由美との食事
由美の求めに応じ、二度も達してしまった栗山はさすがに太股の辺りが頼りなくなるほどの疲労感を覚えていた。
「栗山さん。さすがにお疲れね」
留美に肩を叩かれて我に返った栗山は生返事をして起き上がった。
「由里をお風呂に入れてきましたよ。手錠はどうします?」
「外してくれ」
栗山はタバコを吸って意識をはっきりさせるとよあくびをしながら由里を見た。
留美によって風呂に入れられた由里は素っ裸にバスタオルを掛けた姿でその場に立ち尽くしている。髪の先から雫を垂らした由里は久々の風呂にさっぱりした気分になっていた。
「そこに下着があるから身に着けさせて、それから化粧をしてやってくれ」
「はい。はい」
留美は言われた通りに白のブラジャーとパンティを由里に与えるとドライヤーを使って髪を乾かし始めた。
栗山は横になったまま綺麗にセットされてゆく由里を見ている。もうすぐ始る夕食の席に由里を同伴して、下剤入りの食物を食べさせるのが彼の企みだった。
「さすが卒業生ね。お色気満点だわ」
仕上がり具合に満足した留美が出て行くと由里がベッドの傍らにしゃがみ込んで彼の一物をパンツの上から掴んだ。
「まだ、してくれるでしょう?」
由里の肉欲に歯止めが効かなくなっている状況に栗山は呆れ返った。
「これから食事なんだ。それが済んでからならもう一回抱いてやるよ」
栗山は由里の手を払いのけ立ち上がると壁際に掛かっている白のブラウス、黒のタイトスカートの衣装とストッキングを由里に手渡した。
「これを身に着けてくれ」
「まるで、リクルートファッションよ」
由里はぼやきながらも満更でもない様子でそれらを身に着けた。
二人が食堂を訪れると三枝と大野、由希の三人が既にテーブルに付いていた。
「遅れてすいません」
栗山は小さくなりながらテーブルに付いた。由希は弘美が与えた青いシャツを相変わらず身に着けている。
「どうです。栗山さん。この屋敷は気に入りましたか?」
「はあ、気に入ったなんてもんじゃ有りません。ずっと暮らしていた位です。明日の出発が残念です」
「あははは、そいつは良かった。また、是非、起こし下さい」
栗山のなごり惜しそうな顔を見て三枝は豪快に笑った。
恵子がウェイトレスよろしく皆の飲み物を注いで廻っている。由里はビールを頼んだが栗山は眠くなるのを嫌ってコーラを頼んだ。
「それでは大野君夫婦の末永い幸せを祈って乾杯」
三枝の音頭で乾杯の杯を空けた五人は食事を取り始めた。由希も由里も開き直ったかのように食事をしている。悪魔3人と奴隷二人の食卓、今は穏やかな空気が流れていた。
食事もデザートが供される頃になると由里が盛んに栗山のわき腹を突付き始めた。
「ねえ、部屋に戻りましょう」
栗山はそろそろ、下剤が効き始めたのかと思ってニンマリとした。しかし、この場でそんなものをぶちまけるのは三枝に失礼かと栗山は思い、中座することにした。
「僕たちはもうお腹が一杯ですので失礼致します」
「そうですか、由里の身体が余程、気に入ったように見える。どうぞ、どうぞ」
三枝は苦笑しながら栗山を送り出してくれた。
部屋に戻ると由里はいきなり、栗山に抱きついて頬をピッタリと寄せ、耳元に囁いた。
「ああ、早く、頂戴」
股間に指を這わすその仕草は彼女が発情している証だった。栗山は勘違いに唖然とした。由里は便意を訴えたのではなく、セックスがしたかったのだ。
「ま、待ってくれ」
栗山は彼女を制止する間もなくベッドの上に押し倒された。由里はもどかしげにパンティとストッキングを一緒に脱ぎ去ると栗山のズボンを一気に引き下ろした。
情熱的な由里の指と口の奉仕によって栗山の一物は再び力を取り戻した。
栗山の上に跨った由里は強烈なピストン運動を重ねながら頂点を何度も迎えた。しかし、栗山が中々発射しないのをいい事に貪欲に快楽を貪っている。
卑猥な音に混じりながら由里の腹鳴が鳴り響き始めた。栗山は慌て始めた、このまま放出されたら自分もその迸りを受けてしまう。
「おい、おい、トイレ行きたいんだろう」
栗山が汗に塗れた太股を叩いても由里は自分だけの世界に入り込み情欲を追求している。
栗山は自分が射精する以外この危機を逃れる手立ては無いと判断し、神経を集中させた。女性とのセックスで自ら射精を願ったことはかつて無かったがこの際、仕方なかった。
精の迸りを感じた由里は繋がったまま栗山の上に上体を預け、その余韻に浸っていた。しかし、それまで押さえ込まれていた便意に急激に突き上げられ慌て始めた。
