第43〜45回
第45回【けふもまたの巻】('07/10/23〜12/25)
初折表六句
1発句 けふもまたひねもす匂ふ金木犀
2脇句 松茸飯の味も忘れつ
3第三 新米の湯気ゆらゆらと月の中
4四句 立って光るはかまどの煙
5五句 かき消せず尻に火がつく噂かな
6折端 狸の舟に寄す土用波
初折裏十二句
7折立 迂闊にもくらげに刺されみみずばれ
8二句 わたしは女王蜂に襲われる
9三句 マドンナを慕ふ数多の男子生
10四句 ハレム大奥後宮のある
11五句 数奇なる記憶の彼方アナタハン
12六句 女王蜂は皆を引き連れ
13七句 月天心過疎の村には灯なく
14八句 心寒々虎落笛聞く
15九句 竹垣もブロック塀に変わる今
16十句 生垣増やせと会長叫ぶ
17十一句 大屋敷門を開くれば躑躅咲く
18折端 恋歌燃える火の島の鳥
名残表十二句
19折立 二度三度かわせみ飛んで水ぬるむ
20二句 日南の鳥日南の花
21三句 上州は亭主達磨に嬶天下
22四句 掌に乗り家内円満
23五句 七夕に願いを込めた笹飾り
24六句 北京を目指そう娘の祈り
25七句 ミスターの夢を背負ひて星野さん
26八句 さらに一年待てといふ君
27九句 まだ来ぬと侘しき宵を月と共
28十句 待ちくたびれて泡沫の人
29十一句 名月の影を崩さぬ水鏡
30折端 己が姿を映す老鹿
名残裏六句
31折立 秋祭りガマの油の叩き売り
32二句 つくば山ろく一村一品
33三句 土産にも美味い物あり郷自慢
34四句 みずばな垂らし下駄はきし頃
35五句 陽が落ちる花咲く野辺を急ぎ足
36挙句 菜の花畑に入日薄れて |
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如水
いくら
鵜雪
南圃
いくら
如水
南圃
鵜雪
如水
いくら
鵜雪
南圃
いくら
如水
南圃
鵜雪
如水
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鵜雪
南圃
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鵜雪
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鵜雪
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如水
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鵜雪
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1 残暑のためか、今年の金木犀はよく匂うように思う。
2 【松茸よお前もか】奉書焼き、土瓶蒸、松茸ご飯、みんな昔の記憶となってしまっ
た。
3 【新米】昭和20年代、まだ電気が普及していなかった田舎、
照明代わりの月の光で、新米を食べたう旨さは忘れられない。
4 【かまど】昭和20年代に電気釜があっただろうか。
かまどで薪で炊いた米は立って光っていた。オカズは要らない。
5 【前次官】過ぎたるはと言えばそれまでだが、
似たような職種の目から見れば元専務に脱帽する。
6 背中に火がつくのはカチカチ山の狸。宴席に元長官が同席との由だが、
歴代長官はしていないと云う。嘘をついても、こちらの泥舟は沈まないから不思
議。
7 土用波が立ちだすと、夏の海にもくらげが出始める。
くらげも嘘を付く人だけ狙って刺せば良いのだが、、
8 【女王蜂】昔、蜂の一刺し事件があったっけ。
9 蜂の世界も不思議だが、人間の世界も不公平なものだ。
10 金力、権力、絶倫が揃はないと成立しない。やはり不公平だ。
11 【運命】殆ど歴史の彼方に消え去ろうとしている事件、
運命は避けようにも避けられないことがある。
12 【女王蜂の現実】1匹の女王蜂が雄の働き蜂を統率し行動するかに見られている
が、実際の女王蜂はそのような役割を有するものではなく、生物学的には「生
