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第40〜42回
 
第42回 第41回 第40回
 
    42回【産み月の腹の巻】('07/5/14〜7/5)
 
    初折表六句
      1発句   産み月の腹(はら)まん丸や若葉風
      2脇句       メタボリックも気にせずビール

      3第三   寄せ拙くなかなか切れぬ85
      4四句       多きをもって貴しと成す

      5五句   仙台の銘菓の元祖萩の月
      6折端       一期一会や露ひとしずく

    初折裏十二句
      7折立   知らぬ間に庭一面の蛍草
      8二句       離れて覚ゆ募る想ひを

      9三句   七夕や思ひのたけを笹の葉に
      10四句       ケーキ屋さんとサッカー選手

      11五句   相撲見て渋茶を啜る親父かな
      12六句       青白に非ず龍鵬と呼べ

      13七句   冴え渡る親父の小言と冬の月
      14八句       影を消したる梟の狩

      15九句   こうもりがひらりひらりと月明かり
      16十句       牛若丸に手こずる弁慶

      17十一句  蒲公英や自由奔放臍出して
      18折端       春風に乗り綿毛の旅立ち

    名残表十二句
      19折立   うららかにぽっかり浮かぶ熱気球
      20二句       風に任せて行く先知れず

      21三句   寅さんのマドンナついに見つからず
      22四句       分相応の女房の寝息

      23五句   山小屋に鼾とどろく夏は来ぬ
      24六句       蚤にも悩み星空仰ぐ

      25七句   夜明け前木曽路は未だ闇の中
      26八句       何処のソバよりあなたの傍よ

      27九句   腰抱きペアールックの似合うこと
      28十句       すみれどくだみ皆可愛らし

      29十一句  朝顔の花芽数えて月見かな
      30折端       草むらに聴く鈴虫の声

    名残裏六句
      31折立   弱虫の汚名返上キリギリス
      32二句       貿易収支大黒字なり

      33三句   ささやかな配当通知ありにけり
      34四句       神東の株売ってピアノ買い

      35五句   流れくる春のうらゝと「花」の曲
      36挙句       水面に映ゆる月影おぼろ 

いくら
南圃

如水
鵜雪

南圃
いくら


鵜雪
如水

いくら
南圃

如水
鵜雪

南圃
いくら

鵜雪
如水

いくら
南圃


如水
鵜雪

南圃
いくら

鵜雪
如水

いくら
南圃

如水
鵜雪

南圃
いくら


鵜雪
如水

いくら
南圃

如水
鵜雪
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   1 まん丸のおなかを自慢げにゆすって歩く姿はこの時期にふさわしい。
 
   2 【メタボリックシンドローム】腹囲100センチの父親も、臨月の奥さんの腹囲には
     敵わない。
 
   3 バンカーに入れたり、グリーンをオーバーしたり・・・。
 
   4 【長生きしよう】男の人生、85を越すのは大変なこと。
     と考えれば、わざわざ切ることはない。
 
   5 【銘菓の元祖】自称銘菓の元祖の多い事。「○○の月」も然りだが、
     これはやはり仙台の「萩の月」が元祖のようだ。
     
   6 菓子が茶の味わいを深め、庵主の思いを表す。
     一瞬きらめき、やがて消えゆく露のように。
     
   7 【露草】名前に似合わぬ蛍草、旺盛な繁殖力を持つ。
 
   8 転校して行った彼女。知らぬ間に好きになっていたのか・・・。
 
   9 打ち明けた手紙を妻は持っている」恋は実ったのだが・・・。
 
   10 【子供達の夢】子供達の将来の夢の定番。
      女の子の夢は今も昔も変わらないが、
      男の子は野球選手志望が少なくなってきたとか。
 
   11 時代遅れの親父は、蒙古横綱をどう思っているのだろうか・・・。
 
   12 【龍鵬時代】親父さん、新聞に「青白時代」とあるのを見つけ、
      軽すぎるとご立腹。「龍鵬時代」と呼べと、子供たちに命令。
 
   13 【一刀両断】親父の小言はスカット一言が肝心。
 
   14 梟は狩をするに決まった梢を使う。忍者の如く景色に溶け込み満月の眼を
      以って獲物の動きを見極め、一気に襲い掛かる。
      その間に聞こえるのは数度の羽ばたきの音だけという。
 