「あっ、洩れちゃう」
由里は床の上に転がり落ちるとそのまま放出してしまった。
「ごめんなさい」
栗山がベッドのシーツを使ってそれの後始末に取り掛かると由里は申し訳無さそうに詫びた。彼女はセックスに夢中になりすぎ込み上がってきた便意に気が付かなかった事を後悔している。その羞恥と悔恨に溢れた泣き顔に栗山は満足を覚えながら強烈な匂いに閉口しながら後始末を続けていた。
最後の生贄
部屋の中に由里の姿は既に無かった。留美と恵子が口笛を吹きながら部屋を清掃していたのだ。
栗山はベッドに寝転がりながら二人の褌を締めた臀部を眺めながら、疲れ切った表情を浮かべている。まだ、彼の計画は終わりではなかったのだ。
「大分、お疲れの様子ね。恵子におしゃぶりでもさせて元気ださせましょうか?」
冗談めかして留美に言われた栗山は力ない笑みを浮かべるだけであった。
「これで良いわね。匂いは芳香剤で我慢してね」
掃除を終えた留美と恵子は芳香剤をセットして部屋を出て行った。
最後は美加子の羞恥を栗山は楽しむつもりだった。
しかし、六度も放出した栗山は女の身体に触れる気も起きない。時計を見ると午後9時を廻ったところだ。まだ、夜は長い。栗山は体力の回復に掛けることにした。
「美加子先生をお連れしました」
恵子が前手錠を嵌めた美加子を連れて来た。彼女も褌一枚の惨めな姿だ。
「ごっくりどうぞ」
手錠を外した恵子が含み笑いを浮かべて部屋を出ると美加子は首をがっくりとたれ、自由になった手で豊かな乳房を覆ってしまう。
生徒にも奴隷のような扱い受け、素知らぬ男の部屋に運ばれ、陵辱を受ける自分。美加子はひしひしと押し寄せる惨めさな様なものを感じ、押し黙ったままその場に立っていた。
「これを飲みなさい」
栗山は用意してあったミルクを美加子に勧めた。
美加子は首を振った。昼間、地下室に戻された弘美からこの栗山の非道ぶりは聞かされている。ミルクに下剤が混入されていること十分予想できた。
「下剤が入っているんでしょう?そんなものを見て楽しいの?」
唇を震わせて美加子は訴えた。
「ああ、僕の悦びだよ。嫌でも飲んでもらう」
栗山は起き上がると美加子の前にそれを突き付けた。
悲しそうな目をして暫くそれを眺めていた美加子は受け取ると一気にそれを飲み干した。
「いい度胸だよ」
「私は奴隷です。お客様の言う事を聞かなければなりません」
美加子は涙を振り払って覚悟の一言を述べた。この男の望む姿を露呈して、この屈辱の時間を楽に過ごしたい。美加子のささやかな希望だった。
「じゃあ、これを身に付けて」
栗山は女性用下着を手渡した。もう、遅いのでメイクアップは省略するつもりだった。
美加子に用意されたのは看護婦の制服だった。白いパンストを身に着けた美加子は中堅ナースの雰囲気を漂わせている。
「お似合いだね。風呂場に行こう」
栗山は美加子を促した。もう、自分の部屋でやらせるのはこりごりな栗山は風呂場で美加子の排泄を見物するつもりだった。
風呂場に行くと栗山は全裸になり、風呂に浸かったが美加子は看護婦姿のまま洗い場に立たされた。
三日間、風呂に入れてもらっていない美加子は自分も浸かりたかった。しかし、栗山の望むものを見せない限りそれは許されないことだった。
「また、お会いしましたな」
大野が由希を伴って風呂場に現れるとニヤけた笑いを浮かべた。そして、看護婦姿で佇んでいる美加子を見て驚いたような表情を見せる。
「看護婦さんですか?これは良いですね」
大野は美加子の姿を目にして頬が緩みだす。
「ここでウンチをするのを見物するんですよ。嫌だったら早く、上がって下さい」
「とんでもありません。私も見物させて貰いますわ。由希、お前も見たいだろう?」
洗い場に呆然と佇む由希に言い放った大野は勢い良く、風呂に浸かった。
美加子は大野と由希の目前にも恥ずかしい姿を露呈しなければならなくなった。
「物は相談なんだが」
大野は栗山の耳に口を近づけた。大野の申し出は見物した後、美加子を貸して欲しいというものだった。その間、由希を好きにしていいという条件を受けた栗山はこっくりと頷いた。
「いいですよ。僕は由希さんには指一本触れません。大野さんの奥さんですからね」
二人の悪魔が途方も無い話を交わしている最中、二人の女奴隷は何も言えずに向かい合ったままだった。
美加子の羞恥
