美加子の慟哭
後ろ手に縛られている裸体の片足を吊り上げられと言う言語を絶する姿勢を取らされている美加子は苦悶の表情を浮かべていた。生徒たちの見守る前でこのまま放尿することなど美加子には踏み切れる道理も無かった。限界間近に迫った尿意を堪えるのに必死だったのである。
「随分と我慢が続くじゃないか?生徒たちに見られてそんな姿を見られるのがよっぽど辛いようだな」
デッサンを終えた三枝は悲痛に表情を歪める美加子の顎を取った。
「お、お願いです。こんな姿勢じゃ嫌」
「それは出来ない。先生の構図はこれで決定してる」
「せ、せめて、生徒たちをここから出して」
美加子は最後の条件を出した。しかし、それも三枝は断固拒否した。
「お前も生徒も区別はしない。やらなければやらせるまでだ」
業を煮やした三枝が合図をすると松井がビニールシートを美加子の足元に敷き詰め始める。
ビニールを敷き終えた松井は留美の尿が詰まっているペットボトルを持ってくるとそれをいきなり美加子の頭から振りかけたのだ。
「な、何をするの?」
頭を振って、しぶきを跳ね上げながら美加子は悲鳴を上げた。しかし、松井は大声で笑いながらペットボトルが空になるまで掛け続けた。
「先生が強情を張るからいけないだぜ。今度は俺のをごちそうしてやるぜ」
松井は破廉恥にも一物を取り出すと美加子の下半身目掛けてそれを発射したのだ。
汚水に塗れながら美加子は泣きじゃくった。男たちの徹底した痛ぶりに遭い、美加子のどこかにあった教師と言う対面は消し飛んでいた。
「まだ、しないなら、もっと振りかけてやるぜ」
「もう、もう、しないで。するからお願い」
涙声で訴えた美加子に今度こそ屈服させたと確信した松井はバケツを持って美加子の足元に配置した。
「もう、水びだしから外しても構わねえよ。思い切って発射しちまいな」
松井に叩きつけられた美加子は大きく息を吸い込んで羞恥図を晒す覚悟を決めた。しかし、留美と麻美の視線が自分に向けられているのに気が付くとその行為に踏ん切りが付かない。
「おい、まだ、小便をぶっ掛けられたいのか」
「し、します」
松井に恫喝された美加子は慌て気味に答えると堪えに堪えていた緊張を解放した。
「あはは、とうとう、おっぱじめたぜ」
松井と塩野が雄犬のような姿勢で放尿を始めた美加子を目にして腹を抱えて笑っている。そこでは教師と言う一面を剥がれ、号泣を続けながら排尿を続ける一匹の牝と化した美加子の姿があった。
やがて、迸り出ていた水流が弱まり、それは完全に終了し、美加子の啜り上げる声だけがアトリエに響いていた。
吊り上げられていた片足が落とされると美加子はもう二人の生徒たちを見る勇気もないほど打ちのめされていた。しかし、美加子の魅力的な裸体を見せ付けられている松井と塩野は休息のいとまさえ与えない。
「さあ、先生。風呂に入れてやるぜ。その後、俺たちと腰を振り合うだぜ」
松井に縄尻を取られた美加子はがっくりと首を垂れてアトリエを出て行った。塩野もビニールシートをそそくさと丸めると後を追うように出て行ったが三枝は真剣な眼差しでキャンバスに向かっていた。
麻美の構図
美加子は広めの湯船の中に一人で浸かっていた。相変わらず、後ろ手に縛られたままの美加子は野卑な連中や生徒たちの前で晒した羞恥図のショックが未だに尾を引き虚脱した表情を浮かべていた。
いきなり脱衣所の引き戸が開けられ、松井と塩野が薄笑いを浮かべて素っ裸になって入ってくると慌て気味に視線を逸らすのであった。
「何も照れることはねえじゃないか、俺たちの前にあれだけの大恥を晒しといて」
松井はゲラゲラ笑いながら湯船の中に飛び込むと美加子の背後に廻ってその豊かな乳房に手を伸ばした。
「これから俺たちとやるんだぜ。仲良くしようじゃないか」
松井は無遠慮にも美加子のうなじの匂いを嗅いで甘えるように囁くのであった。
「げ、まだ、小便臭いじゃないか、先生を洗ってやってくれ」
美加子の髪の毛から尿の匂いを嗅ぎ分けた松井は美加子を立たせると洗い場で身体を洗ってる塩野に言うのだった。
美加子を洗い場に導いた塩野はシャンプーとボディソープを浸かってその優美な全身を泡だらけにした後、シャワーを使って洗い落とす。
美肉を目の前にした狼たちの入浴はせわしなく終了した。美加子は新しい縄を使って再び、後ろ手に拘束されると風呂場を後にした。
「二階に上がりな」
素っ裸の美加子が息苦しく盛り上がった双臀を揺らして階段を上り始めると背後でそれを見る二人の男たちは顔を見合わせ隠微な笑いを浮かべるのだった。
「お前が先に相手してやれよ」
