おはよう、今日は朝から雨が降ってるよ。
ゆう、今日は妹の誕生日だよ。１５才になりました。
早いね〜
元気で１５才を迎えられて感謝です。
ゆうが旅立った時の妹は１１才だったね。
お姉ちゃんが大好きだった妹・・・
妹を可愛がってくれたお姉ちゃん・・・
ゆうも妹の成長そはで見ていたかったよね。色々話し相手にもなってあげたかったでしょう。
こんな日があったね。
ゆうが三度目の入院でJ病院にいる時。
ゆうは１７才、妹は９才だった。
お母さんはゆうのところにいて、夕方先生から外泊してもいいよって言われて嬉しくて外泊許可証をもらったらすぐに帰ろうと思って家で待ってる妹に、お姉ちゃん外泊できるから一緒に帰るねって電話したんだよね。
でもその後で着替えの洋服が無いことに気が付いて。
洋服がないんじゃ電車では帰れないから、少し遅くなるけどお父さんが帰ってから迎えに来て貰おうって事になってまた妹に電話したんだ。
そしたら妹が、私がお姉ちゃんの洋服持っていくよ。お母さんと何度も電車で行ってるからわかるよ。大丈夫だからって・・
でもまだひとりで電車に乗せた事もないし、もちろん遠出なんてさせた事もないし怖くてとても出来ないから、危ないから駄目、
お父さんに来て貰うからその時一緒にきなさいって言って
電話切ったんだよね。
それから少ししてまた電話したら弟が学校から帰ってきていて、Aいる？って聞いたら、何か病院に行ってくるって書いてあるよって言うからビックリ！！
それからゆうもお母さんも心配で心配で、お母さん駅で待ってみるからって言って病院を出て走り出したら、駅の方から息を切らしてお姉ちゃんの洋服入れたバッグぶら下げて走ってきたんだよ。
もう日も暮れて暗くなっていたっけ・・
電車の乗り換えよく分かったねって聞くと、本当は乗り換えのところが不安で怖かったんだよ、でも駅員さんに聞いたら教えてくれると思って頑張ったの。はいっ、お姉ちゃんの洋服。って差し出してくれて、お母さん涙がでたよ。
お姉ちゃんが少しでも早く帰れるように、そして少しでもお姉ちゃんと長くいたくてしかたなかったんだよね。
洋服もお姉ちゃんが好きなのちゃんと持ってきてくれて嬉しかったよね。
弟ならそんなのわからないよね（笑）
９才だって慣れている子ならそれほど心配しないのかも知れないけど、Aは初めての経験・・
本当に心配したよね・・
それから三人で電車に乗って帰ったね。
お姉ちゃんがいると妹はお母さんなんていらないんだものね。
お姉ちゃんにべったりで。
そんな妹だもん、可愛くて仕方ないよね。
その妹も１５才になりました。
今夜はこの話をしてみようと思ってます。
ゆう、これからもそばで見守ってあげてね。
でも、色々振り返ってみると本当にみんなで頑張ったなって
改めて思うね。
みんながゆうを守りたかったから・・
そしてゆうも家族の事を思ってくれた
みんなで頑張った・・
ねっ、お姉ちゃん・・
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