市民セミナー
[あなたは言葉の通じない裁判・取調べに耐えられますか?
〜外国人裁判の「壁」司法通訳の課題を考える]


どうか想像してみてください。
いくら無実でも自分の言い分を伝える方法もなく、現地の法律もわからない。
誰にも相談できる人もおらず、たった一人ぼっちでの檻の中での拘束。
そんな中で進められていく、厳しい取り調べや、先行きのわからない難しい裁判手続き・・・
あなたなら、耐えられますか!?

○日 時
2002年11月9日(土)午後3:30開場、午後4:00〜7:00

○会 場
應典院   TEL 06-6771-7641
(地下鉄.日本橋or谷町九丁目駅より徒歩10分、千日前通りと松屋町筋の交差点[下寺町]を南へすぐ)
地図: http://www.outenin.com/otenin_6_1.html

○参加費
500円(事前予約などは不要です)

○パネラー
長尾ひろみさん(日本司法通訳人協会会長)
池田崇志さん(弁護士。司法通訳問題に詳しく外国人裁判など国際分野で活躍)

○内 容
裁判手続きでは、自分の言い分を十分に聞いてもらったり、手続きや制度を知らされた上で対処・反論できる機会が、誰にでも公平に保障される必要があります。
しかし、日本語の話せない外国人の方には、裁判手続きにも大きな「壁」があります。
逮捕段階の捜査機関の取調べや、裁判関係の通訳の現状は、まだまだ未整備な部分が多く、中には聞いて驚くほどのお寒い実態もあります。
そのため外国人裁判では、公平な司法手続きを受けられずに、不当な冤罪と思わる事例まで実際に発生しています。
また、これは決して日本人にとっても他人事ではなく、逆に日本人が海外旅行に行った時に事件に巻き込まれた例で、外国での取調べや裁判で十分な通訳がないため、無実を主張しながらも有罪判決を受けて現在も現地で拘束されているケースも実際にあります。
これほど重要なテーマにもかかわらず、なかなか知る機会のない司法現場の通訳の問題を、現場の司法通訳人として、またこの問題のエキスパートである、日本司法通訳人協会会長の長尾ひろみさん、そして外国人裁判などを多く手がけておられ、司法通訳問題に詳しい池田崇志弁護士をパネラーに迎えて、初めての人にもわかりやすく考えます。
どなたでもお気軽にお越しください。

○問い合わせ
司法NPO〜当番弁護士制度を支援する会・大阪
(小田幸児法律事務所 TEL 06-6311-2878)

※本セミナーは、應典院を舞台に行われるNPO・アート等の合同イベント「コモンズフェスタ2002」参加企画です。
●詳細は、http://www.outenin.com/commons2002/index.htm



back homeへ

当番弁護士制度を支援する会・大阪