   15 【こうもり】夕暮れ時、よく目を凝らしてみると、こうもりが飛んでいる。
      こちらは梟と違って、動いて獲物を捕まえる。
 
   16 五条大橋の欄干をひらりひらりと・・・。
      ヒラリーに手こずるのはビル・クリントン。
 
   17 うちの娘はもう手に負えないよ。臍なんか出すもんじゃないってあれほど言い聞
      かせているのに。流行だのファッションだと理屈を言っては臍だしルックだよ。
      父さんまでニャついて文句を言わないんだから。あたしも出そうかしらメタポの
      腹を。
 
   18 【旅立ち】風の向くまま気の向くまま、、、
 
   19 一度乗ってみたいと思っているが、まだその機会に恵まれていない。
 
   20 【風任せ】気球ならまだよし、世論というわけのわからぬ風に、
      政治が流されては困る。
 
   21 【フーテンの寅さん】今日は東に明日は西。パターンは決まっているのに、
      それぞれの作品があんなに楽しめたのも珍しい。
 
   22 【飼われ猫】旅の鞄に夢仕舞いこみ、親子三人、川の字に寝る。
 
   23 【山小屋】近頃の山小屋はホテル並みと聞くから、こういうことは稀だろうが、
      昔は、大いに賑わった。
 
   24 蚤にも攻められ眠れたものではない。堪らず外にでると、満天の星が輝いていた。
 
   25 木曽路はすべて山の中、星の光も路を照らす事はない。
 
   26 【信濃の新蕎麦】二葉塗料の国枝さんに連れて行っていただいた、
      安曇野の新蕎麦の味を思い出しますなー。
 
   27 ふたりが寄り添うと、ひとつのハートマークになる。
      これもペアールックと云うのだろうか。
 
   28 【雑草の如く】ハートの上に綺麗な花が咲く、可愛らしいだけでなく強い。
 
   29 どくだみの花の塩漬けはかゆみ止め、アサガオの実は煎じて利尿剤。
      漢方の世界は広い。
 
   30 【目にはさやかに】朝顔の花芽が減り月の明るさが増すと虫の秋がくる。
 
   31 【キリギリス】イソップ物語の「ありとキリギリス」のイメージが強すぎる。
      鵜雪薔薇園の大敵の一つはキリギリス、芽を貪り食う恐ろしい虫だ。
 
   32 勤勉で倹約家の日本人。アメリカ国債を大量に買って、ブッシュを支えている。
      こんなことが何時までも続くのだろうか。ドル下落のパニックが恐ろしい。
 
   33 後輩諸君の踏ん張りに感謝をして、特上国産鰻に舌鼓。
 
   34 若い時代は金はなし。「しょうがない。ピアノ買いたいなら、会社の株を売ってしま
      うか、、、」。そのピアノを今は孫が楽しんでいる。
 
   35 窓辺から弾むようなメロディー。瀧廉太郎のこの曲を聴くと本当に春を感じる。
 
   36 【朧月夜】荒城の池に映る月は、朧月がよく似合う。
 
第42回 第41回 第40回
 
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    41回【お日さまのの巻】('07/3/21〜4/11)
 
