「なんで悪いことをした人を弁護するの!?〜和歌山カレー事件裁判から刑事弁護を考える」
講演:和歌山カレー事件弁護団長・小林つとむ弁護士
「なんで悪いことをした人を弁護するの!?」 とは犯罪報道に接したときに抱く、自然な思いではないでしょうか。しかし日本では、逮捕・取り調べ段階には、制度的には弁護士がつかないので、それがひどい取り調べや、やってないのに嘘の自白を強要するなどの、恐ろしい「えん罪」を生み出す原因になっています。 現在、政府の司法制度改革推進本部では、逮捕された被疑者の段階から公費により弁護人をつける制度の導入が検討されており、同本部のホームページ(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sihou/index.html)では、広く市民の意見や声を募っています。 昨年末に一審判決が出た和歌山カレー事件では、弁護活動に対して世間ではさまざまな疑問や批判も起こりましたが、現在の刑事手続きの抱える多くの問題も浮き彫りになりました。 そこで、マスコミ報道だけではわからない、和歌山カレー事件の弁護現場からの生の報告を聞いて、被疑者に刑事弁護がなぜ必要か、そして公的弁護制度はどうあるべきかについて、市民の立場からわかりやすく考えてみる企画です。 どうぞ、お気軽にお越しください。
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