美加子に続いて塩野を部屋に送り込んだ松井はアトリエに向かった。三枝がそろそろ麻美のデッサンに取り掛かる頃だからだ。
ドアを開けると三枝がキャンバスを入れ替えているところだった。
「おう、先生を風呂に入れてくれたか?」
「ええ、塩野に先陣は任せました」
松井は満足そうな顔で近寄ると留美の傍らに腰を落した。
相変わらず尿道チューブを垂らしている留美は悔しそうに顔を背ける。
「そんなに嫌ってもらっちゃ困るぜ。夕べは俺の突き上げでよがり声を上げてたんだからな。それに俺が手伝ってやらなきゃ小便もできねぇじゃねえか」
留美は松井の言葉に自分の惨めさを思い知らされ。溢れそうになる涙を必死に堪えていた。以前の留美は街で声を掛けられても全て無視してきた。それがやさしさの欠片も無い連中に言いように扱われる現状は受け入れ難いことだった。
「おい、この娘をあそこに吊るしてくれ」
留美をからかっていた松井は三枝に声を掛けられると体操着を着せられ、縛られている麻美を引き起こし、天井から垂れ下がるロープに固定した。さらに壁際に寄り、そのロープを緩めた。
留美はその場で中腰にしゃがむように三枝に命令され、松井もそのようにロープを調節した。
「麻美はそのままおしっこをするんだ」
ブルマを穿いたままこの男は排尿を強制しようとしている。麻美は驚きの表情を隠せない。美加子の悲惨な姿を目にしているだけに覚悟していたとは言え、目前に突きつけられた恐怖に小さな身体はガタガタと震えだすのであった。
「服を着させてもらってるだけでも有り難いだろう。さっとすませちまいな」
洗面器を足で蹴って、麻美の股間に押しやった松井は不機嫌そうに言った。松井は早くこの場を離れて美加子の肉体を楽しみたいのだ。
しかし、麻美は男たちの視線が注がれてる中では中々その行為に踏み切れない。三枝は一向に気にしないでデッサンを描いているが松井は苛立ってきた。
「お前から説得してやれよ」
耳元で囁かれた留美は敵意の篭った視線を松井に投げ掛けた。しかし、次の松井の言葉は留美の心を震え上がらせるのに十分だった。
「やらねえと、お前のチューブは外さないぞ。寝るときだって両手は縛ったままだ」
一瞬にして留美の表情は曇り出した。寝るときも拘束され、排尿の自由も奪われる。留美は麻美への説得を承諾するしかなかったのだ。
松井に肩を押され、留美は顔を真赤にして、尿意を懸命に我慢してる麻美の傍らに立った。
「漆原さん。私を見て」
顔を上げた麻美は留美の惨め姿を見上げた。
「私は尿道チューブを通され、おしっこをする自由も奪われているのよ。あなたなんてそのまますればいいだけよ。早く済ませてよ」
留美の説得は松井に脅されてる事は麻美も察しが付いた。しかし、踏ん切りが中々付かないのだ。
「お前も留美の小便を掛けて欲しいのか?」
今度は松井が洗濯バサミを外してチューブを振り回し、麻美に迫るのだった。
「し、します。しますから離れて下さい」
音を聞かれるが恥ずかしくて麻美は哀願を口にした。しかし、松井はそんな僅かな要求さえ許さなかった。
「俺と留美がしっかり見届けてやる。さっさとやりな」
松井に跳ね付けられた麻美はそのまま排尿する決意を遂に固めた。
麻美は赤らんだ顔を背けるようにすると遂に緊張を解き放った。生暖かい液体が股間に広がり、やがてそれは洗面器に水滴が溢れるように落下し始めた。
「とうとう、始めたじゃねえか」
松井は羞恥に悶える麻美を見下ろしながら大きく口を開けて笑い出した。しかし、留美は自分の惨めな姿など忘れたかのような真剣な眼差しを麻美に注ぐのであった。
麻美の排尿は潮が引くように終了した。ブルマをぐっしょりと濡らした麻美はか細い声で啜り上げていた。
留美の懇願
翌朝、三枝はすがすがしい朝を迎えていた。麻美の放尿図も完成し、残りは5人であった。
今日は雲ひとつない快晴である。三枝は外で絵を描きたくなり、庭に下りてあれこれ構図を考えるのである。そこへ、松井が眠い目を擦りながら顔を出した。
「先生。夕べは愉快でしたよ。美加子と麻美を交互に交代しながらやったんです。楽しかったです」
「そいつは良かった。女たちはどうしてる?」
「手錠に繋いで寝かせています。連れてきますか?」
「ああ、朝飯が済むまで寝かしてやれ。それから、先生以外はパンティを穿かせてやれ」
「判りました」
ニンマリとした笑みを浮かべた松井が立ち去ろうとするのを三枝はもう一度呼び止めた。
「地下への朝食の際に出す水には例の下剤を混ぜてやってくれ」
「いよいよ、追い込みですね」
そういい残して松井が立ち去ると三枝は大きく伸びをした。
