テヘランのホマホテルやラーレホテルは一応高級ホテルであるが、以前に泊まったKEYANホテルは庶民のホテルと言う感じ。しかし、外国人価格(日本人価格?)で一泊80US$ほどするので安くはない。トイレ、シャワー、TV、冷蔵庫など必要なものは部屋にあるが、値段のわりには設備は古臭く決して良くはない。イラン人価格は、定かではないが一泊20US$程度だったと思う。良くある話であるが、日本人は金持ちと思われている様で、知り合いのイラン人に私の年収を聞かれ時、「100万ドルくらいか?」なんて聞かれ、「そんなわけねぇだろ!桁間違えてないか?」と思わず聞き返してしまった。知り合いのイラン人は、半分冗談で言った様であるが、やはり「日本人=金持ち」と言う意識があると思う。
KEYANホテルのバスタオルは、肌触りがメチャクチャ硬く「ソフランしてよ!」と言いたくなる代物である。その上、ホテルに帰ってから初めて使うバスタオルが何故か湿っぽい感じがすることがよくある。もしや?と思いある日、バスタオルの隅っこにボールペンで黒丸の印を付けておいた。ホテルに帰って、シャワールームに掛けてあるバスタオルをチェック!・・・やはり、付いていました黒丸印。毎日洗ってよ!高い金払っているんだから。
テヘランを出発するヨーロッパ行きの便は殆どが深夜出発であり、ホテルを深夜(午前1時、2時頃)に出発する必要がある。帰国する日、チェックアウトするためにフロントへ行くと、ロビーの床に布団を敷いてホテルの従業員が寝ていた。おいおい、寝てないで仕事しろよ!と心では思いながらも、小心者の私は小声で「チェックアウトしたいんですが・・・」と言うと、驚いた従業員は布団をたたみ仕事を始めた。ちなみに、このKEYANホテルは現在営業していない様です。
KEYANホテルの外観。窓は何処?って感じです。 標準的なツインルーム。シングルは存在しない。