イランの法律では、アルコール類を「持つ事」「飲む事」「作る事」が禁止されている。非核3原則ではないが、非酒3原則の様なもの。その為に酒屋はもちろん、飲み屋など存在しない。レストランでもビールはノンアルコールビールしかない。このビールが間の抜けた味なのだが、これを飲み続けると結構美味しく感じてくるから恐ろしい。ど〜しても飲みたい時は、闇の世界に足を踏み入れるしかない。やはり需用があるところでは供給者が必ず存在する。陸路で近隣国から密輸したもの、空荷のタンカーに積んで密輸したもの、家で密造したもの…色々あるので、これらを購入すればホテルで隠れて飲むことは可能。(寂しいが・・・)そして、飲み終わった空き缶、空きビンの処理にも気を使わなければいけない。空き缶は中を水で良く洗い、臭いが無いことを確認し、それを垂直につぶして何の缶だか判らない様にして処分する。空きビンは、たちが悪い。つぶして何のビンだか判らなくする訳にもいかないので、これはもう自分で砂漠まで行って埋めてくるしか方法はない。←これは冗談なので、ビンの場合は購入したところに頼んで処分してもらう方法しかない。そこまでして飲みたくない人は、イラン滞在中は酒をやめることをお勧めする。ちなみに、イラン航空機内でもアルコール類は一切出ない。
買い出しの見本市? 後ろの右3本がノンアルコールビール。
手前は八百屋で買ってきた果物  イランの果物は新鮮で美味しい
ビールのつまみにポテトチップも購入  ガーリックの絵が強烈!