しましょう」
三枝は由里を生贄に供するつもりだった。再び、奴隷に落した由里に烙印を押すことと一連の懲罰の終わりを確定することだった。
良美の特訓
その日の午後、客人たちも帰り、静かになった栗山御殿では奴隷も狩り出して清掃が行なわれていた。しかし、久美子は良美をプレイルームに呼びつけ先程の不始末を叱責するのだった。
「あなたは何故、男の物をそんなに毛嫌いするの?誰でもやっていることなのよ」
「駄目なんです。吐き気が込みあがってきて・・・」
女王のように腰にて当てて説教する久美子の前に跪いた全裸の良美は抗弁を繰り返している。
「最初は誰でもそうよ。でも、男の人はあれをして上げると喜ぶのよ。慣れないといけないわ」
「許してください・・・」
良美は小さくなりながら許しを請うことしか出来なかった。
「連れてきましたぜ」
松井が後手に縛り上げた徹を連れてくると久美子は鎖に繋ぐよう支持した。徹が現れたことで良美を新たな恐怖が襲い、表情を強張らせる。
「ああ、何をするの」
徹を繋ぎ終えた松井が自分を後手に縛ろうとすると良美は激しく抵抗し始める。
「おとなしくしなさい。あなたのために特訓するんだから」
久美子に頬を張られた良美はおとなしく縄掛けされてゆく。何か恐ろしい事を久美子が考えているのではないかと良美の胸は恐怖に震えるのであった。
縛り上げた良美に腰を落とさせた久美子はぶらついて徹の一物を掴むと薄笑いを浮かべた。
「あなたはこれをしゃぶって、三回、搾り取るまでここから出さないわ。食事もなし、糞尿も垂れ流しよ」
「ひ、酷い」
良美は久美子の冷徹ぶりに顔を伏せて啜り上げてしまう。
「おい、先生。俺の方はどうなんだ?」
徹はフェラチオの練習台にされると知って胸をときめかせ、久美子に尋ねた。
「あんたは食事はさせてやるわよ。出すものはそのまましなさい。良美に掛けても構わないから。この子は汚い物に対する免疫を着けさせないと駄目ね」
「えへへ、いいのかよ」
徹は自嘲的な笑みを浮かべると目の前で涙を流し続ける良美を見た。
「おい、小便するぞ。それからすっきりさせてくれ」
徹が排尿を始めたものだから良美は悲鳴を上げて立ち上がろうとするしかし、久美子は肩を押さえつけ、それを許さない。良美は泣きながら徹の液体を腹から腰に掛けて浴びせ掛けられてしまう。
それは良美にとって辛い一日の始まりだった。なんとか克服しようと徹の一物を口に含むのだが異臭を感じると耐えられずに口を離してしまう。何度もその繰り返しだった。久美子は何も言わずに黙って辛抱強くその光景を椅子に座って見守るだけだった。