悪魔たちの夜

 既に客人たちは好みの女を部屋に連れ込んで宜しくってやっている。一仕事終えた栗山は三枝に誘われて深夜の露天風呂に入っていた。

 「やっぱり、羽田は唯を選びましたね」

 「ああ、奴は唯を犯すことを夢に描いていたからな当然だろう」

 豪快に笑った三枝は湯で顔を洗った。

 「そうだ。栗山さん。由里をプレイルームに監禁して有ります。排泄の際は立会いをお願いします」

 「了解しました。私の本望ですから」

 「そうでしたな」

 三枝が苦笑いを浮かべ栗山の顔を見た。

 「それにしても恵子への処分は軽かったですね」

 「そう、思われますか?あいつは由里に従っていただけです。それにメイクもできるから準奴隷に留めておきたかったのです」

 「なるほど」

 栗山が納得した時、木曽が留美を伴って露天風呂に現れた。

 「有難うございました。皆、大喜びでした」

 木曽は二人に深々と頭を下げると腰を落した。

 「木曽さん。留美がお気に入りのようですね。毎回、ご指名が決まっている」

 「ええ、彼女がとても献身的に尽くしてくれますので」

 木曽は三枝の問い掛けに照れながら答えると留美と顔を見合わせて笑みを洩らすのだった。

 「結婚すれば良い。私だって栗山さんだって奴隷の中から妻を迎えています」

 「妻になれば留美だって服を着れるし、個室を与えられますよ」

 三枝と栗山は口々に木曽に結婚を促すのであった。黙ったまま、彼らのやり取りを聞いている留美は妻となることを祈っていた。準奴隷を降格させられた日から、彼女はその日が来ることを待ち望んでいたのだ。

 「じゃあ、そして、貰いましょうか?いいだろう?留美」

 木曽の問い掛けに留美は頬を赤らめて頷くと甘えるような仕草でその厚い胸板に頬を擦り付ける。由里の奴隷降格の件は既に留美の耳にも入っていた。新たな展開に留美は胸を躍らせるのであった。

 「挙式は明日の夜に致しましょう。真琴への復讐が完結した後に皆さんの祝福を受けた方が良いでしょう」

 三枝の提案に木曽は照れくさそうに頷くのであった。

由里の涙

 栗山は今日、祐子の部屋で絵里と祐子と交わるつもりでいた。二人はレズで楽しんでいるから多少遅れても文句は言わない。栗山はその前に由里が拘束されているプレイルームを覗いてみる事にした。彼女の排泄確認をしなければならないのだ。

 栗山の顔を見ると由里は悔しそうな表情を浮かべて横を向いた。栗山の事を恨んでいる様子だった。

 「どうだ。少しは反省したか?」

 後手に縛られた全裸を胡坐縛りにされている由里に栗山が尋ねても何も答えなかった。ただ、悔しそうに唇を歪めるだけである。

 「素直にならないと損するぞ。暗闇部屋に行きたくないだろう」

 「ほっといてよ。あなたになんか情けを受けたくないわ」

 形の良い顎を掴んで顔を覗きこむと由里は首を振ってその手を避けると吐き捨てるように言うのだった。

 「ふふふ、そうは行かないのさ君の排泄は全て僕が確認することになった。僕の目が無い時に排泄したら君は暗闇部屋に監禁されるんだよ」

 「何ですって?」

 由里は栗山の言葉を思わず聞き返した。排泄姿を見るのが栗山の嗜好なのは由里も重々承知している。そんな、栗山の視線の前でなければ排泄が許されないのは由里にとって嫌悪以外の何物でもなかったのだ。

 「僕がいないときは三枝さんが確認するよ。じゃあね」

 栗山は事も無げに由里に告げると部屋を出て行こうとする。

 「待って」

 急に由里が切羽詰った声を上げたので栗山は思わず顔を綻ばした。

 「おしっこをしたいの。させて下さい」

 先程とは打って変わったしおらしい態度で自分に訴える由里を見て栗山はニンマリとした。強気で女王として君臨していた由里が弱々しい声で尿意を訴えている。その悔しさをどれ程のものかそれを考えると栗山は内心から沸き上がる暗い喜びを隠すことが出来ず表情を崩すのであった。

 「ほう、時代は変わったもんだ。昨日まで真琴と同じじゃないか」

 嫌味を言われても由里は我慢しなければならない定めに由里は涙が溢れそうになってくる。しかし、夕刻過ぎから排尿を許されていない由里は限界に近づいているのだ。

 「そんな意地悪事、言わないで下さい。早く、させて下さい」

 訴えるような視線で自分を見つめる由里の姿に栗山は快感を覚えている。しかし、簡単にさせては面白くない。栗山は焦らしてやることにした。

 「そうか、洩れちまっては大変だな。トイレに行くか?便器でやるか?どっちにする」

 「便器で、お願いします・・・」

 頬を染めて訴える由里の風情は栗山の劣情を大いに刺激した。下半身に緊張を覚えた栗山は片隅にある便器を取ってくると由里の目の前に置いた。

 「さあ、始めていいぜ」

 由里は栗山の顔を黙って見つめた。胡坐縛りにされている自分にどのようにして便器の上に跨れと言うのか由里は栗山の意地悪さに憎しみを覚えたがそれをを口にすることは出来なかった。