殖虫」と呼ばれている。
13 子供は風の子、年寄り日の子。早寝の村に灯はつかぬ。
14 過疎の村の拡大は深刻。民主党の政策のみでは改善しないのでは・・・。
15 最近の里村は猪や猿に、山林は鹿の害に悩まされる。
有刺鉄線や低電流を流す電線で田畑を守る。
16 【生垣にしよう】石積み、ブロック塀は地震でつぶれる。
自治会長は、せめて生垣にしようと叫んでいるが。
17 尼崎市でも公共施設では透視のきく金網のフェンス、家庭では生垣を奨励して
いる。旧家の塀は概して高い立派なものである
18 躑躅と来れば霧島躑躅、その紅は山を焦がすとか。
赤城の躑躅も有名なのだがものに出来ていない。
19 【水ぬるむ】生き物の世界も、景気の世界と同様循環しています。水がぬるむと、
餌が増えるために魚が動き出し、それを求めて鳥も動き出す。
20 何処の行政でも、その行政区の木や花や鳥を制定している。
日南市の鳥はかわせみ、花はつわぶき、木は杉。上の句を受けての連想が
南圃だけが理解できる個人的な連想になり恐縮です。
誰も日南市の鳥など知らーん!!と怒らないで下さい。
21 【お国自慢】元気のいいカアチャンがいれば亭主は手足を出す事もない。
と言いたいところだが年の瀬ばかりはそうはは行かない。
次々と背に妻のこゑ年用意 ・・ 朝日俳壇
22 操られているのは、亭主か嬶か。所詮は釈迦の掌か。
23 【平和祈願】世界中全ての人が幸せになりますように!!
24 【オリンピックへ】そっと見たら、「お父さんがんばって」と書き込んでありました。
25 長島氏へ律儀に勝利報告。される方もする方もご立派。
26 【金メダル】己がためには負けよと願い、君がためには勝てよと祈る。
さても悩まし女の心。 はたして、今の世にも通じるのだろうか。
27 【侘しき宵】貧しい時代、恋心は豊かだった。
27 【泡沫の夢】よどみに浮かぶ泡沫は、かつ消えかつ結びて、、、
28 さめざめと泣き想いを絶って眺めると水面の月影には微塵のゆるぎもない。
29 けさ髭を剃っていると、いやに皺やシミが気になる。歳はとりたくないのだが・・・。
30 エー、1枚が2枚、2枚が4枚、、、、。
宮崎神宮の秋の例祭、沢山の出店も出て中々の賑わいになる。
31 【地域振興】竹下さんの時代、一村一品運動がありましたが、今こそ必要ですね。
32 先日、大阪駅前ビルにある九県の大阪事務所で酒の試飲と物産展があった。
余りの美味さに東国原知事の笑顔のある「沢庵のたまり漬」を買ってきた。
云うまでもなく何種類かの焼酎も飲んできた。
33 【セピア色の写真】わたしの故郷のイメージは唱歌とそれ程違わないが、
我々の子供にとっての懐かしい思い出はどんな物なのだろう。
我が家で言えばマジンガーZ、マルシンハンバーグ、カッパエビセン。
人の手の温もりのある物はすくない。これが乱世の始まりかも。
34 【故郷を想う】霧島昇を知っている人も少なくなってしまった。
35 【朧月夜】来春は菜の花を楽しもうと、菜の花の種を畑一面に蒔きました。
家内に蒔き過ぎだと笑われています。
第44回【稔る秋の巻】('07/9/3〜10/22)
初折表六句
1発句 稔る秋にお詫びお詫びのコーラスかな
2脇句 こうべを垂るゝ稲穂を想ふ
3第三 名月に村中総出で綱を引く
4四句 狸囃子の音かろやかに
5五句 小坊主も出でて臍出し踊りだす
6折端 南の国の盆踊りかな
初折裏十二句
7折立 黒髪にハイビスカスやタヒチの娘
8二句 日向カボチャのよかヨメジョ
9三句 わが妹は練馬大根雪の肌
10四句 寝酒を酌めば淡き紅色
11五句 下戸の吾睡眠薬の替わりにと
12六句 千夜一夜の夢ぞ楽しき
13七句 バグダッド凍てつく空に鎌の月
14八句 背中を丸め民兵集う
15九句 目はうつろネッカフェにて朝日見る
16十句 親父のこころ息子は知らず
17十一句 父眠る山のお墓にこぶし咲く
18折端 あの北国に東風吹き初むる
名残表十二句
19折立 飛梅を道真公も眺めたり
