日本では、逮捕されると最長23日間も拘束され、面会も制限されて留置所などでひとりぼっちです。 そして捜査機関の取り調べは、弁護士も立ち会えない密室の中で、連日朝から晩まで長時間行われ、「やっていない」と主張する者にも強引に自白を強要したり、取調べ官による暴力やひどい扱いを受けたとされる問題も現在でもなお聞かれます。 その結果、「やっていない」のに「やった」という自白調書が密室で作成され、後で裁判段階で取り調べ過程で無理に言わされたと被疑者が訴え、自白の任意性を争うケースが多くあります。 諸外国では、この取調べ過程を録音・録画しておき、後で争いのないように制度化しているケースも多く、日本の「密室・閉鎖的」取調べを、事後検証できるようにする「取調べの可視化」の問題が、今司法改革の大きなテーマとなっています。 そこでこの問題に詳しい弁護士さんと、法学者の方により、取調べの模様を描いた映像なども交えて、21世紀の今でも、多くの方が苦しんでいるこの問題について、誰にでもわかりやすく考えることができるセミナーを企画しました。 法律に詳しくない方でも大丈夫ですので、どうぞお気軽にお越しください。 (参考:「取調べの可視化を推進する会」http://www.kashikasuishin.com/)
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