不意に美加子の下腹部を疼痛が襲った。
余りの苦痛に美加子はその場に座り込み、脂汗を掻いて苦悶の表情を浮かべている。
栗山は風呂から出るとぴったりと美加子に寄り添った。
「我慢しても仕方ないですよ。とっとと出しちゃって下さい」
美加子が頷き、下着を下ろそうとするのを栗山は止めた。
「駄目です。下着から服までそのままでやって下さい」
美加子は信じられないといった表情を浮かべて栗山を見た。ここで我慢できずに洩らす姿を見物したいと栗山は言っているのだ。
「僕の趣味なんです。いいですね」
栗山は念を押すと美加子の背中をやさしく擦り上げた。
美加子にとって苦しい時間が経過していた。突き上げて来る便意に身を揉みながら美加子は皆の視線を気にしていた。かつて浣腸をされて悪魔たちの目前に極限の羞恥を余すところ無く露呈した美加子ではあったが着衣のままでの排泄にも同じくらい抵抗を覚えていた。
栗山にとっては美加子が排泄を堪え、羞恥に身を揉めば揉むほど最上の悦びを感じることになる。風呂から上がった大野も興味津々と言った風情で悔しく唇を噛む、美加子の表情を覗き込んでいる。
「早くして下さいよ。大野さんの息子が怒ってるじゃありませんか」
栗山は大野の股間が興奮を隠しきれずに勃起している様を美加子に示して笑っている。
美加子はしゃがみ込んだ太股をぴったりと密着させ、両腕を組み、我慢の姿勢を続けている。しかし、その全身は小刻みに震え、崩壊の時が近いことを感じさせた。
「お願い。ちよっとの間、ここから出て行って」
「駄目ですよ。先生のその瞬間を楽しみにしているんですから」
ささやかな望みも一蹴された美加子はこのままでの排泄を覚悟した。
「由希、こっちに着なさい。もうすぐ、始りそうだから」
大野は風呂に浸かっていた由希を呼び寄せると自分の前に腰を落とさせた。その瞬間、由希の足が美加子の膝に当たり、美加子はバランスを崩し、尻餅を付いてしまう。
「あっ」
小さく悲鳴を上げた美加子は思わず緊張が途切れてしまった。
「嫌、」
それを感じ取った大野と栗山が開いてしまった足首を押さえ込むと、美加子は開いた足を閉じられず、その羞恥に身を揉むのであった。
「おお、やったようですね」
白のパンストを通して白いパンティが茶褐色の染みが広がり始めたのを目にして栗山は狂喜したような声を上げる。
「は、恥ずかしい。死ぬほど恥ずかしい」
美加子は開いた足を閉じられぬ羞恥に首を激しく振って啜り泣きを始める。栗山はそんな美加子の姿にあらぬ興奮を覚え、その男は疲れも忘れたように隆々と聳え立っている。
「あんたも凄い人だ。由希、ちよっと触ってご覧」
それを見つけた大野は美加子の無残な姿を正視できずに顔を背けている由希の手を触れさせようとする。
「嫌、結構です」
慌てて身を引いた栗山は美加子の肩に手を置いた。こんなところで浪費している余裕は彼にはないのだ。
「ついでにおしっこも見せて下さい」
「嫌、さっぱりしてからなら・・・」
早く、崩壊の始末をつけ、下半身を覆う不快感から逃れたい美香子は縋るように訴えた。
「よし、脱いでいいよ」
栗山に許された美香子はパンティをパンスト共に脱ぎ去り、ナースの制服もブラジャーも取り、全裸になった。そこに栗山が湯を何度も浴びせかける。
茶褐色の液体が美加子の下から下水道に向けてゆっくりと動いている。美加子はようやっと落ち着きを取り戻した。
「さあ、おしっこをして貰おうか」
栗山が美加子の肩を叩くと大野が口を挟んだ。
「それなら、由希も一緒にやらせよう。二人同時に発射させて、どっちが長く続けられるか競わせるんだ。良いでしょう?栗山さん」
栗山に異存があろう筈も無い。教師と教え子は膝を突き合わすほど接近して、対峙させられた。
由希も美加子もそんな提案に抵抗する気力も無い。二人は首を項垂れ、唇を噛み締め、悪魔たちの合図を待っていた。
「負けた方は陰核鎖を付けて、屋敷中を引き回す罰を付け加えてやりましょう」
大野が提案すると由希の表情に恐れが走った。今日の昼食までそれを取り付けられた由希はとてつもなくじれったい感覚を味わい、大野とのセックスに狂乱した事を思い出したのだ。
「では、始めますよ。いいですか。はじめ」
栗山が二人の肩を同時に叩くと二条の水しぶきが交錯した。
「あははは、壮観ですな」
大野が腹揺すって笑うと栗山も声を合わせた。悪魔たちの凱歌が風呂場中にまたしても響き渡っていた。