20二句 床入りに吹くシャネルの五番
21三句 英雄や色香に惑ふ運命か
22四句 幸せなるかな凡夫に生まれ
23五句 ビール飲みナイター見つつ居眠れる
24六句 花火やろうと孫の催促
25七句 急かされて益々意固地年を知る
26八句 老いの秋波や余命は僅か
27九句 埋め火を返して見せる火桶かな
28十句 あつき血汐にふれぬ我が君
29十一句 ベネチュアのゴンドラ映ゆる良夜かな
30折端 渡りの鳥が波の間に間に
名残裏六句
31折立 雲白し盥に乗りて菱を採る
32二句 お国の為にと金物を出す
33三句 夜が明けて白が黒へと変わりけり
34四句 オセロゲームのどんでん返し
35五句 父小草似て非なるもの母子草
36挙句 野末の花にも春の陽やさし |
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鵜雪
如水
南圃
いくら
如水
鵜雪
いくら
南圃
鵜雪
如水
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鵜雪
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鵜雪
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1 【大臣辞任】叩けば叩くほどほこりが出てくる。叩く方も叩かれるとどうなるか?
2 稔るほど・・・。同じ頭を下げるのにも、雲泥の差がある。
3 稲刈りはほとんどがコンバイン。稲刈りと同時に稲藁は裁断して田に帰す。
注連縄や大綱引き用の綱に使う稲藁を確保するのに苦労する昨今らしい。
4 【みんなでてこいこいこい】名月と来れば狸、なんとも陳腐な発想だが・・
5 嫌なニュースの多いこの頃。みんなで陽気に踊りましょう。
6 【南国の盆踊り】浴衣姿の少ない東南アジアでは、臍出しルックの娘が主役。
7 ゴーギャンが愛した南の島。天衣無縫な娘は皆ハイビスカスを髪にさしていた。
8 もろたもろたよイモガラボクト、日向カボチャのよかヨメジョ。
「ひむか」の女は情が深い。日南海岸では年中情熱の花ハイビスカスが咲いてい
る。
9 【練馬大根】三浦大根といきたかったが、あまりに大きすぎる。
10 あとはどうなっかは他人には分からない。
11 【睡眠薬】暑苦しくて寝つきの悪い夜、睡眠薬替わりに果実酒を少し飲むと効果
覿面。多分淡き紅色で熟睡しているのだろう。
12 「開けごま」、甘い果実酒ならば、モテモテの二枚目だろうか、
それともハーレムの王様だろうか。
13 イスラム世界もいま昔。イラクはこれからどうなるのだろう。
14 【対立】日本の風土では、宗教対立は何とも理解できない。
15 【福田内閣誕生】就職難民もう五年、丸めた背中はいつ伸びるのだろうか。
16 「シャキットしろよ、、」「やりたい事が分からないんだよ、、」
17 【墓参り】50年後、私も孫を持つ歳となり、
ようやく父の気持ちを理解できるようになった。
18 ♪「白樺〜 青ぞ〜ぉら みぃな〜ぁみぃか〜ぁぜ〜」南風は夏の季語だった。
19 【大宰府天満宮】京から飛んできた太宰府天満宮の御神木「飛梅」は、
千余年経った今日でも毎年その清香の花を咲かせていると。
20 【クレオパトラもモンローも 】覇者を篭絡する女の技は今も昔も変わらない。
21 五番と云えばベートーベンの運命。図らずも三番英雄も入ってしまった。
22 【よかった】金持ちは金の心配をせねばならぬ。英雄は上の句の如し。
凡夫、貧乏に勝る幸せはないようだ。
23 【凡夫とは】「平易簡明にして解釈の要なし」 とはこの一句。
24 オジイチャン野球は終わったよ!! 早く花火しよう!!
25 【意固地】ポケットから中々小銭が出てこない。後ろのキャリアウーマンらしき人
がいらいらしている。益々ゆっくり探すなんて、年寄りのやることだね。
26 馬齢を重ねても、女心を分からないのは昔と同じ。いつまで待たせるのよ!
