東京の中央にあたる、JR四谷駅をおりて、歴史のあるソフィア・ユニバーシティの隣にある紀尾井ホールにて、ヘルシンキ大学男声合唱団の演奏を聴いてきました。
まずは、ヘルシンキ大学男声合唱団について簡単にご紹介させていただきます。
〜プログラムより〜

1883年結成 フィンランドで最も由緒正しい男声合唱団
今から約120年前、建国間もないフィンランドにおいて、合唱曲のレパートリーを確立するべく同合唱団が設立された。フィンランド合唱界における重要な団体であり、音楽的な先駆者として認知されている。
演奏内容はもりだくさんでありました。
1 シベリウス作品を集めて
2 フィンランドと日本の現代作品
休憩
3 早稲田大学グリークラブを迎えて
日本民謡(斉太郎節)・深き淵より(マデトヤ作曲)
大波の魔術(トルミス作曲)
4 ヨーロッパの作品
5 フィンランドの作品
一つ一つの曲については、まだ勉強不足の私ですから、フィンランド語ということもありまして、細かく説明はできません。
休憩前の2ステージについては、とにかく度肝を抜かれました。合唱というのはこういうものなのか?という感じです。会場で販売されていたシベリウス作品のCDを聴いて、これから勉強というところですが、もう我々が子供の演奏レベルに見えてきまして(笑)、うーん。
その絶妙な各パートのハーモニーは、どう練習したのだろう、他のパートとどのように聴きあっているのだろう、と次から次へと歌われる曲について、演奏の素晴らしさと、疑問が山のように沸いてでてきました。
演奏形態は、日本のように TOP、SECOND、BARITON、BASS
という順でなく、スウェーデンのスヴァンホルム・シンガーズのような形をとっておりました。TOP
と BASS
が近くにいて、中心にいるかたち。外声が中央・その周りに内声がいる形?(詳細はわかりませんが)
ヨーロッパは皆このスタイルなのでしょうか?
休憩後は早稲田大学グリークラブとジョイント。なぜかここにバーバーショップを広めている広瀬康夫氏が一緒に歌っていたのには、びっくりしましたが。
その後、ヨーロッパ・フィンランドの作品から演奏は行われていき、最後は王道である、フィンランディア賛歌で締めくくられました。アンコールも最高でした。モンゴル地方?の擬音を中心とした演奏、小鳥や虫の音の表現は凄かった、の一言です。
正直、ほとんど聴いたことの無い曲が多く、自分の無知を思い知り、より精進しなければと実感。
今回5年ぶりの来日という事で、彼らの演奏を聴くことができて、ほんとに良かったと思いました。
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おまけ・・・
今回購入した席の隣に偶然、男声あんさんぶる「ポパイ」の小島さん・赤瀬さん、右手前方には、メンネルA.E.C.の須田さん・森さん、を発見。YARO会メンバーにこんなところでお会いするとは。そろいもそろって(私も含めて)・・・(笑)
(2003年10月6日)