 「足の縄を解いて下さい」

 「そうだったな。忘れていた。こうすればいいだろう」

 栗山は由里の背後に廻るとその裸体を軽々と抱き上げ、便器の上にかざしたのだ。

 「嫌!」

 男に抱きとめられたまま放尿しなければならない辛さに由里は大きな悲鳴を放ち、顔を左右に打ち振って、涙に咽ぶのであった。栗山は惨めな姿での排尿に打ち震える由里に冷酷な視線を向けていた。

 「早くしてくれ。こっちも重くてしかないぜ」

 「こんな恰好のまましたくないの。お願い。縄を解いて」

 由里の精一杯の哀訴も栗山には通じない。

 「じゃあ、このまましろ」

 栗山は便器の上に由里の胡坐縛りにした裸体を落とし込むと間近にしゃがみ込み、その部分に目を凝らすのであった。

 傾斜の付いた便器の上で不安定な体勢のまま放尿しなければならない由里はその裸体を揺らして悔しがった。しかし、このままそれをしなければ新たな刑罰の恐怖に震えなければならない。由里は顔を背け、声を殺してすすり泣いた。

 便器の底を水音が響き始めると栗山はニンマリとした笑いを浮かべて、その恥ずかしそうに放尿を続ける由里の表情を覗き込むのであった。

 「始めたね。思い切りだした方が気が楽だよ」

 栗山の言葉を聞いた由里は開き直ったように涙に濡れた瞳を見開くとそのニヤケタ表情を睨み付け、放尿を続けていた。栗山はとって由里の監視係りはうってつけの役所だった。次はどんな形で放尿させようか栗山は次の構図を考えて笑みを洩らすのであった。

真希の号泣

 真琴に対する復讐の二日目の朝が明けた。地下室の真っ暗闇の中に監禁されている真琴にとってはその夜明けは判らなかった。悪魔たちの残忍な所業に身も心も疲れ果てた真琴はいまだに眠りの中にあった。

 一方、二階に監禁されたままの真希にとっては別の危機が訪れていた。ここに捕われて三日目の朝になり、真希は便意を覚えたのだ。両手を後手に手錠を掛けられている真希にはトイレに行く自由はない。紙オムツの中に排便するしか方法は残されていないのだ。

 (どうしよう・・・)

 真希の小さな胸はキリキリと痛む。紙オムツを換える時の羞恥を恐れているのだ。真希は昨日、紙オムツを替えてくれた絵里のことを思い出していた。あの人なら意地悪な事もせずに優しく換えてくれる。真希はそれでもその時の羞恥を考えると頬が熱くなった。それでも便意は我慢は出来ないのだ。真希は涙を流しながら下半身の力を抜いた。捕われたまま、トイレの利用も許されず監禁を続けられる真希は姉の身を案じていた。

 (会いたいよ・・・)

 真希はこの屋敷に捕われ、悪魔たちに地獄の折檻を受けている真琴の事を考えなら下半身を襲う不快感に苛まれながら排便を続けていた。

 同じ頃、昨晩、由里の放尿を見物した後、祐子の部屋に入り込み、二人の妻を相手に痴態を繰り広げ眠りに付いた栗山も目を覚ましていた。

 絵里も祐子も濃厚なレズ行為と栗山とのセックスとの疲れからか可愛い寝息を立てている、栗山にとっては千歳一隅のチャンスだった。

 栗山は二人を起こさぬように布団を抜け出すと手早く身支度を整えると部屋を出た。目指すのは絵里の部屋、そして、真希のオムツ換えだった。

 栗山はドアノブに手を掛けて室内に身体を滑り込ませた。薄暗い室内の中に真希のか細い啜り泣き声が響いている。栗山はベッドに横たわる真希に気付かれないようにそっと近づいた。

