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  心のオアシスを求めて‥
    『荒さんのぶらりある記』

荒川 滋      

(フルトン男声合唱団)

2006419




 記念切手も発行されていますが、20052006年は「日本におけるドイツ年」と銘打っていろんな催しがあります。昨年と今年の2月に参加した両国国技館の「すみだ5000人第九」もその一環です。

 4月15日(土)の午後は、北とぴあ(東京北区)での東京リーダーターフェル主催「日独親善男声合唱演奏会」へ。
 いただいていた指定席招待券で、至福のひとときを過ごしました。ターフェルのステージはJAMCA東京以来です。法橋様ご夫妻にはご厚情をいただき恐縮しております。奥様の隣席でステージを拝聴しました。
 ターフェルのステージでは、作曲者がターフェルのご出身でもあり、第一部、三木 稔作曲の組曲『合唱による風土記 阿波』よりの3曲が特に強く印象に残りました。ドイツ男声のおおらかで重厚なひびきの中に、10年前訪独時に体験したバイエルン地方の花と緑の豊かで広大な風土を思い出します。終演後、想定外の小宴によばれ歓談。

 夜は杉並へ。コーロ・リーゾの定練を見学し、懐かしい『海鳥の詩』をいっしょに歌う。稲門グリーの皆さんと久しぶりに旧交を温めました。指揮者;加藤治信様、清水 實様、神谷紀一郎様、小俣泰英様の肝いりで奥様方4名もごいっしょに12名での小宴に、今回もまた割り勘でお世話になりました。

 翌16日(日)の午前は町田へ。MPC町田フィル合唱団)の安倍武明様を訪ね、コンセルトヘボウなど2月訪欧演奏会の帰朝報告を聞く。荒谷俊治様の近況などもお聞きしました。午後は上野の東京文化会館で、大久保混声による「第5回21世紀合唱音楽祭」。大久保混声は前日に続いて2日連続の単独ステージでした。2月25日の練習時にも難曲に取り組む姿勢を目の当たりにしましたが、それを完全に吸収してのステージはさすがです。吸い込まれるような満ち足りたハーモニー。辻 志朗様の指揮で大久保混声の世界に浸りました。特に初演作品では、オルフェイ・ドレンガーを彷彿とさせる演奏です。橋本団長様のご配慮により、ありがたいチケットを入手し助かりました。

 夜は埼玉の上尾へ。「男声合唱団プロジェクトYARO会」でご活躍の加藤良一様と1年ぶりに再会し、YARO会メンネルA...)の練習を見学。
 この夜は、YARO会朝日新聞で紹介するために練習風景の撮影取材が行われ、終了後YARO会の皆さんと一献傾ける。YARO会の重役方(加藤良一様・関根盛純様・須田信男様)は意気軒昂です。論議風発で二次会まで割り勘で付き合う。今宵もまた楽しい酒にありつき少々「ゆくらいます」。




荒川 滋(左)、加藤良一(右)


 語らいは瞬時でも心のふれあいで得るものは大きい。音楽によせるそれぞれの想い熱く、人様とのご縁こよなくありがたく、ひたすら感謝に満ちた有意義な2日間でした。

風が桜の花びらを散らす〜」 15日は上野恩賜公園へ葉桜を訪ねました。








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