27 そうよ、本当にじれったいお人だねぇ。
28 女性は何時も情熱的。男は気が付いても気付かぬふり、、、
29 ♪熱き血潮の冷えぬ間に・・・ゴンドラの唄。
30 【渡り鳥】国境のない鳥の世界は幸せだ。
31 今日(16日)のNHK昼時一番が佐賀の菱採りと盥舟の紹介だった。
盥舟は小回りが効くので池や沼などの作業に適しているとか。佐渡だけの物で
はないらしい。お椀の舟には一寸法師、盥の舟には昔は美人というババ。
なべ蓋が櫂と聞くと昔は美人というババの明るさに納得をする。
32 我が家にあった金盥も、鉄砲の弾に変わり敵陣向けて飛んでいったのだろうか。
33 【8月15日】戦争に負けて、8月15日の夜を境にして、善が悪、白は黒に変わっ
てしまったことは、よく考えると不思議なことだと思う。
34 勝負は最後まで分からないと云うが、最初から分かっていた勝負だったとか。
35 白と黒、善と悪、父と母、、対になる言葉は多く楽しい。
36 人間社会より自然界のほうが公平なのかも知れない。
初折表六句
1発句 朝顔に捻り鉢巻鬼子母神
2脇句 母の日課が瞼にうかぶ
3第三 予定表白紙嬉しく好き気儘
4四句 たまの約束忘れて仕舞ふ
5五句 終電の夜道急げば月明かり
6折端 秋の夜長を駅のベンチで
初折裏十二句
7折立 虫の音に白河夜船となりにけり
8二句 叩く雨戸のひそやかに開く
9三句 この頃はサッシュに替わり文入らず
10四句 風も入らず引き戸なつかし
11五句 おすそ分け今や昔の言葉なり
12六句 醤油を借りし頃の懐かし
13七句 凍てつく夜月を眺めて磯部巻き
14八句 紋付き芸者の初場所飾る
15九句 幕の内彩り映ゆる玉子焼き
16十句 習ったばかり親父の料理
17十一句 菜の花のオヒタシの味酒すすむ
18折端 月は朧に眠気を誘ふ
名残表十二句
19折立 海釣りの釣れぬ合間はふねをこぎ
20二句 教授の目盗みあの気持ち良さ
21三句 パンチラを痴女の仕草として欲しや
22四句 嘆かわしきやヘソダシルック
23五句 古希なれどビーチ爺とギャルにもて
24六句 その気になれば褌一つ
25七句 全国を気儘に放浪清画伯
26八句 マドンナ恋し寅さんは行く
27九句 本当に好かれたこともあったっけ
28十句 男の意地は何時も悲しく
29十一句 竹取の翁にやさし虫の声
30折端 月の光も涙に潤む
名残裏六句
31折立 妙法の火を焚き惜しむ別れかな
32二句 枯れ草焼いて収穫祈る
33三句 新蕎麦は日向椎葉が日本一
34四句 忍ぶ恋歌今も歌はる
35五句 何処から聞こゆ美声や花の宴
36挙句 ケキョケキョケキョホーホケキョ |
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南圃
鵜雪
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如水
鵜雪
南圃
如水
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南圃
鵜雪
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如水
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如水
鵜雪
南圃
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鵜雪
如水
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南圃
鵜雪
如水
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鵜雪
南圃
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如水
南圃 |
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1 【朝顔市】東京入谷鬼子母神の朝顔市、今日からですね。いよいよ夏です。