サンドイッチによる朝食を終えた三枝がモニタールームで寛いでいると松井と塩野が三人の女たちを引き立てて現れた。
何故か美加子だけは全裸で他の二人はパンティの着用を許されている。
三人は三枝の前に跪かされた。昨晩、肉体を蹂躙された美加子と麻美はさすがに精気の無い表情を浮かべていた。
「榊先生」
名前を呼ばれて美加子は顔を上げて三枝を見た。しかし、喉まで出掛かった哀願の言葉は口にしなかった。もう、何を言っても無駄だと言う諦めに似た感情が美加子を支配していたのだ。
「先生だけ素っ裸で他の二人は何故、下着を着けているのか判りますかな?」
美加子は力なく首を振った。
「先生は事ある毎に生徒を庇いたいとおっしゃってた。そして、ここに迷い込んだ責任を感じていられた。そこで、その言葉を実践していただこうと思ったのです」
美加子は三枝の言ってる意味が理解できなかった。何ほ実践しろと言われているのか判らなかった。
「先生には生徒たちに判るように奴隷の範として行動していただきます。そうすることで生徒たちへの義務も少しは果たしたと思えるようにして差し上げます」
薄笑いを浮かべた三枝の言葉に美加子は心の底から震えが巻き起こるのを感じずにはいられなかった。より一層、苛酷な運命が自分を待ち受けている予感がしたのだ。
「奴隷となった生徒たちには朝一回だけのトイレも許します。あなたは駄目だ。大も小も我々の監視下で行なっていただきます。身に着ける物も同様です。あなたは常に全裸です。如何ですか?生徒たちの特権を剥奪してくれとあなたが望めばそのようにしますよ」
三枝が悪魔的な笑いを浮かべた。美加子にとってそのような申し出が出来ることが無いのは百も承知の上だ。
「有難うございます。三枝さんのご配慮に感謝します」
美加子は震える声で礼を言った。自分が犠牲になって少しでも生徒たちの救いになればと美加子はその扱いを受け入れることにしたのだ。
「それでは留美と麻美は今日のトイレに行きなさい」
三枝に促され二人の生徒が松井に付き添われモニタールームを出て行くと三枝は美加子を近くに呼び寄せた。
「奴隷の朝の務めを果たしてもらいます。あなたには毎朝、朝食前に私の精液を飲み干して貰いますよ」
昨日、留美にやらせた朝の愛撫を三枝は美加子にやらせるつもりだったのだ。
三枝がズボンを下ろし醜悪な肉塊を露出させると美加子はさすがに顔を背けた。
「しないのですか?生徒たちの特権を剥奪しますよ」
三枝にこの言葉を吐かれると美加子は拒絶することは出来なくなる。
美加子は目を瞑るとその異臭を放つ異物を口に咥えた。
「よし、それて゛ゆっくりと動かすんだ」
三枝に命じられ、美加子はゆっくりと顔を上下させ、咥えこんだ一物を緩やかに愛撫し始めた。
悪臭に息苦しさを感じながらも美加子が懸命の愛撫を行なっているところに留美と麻美は戻ってきた。
二人はお互い手錠で繋がれてはいたが縄は解かれ、前よりも自由に行動できるようになっていた。
「さっそく、朝のお努めをやらされてるわけだ。こいつはいいや」
松井は高笑いをすると二人の背を押して美加子の間近に押し立てた。
生徒たちが近くに来ても美加子は狼狽など示さずに一途に屈辱の奉仕を続けていた。休んだり、緩めたりすれば余計時間が掛かってしまう事は恋人との性戯の中で知っていた美加子はこの屈辱の時間を縮めるために一気に攻め立てていたのだった。
三枝に奉仕する美加子を見ながら留美は身体の奥底から込み上がって来る欲求を抑えつける事が出来なくなった。この悪魔の館に幽閉された原因を作った美加子を虐めに虐めて苛め抜きたい不可思議な感情だった。
「先生。とてもお上手よ。そのまま、一気に追い落としてしまいなさい」
留美は美加子の膨らませた頬を突付くと意地悪そうな視線を注ぐのであった。
三枝が自失し、ようやっと口を離すことを許された美加子が舌の上に受け止めた液体を吐き出そうと下を向くと留美はその顎を押さえつける。
「駄目よ。吐き出してはしっかりと飲み込むのよ」
留美の変貌振りに驚いた美加子は驚きの表情を見せたが言われる通りにそれを飲み込むしかなかった。
「留美。どうしたんだ。先生を虐めたいのか?」
身支度を整えた三枝が薄笑いを浮かべて視線を送ると留美はその前に跪いた。
「ご主人様。この女を虐めさせて下さいませ。この館に迷い込んだ元凶はこの女の誤った判断によるものです。その恨みを返したいのです」
「うむ、面白い事を言う。後でその機会を与えよう。今は別の楽しみがある」
三枝は振り返るとモニターに視線を注ぎ始めた。
美加子は留美が正反対の立場になって自分を辱める恐怖を予感し、唇を噛み締めるのであった。