市民セミナー
[あなたは言葉の通じない裁判・取調べに耐えられますか?
〜外国人裁判の「壁」司法通訳の課題を考える]


どうか想像してみてください。
いくら無実でも自分の言い分を伝える方法もなく、現地の法律もわからない。
誰にも相談できる人もおらず、たった一人ぼっちでの檻の中での拘束。
そんな中で進められていく、厳しい取り調べや、先行きのわからない難しい裁判手続き・・・
あなたなら、耐えられますか!?

これほど重要なテーマにもかかわらず、なかなか知る機会のない司法現場の通訳の問題を、専門の大学教授や、司法通訳人、外国人支援NGOスタッフや通訳事件に詳しい弁護士の方々をパネラーに迎えて、初めての人にもわかりやすく考えます。
どなたでもお気軽にお越しください。

○日 時
2001年11月10日(土)午後5時開場、5時30分〜8時30分

○会 場
應典院
(地下鉄.日本橋or谷町九丁目駅より徒歩10分)
千日前通りと松屋町筋の交差点[下寺町]を南へすぐ、高津小学校の向かい

○参加費
500円(事前予約などは不要です)

○パネラー
渡辺修(神戸学院大学法学部教授、当会代表)
高田 碧氏(中国語司法通訳人)
尾上皓美氏(外国人支援NGO・多文化共生センターおおさか・PJマネージャー)
足立 毅氏(大阪弁護士会・刑事弁護委員会)

○内 容
裁判手続きでは、自分の言い分を十分に聞いてもらったり、手続きや制度を知らされた上で対処・反論できる機会が、誰にでも公平に保障される必要があります。
しかし、日本語の話せない外国人の方には、裁判手続きにも大きな「壁」があります。
逮捕段階の捜査機関の取調べや、裁判関係の通訳の現状は、まだまだ未整備な部分が多く、中には聞いて驚くほどのお寒い実態もあります。
そのため外国人裁判では、公平な司法手続きを受けられずに、不当な冤罪と思われる事例まで実際に発生しています。 また、これは決して日本人にとっても他人事ではなく、逆に日本人が海外旅行に行った時に事件に巻き込まれた例で、外国での取調べや裁判で十分な通訳がないため、無実を主張しながらも有罪判決を受けて現在も現地で拘束されているケースも 実際にあります。
あまり知られていない裁判の通訳の現場と課題を、パネラーを迎えて、わかりやすく考えます。

○問い合わせ
司法NPO〜当番弁護士制度を支援する会・大阪
(小田幸児法律事務所 TEL 06-6311-2878)

※当日のイベント運営ボランティアも募集しています。
お気軽にご連絡ください。

※この催しは、應典院を会場とした、多彩なNPOの合同企画「コモンズフェスタ2001」の参加企画です。
●應典院ホームページhttp://www.outenin.com/commons/



back homeへ

当番弁護士制度を支援する会・大阪