2 【母の楽しみ】毎朝大きな朝顔の花を愛でている母の姿が、今おぼろげに、
瞼の奥の方にうかんでくる。何もない時代、楽しいことだったのだろう。
3 【小人の幸せ】月に3件も予定が入るとそれが気になって憂鬱になる。
「甚平着て惰眠むさぼる食後哉」
4 現役当時は手帳に書かなくても約束を覚えていたが、暇になると書いていても
忘れてしまう。ボケは確実に進んでいるようである。
5 【家路】気が付けば暦が変わろうとしている。一日の悔悟や喜びを噛みしめなが
ら心地よい夜風と月明の中、家路を急ぐ。
6 【乗り越し】一杯飲んで電車で熟睡。気が付けば何往復したのかわからないくらい
のとんでもない時間で、行った事もない終着駅。帰るに帰れず、駅のベンチで始
発電車を待ったと言うモサも今頃どこか遠くで笑っているのかもしれない。
7 駅のベンチもさることなから、新幹線の車庫で過ごした御仁も・・・。
8 【白川の関】頑固親父も虫の音に誘われて居眠りをしている。
ほとほとと雨戸を叩き無事に逢瀬をたのしむことができた。
9 【恋文】雨戸の隙間からソット差し込んだ恋文だが、、、
10 【なつかし我が家】地球温暖化の時代、風がスースー入ってきた家が、
見直されるだろう。
11 【おトラさん】「トントントンカラリ」、懐かしい唄だが
今は「カラリ」は「ガチャリ」チェーンが入場を拒否する。
12 向こう三軒両隣は貴重であった。今は「ワンルーム隣は何をする人ぞ」か。
13 露天で買った醤油の香の香ばしい磯辺巻きを頬張りながら、寒空の下家路を急
ぐ。
14 初場所、紋付き姿の芸者衆が桟敷の一角を占めると、衣装は黒なのにその一角
が妙に華やぐのはなぜだろうか。
15 桝席に届く弁当は相撲以上に楽しみだとか。
中味の豪華さもさることながら、お値段も相当のものらしい。
16 【親父の料理】最近親父の料理教室が盛会の由、熟年離婚に備えてとか。
17 どうも酒のつまみ料理ばかりが得意になりそう
18 酔うほどに眠たくなってくる。
19 スズキを狙っての早朝の船出。魚信が啼ければ釣り人が魚に合図をしている。
20 【午後の睡魔】腹は満腹、室内ポカポカ。春先の午後一番の講義は睡魔との闘
い。
21 【パンチラ】セクハラが厳しく言われる時代、男女同権にしよう。
22 昔のパンチラは下から、今のパンチラは上からも。
23 「太陽の季節」から半世紀。古希といえどもまだまだ元気、
今日も出かける湘南の海。(ビーチ爺、季語ではありませんがご容赦を)
24 【裸一貫】最近は、年寄りを騙すことが大流行、振り込め詐欺、保険金目当て等
々。考えてみれば、人間裸で生まれたのだ。褌一丁残ればよいではないか。
25 【裸の大将】山下清は旅先では殆ど絵を描いていないと言う。徴兵検査を恐れた
18歳の青年は、自由を求め本能の赴くままの旅だったらしい。
花火の好きだった天才も49歳で早世。
26 風呂屋を空にしたのは「春樹と真知子」。映画館を一杯にしたのは「車 寅次
郎」。
27 題名は忘れたが、2本くらいは寅さんが惚れられたこともあった。
シリーズが終わってしまうので、恋を成就させられないのであろう。
28 ふうてんの寅さんは、身を固めて一箇所に定着してはいけない、、、
29 【虫の声】孤独な高齢者には声かけが大切、
この翁も、虫の声にさぞ慰められたことだろう。
30 折角育てても娘は嫁いでいくのである。地球でも月の世でも。
31 花火も、大文字の火も魂送りの火。日本の夏は盂蘭盆の祭り一色である。
32 【田焼き】秋から冬に入ると、あちこちで煙が立つ。枯れ草や藁を焼いて害虫を
殺したり、肥料を作ったりするのも行事の一つ。
33 【焼畑農耕】日向椎葉では今でも焼畑農耕で蕎麦を育てているとか。
その味は東国原知事も絶賛。又宮崎の名産が増えそう、、、
34 椎葉の里では「しのぶれど色にいでけり・・」というわけにはいかなかったようだ。
35 カラオケのなかったその昔は、花見でも宴会でもよく歌を聞いたものである。
36 【春の美声】ウグイスの谷渡り。見事な美声です。
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