 不意に口を塞がれた真希は驚きの表情を浮かべ栗山に恐怖の眼差しを向けた。

 「静かにして、酷い事はしないよ」

 栗山は警戒を解かない真希に対して諭すような口調で言い聞かすと部屋の明かりを付けた。

 真希は捲れあがったスカートの中身を栗山に見られるのが恥ずかしくて横を向くと訴えるような口調で話し始めた。

 「出て行って下さい。一人にして下さい」

 「君のお姉さんの話をしてやろうと思ったのにいいのかい?」

 姉の話と聞いて真希は震えを止めると泣き濡れた顔を栗山に向ける。姉の置かれている状態は真希の知りたいことだった。

 「姉に、姉に会わせて下さい」

 真希が真琴の事に関心を持っている事は栗山も承知だ。自分と話をすることによって真希の警戒心を解く事が栗山の目的だった。

 「それは無理だ。お姉さんの事を教えることは出来るけど」

 「お、お願いします。姉の事を教えて下さい」

 栗山は真琴の状態を真希に話してよいか思案したがある程度は話して見ることにした。そうする事が真希の信頼を得る事になると考えたからだ。

 「君のお姉さんは丸裸にされて、真っ暗闇の部屋に監禁されている」

 栗山が伝えた姉の近況は真希の想像を超えていた。真っ暗闇の部屋に閉じ込められる恐怖は真希に容易に想像できたのだ。

 「ああ、酷い!」

 真希は姉の過酷な運命を哀れみ涙を浮かべると必死の瞳で栗山を見つめるのであった。

 「姉に会わせて下さい・・・」

 先程、すげなく断られた姉との対面を真希は口にするのだ。

 「会わせて上げるよ。それに僕がオムツを取り替えてあげるよ」

 「嫌、嫌」

 男にそんな姿を見られるなんて真希は死ぬより恥ずかしいことだった。更に排便の痕跡も目撃されてしまう。真希は慌て気味に身体を固くし栗山への警戒を強めるのだった。

 「気持ち悪いだろう。見られるくらいで恥ずかしいなんて言ったらお姉さんに羨ましがられるよ」

 栗山は優しい口調で語りかける。

 「お姉さんね罰としてねおしっこもうんちも人前でしなければならないんだ。約束を破ればお姉さんは更に激しい刑罰を受けなければならないんだ」

 栗山の言葉が真実なら姉は人間として扱われていない。真希の姉への思いは募るばかりだった。

 「あっ」

 考えている隙に栗山がスカートを引き剥がしたので真希は羞恥に頬を染めて激しい抵抗を見せ始める。

 「暴れては駄目だよ。こんなことだって出来ちゃんだぜ」

 「あー、」

 栗山に身体を預けられ、乳房を握り締められた真希は悲痛な叫びを上げた。

 「お姉さんのより、小ぶりだけどはちきれそうに弾力があるね」

 栗山に乳房を揉みあげられ、頬に唇を寄せられた真希は切羽詰った思いに駆られてゆく。

 「ゆ、許してください」

 涙を流しながら哀訴を始めた真希の青い果実のような頬を眺めながら栗山は唾を飲み込んだ。自分の待望の瞬間が刻一刻と近づいてくるのを感じて栗山は興奮を隠せない。

 「おとなしく、オシメを換えさせればこれ以上、酷い事はしない。おとなしくしないと大変な事になるよ」

 「キャー」

 セーラー服の胸元から滑り込んだ栗山の手が乳房を直に触れたものだから真希は大声を上げてしまう。そして、これ以上抵抗すればこの男に力ずくで犯されてしまう恐怖が真希を覆い始める。

 「止めて!もう、酷い事はしないで」

 「おととなしく、オシメを換えさせるね?」

 栗山に念を押された真希は恥ずかしそうに頷いて見せた。

 「よし、おとなしくしているんだよ」

 栗山がオシメに手を掛けると真希はシクシクと啜り上げながら羞恥に耐え始めた。しかし、排便の痕跡をこの男の目に明らかにしなければならない羞恥に胸は早鐘のように脈打ち、全身を震わせるのだった。

 「おー、ウンチまでしてるんじゃないか、随分と匂いがきついね」

 栗山は宝を発見したように顔を輝かせるとその痕跡と真希の顔を交互に眺めては快心の笑みを浮かべるのであった。

 もう、真希は何も考えられなくなっていた。男に羞恥の根源を目撃され嘲笑を浴び、真希は激しい嗚咽の声を洩らして顔を背け、この地獄の時間が過ぎ去るのを待つしかなかったのだ。

 不意に自分の腰が持ち上げられ、温かい肌触りがその部分から感じられた真希は目を開いた。

 「ふふふ、綺麗にしないと気持ち悪いだろう」

 真希と目を合わせた栗山はニヤリとした笑みを浮かべながら蒸しタオルを使って真希の汚れてしまった排泄器官を拭い続けている。

 「ああ」

 男とはキスの経験しかない真希は更なる羞恥に苛まれ、声を震わせて泣き続けた。

 (助けて、お姉さん)

 激しい羞恥に身を揉み、真希は心の中で空手の使い手である姉に助けを求めた。その姉も地下室の暗闇部屋で絶望の寸前まで追い詰められている。二人の姉妹を襲う苛酷な運命は悪魔たちの意のままに翻弄されるしかなかったのである。

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