    初折表六句
      1発句   お日さまの赤道またぐ彼岸かな
      2脇句       鯉あくびして四方のどかなり

      3第三   春場所は一瞬のうちに勝負つき
      4四句       この10年の速さに驚き

      5五句   秋の月仕来り守り児に伝え
      6折端       なすびの馬もすすきの横に

    初折裏十二句
      7折立   秋祭り語り明かした友は今
      8二句       古き手帳を頼りに訪ね

      9三句   面影の残りてまたも惚れ直し
      10四句       翁媼の滋味なる笑顔

      11五句   アイロンの効いたシャツ着てフレッシュマン
      12六句       団塊の世代に窓際は無し

      13七句   満員のビアガーデンで仰ぐ月
      14八句       ワイキキの浜でフラを楽しむ

      15九句   歳忘れスケアダンスの輪の中に
      16十句       足腰鍛え長生きしよう

      17十一句  桃の花ゆるく雅に太極拳
      18折端       北京の春は黄砂で明ける

    名残表十二句
      19折立   温首相京都の花を愉しみて
      20二句       くつろげや曇り影なき極楽に

      21三句   屈託のない笑い声手に湯割り
      22四句       持って行かせた社名封筒

      23五句   しっかりと胸に抱きし冬のボーナス
      24六句       節季払いに消えて仕舞し

      25七句   大寅も小寅もいたよにぎにぎし
      26八句       合コンやろう少子時代だ

      27九句   何もかも女房気取りで世話をする
      28十句       尻のデカイは安産多産

      29十一句  ふるさとの母も見ている同じ月
      30折端       団子の甘さいつも控え目

    名残裏六句
      31折立   秋渇き吾膳精進料理かな
      32二句       人目を盗み般若湯乾す

      33三句   鈴の音は椎葉の里の愛の音
      34四句       鶴冨屋敷にそよかぜぞふく

      35五句   落人の村に古木の梅の花
      36挙句       お顔雅や相伝の雛

如水
いくら

鵜雪
南圃

いくら
如水


南圃
鵜雪

如水
いくら

鵜雪
南圃

如水
南圃

鵜雪
如水

いくら
鵜雪


如水
いくら

鵜雪
南圃

いくら
如水

南圃
鵜雪

如水
いくら

鵜雪
南圃


いくら
如水

南圃
鵜雪

如水
いくら
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   1 きょうは春分の日。これから日毎に暖かくなるでしょう。
 
   2 暑さ寒さも彼岸まで、固まった身をほぐして花見の季節に備える。
 
   3 【白鵬】こちらの四方は一瞬のうちに、緊張が解けてしまった。
 
   4 【光陰矢のごとし】アッと言う間の10年。平成9年還暦、19年古希。
 
   5 【時は有限】「古い奴だとお思いでござんしょうが・・」というセリフ。
     仕来り、伝統を伝えるのも年寄りの重要なお勤めでもあろう。
     とはいうものの流転のサラリーマン、着地した所の故事来歴には疎い。
 
   6 月見団子もお袋で終わり。結婚後親と同居したこともなく、
     長男としてこれで良かったのであろうか。
 
   7 【高校生時代】秋祭りに招待された友人の家は、山奥の又奥。
     夜明け近くまで何を話していたのだろうか。そしてあの友は今はもういない、、
 
   8 【舞踏会の手帳】ジュリアン デュヴィヴィエの名作。
     あの男友達は今、どこかでバラ作りをしているそうな。
 
   9 42年振りのクラス会。気品のある清楚な面立ちは変わらない。
 
   10 【納得と悟り】古希を過ぎる頃亦惚れ直す爺と婆。
 
      *4/8まで留守をしますのでお三方でお続けください。
      8日以後の私の順番でまた、ご一緒させていただきます。
 
   11 【フレッシュマン】昨日は入社式、皆身だしなみ良し、勿論顔に皺などない。
 
   12 【団塊の世代】窓際族は今では死語なのだろうか、
      それとも厳然として残されているのだろうか。
 
   13 小学校の入学式から何処へ行っても人人人。出るのはため息ばかり。
 
   14 【常夏のハワイ】姪の結婚式でハワイに行った折、ワイキキの浜辺で本場ハワイ
      のフラダンスを観た。日本のビルの屋上で観るフラダンスとは少し違うような気
      がする。指使いなのか、腰使いなのか?
 
      * 4/8〜4/15の間留守にします。
      居倉さんも4/8にはお帰りとの事、宜しくお願いします。
 
   15 【若き日の思い出】これは願望に過ぎないだろう。
      最近、スケアダンスを見たことがない。
 
   16 社交ダンスが若さを保ち、健康によいそうだ。
 
   17 バランスを崩さずに緩やかに動くというのは意外に難しい。
      こういう動作は体の内部の筋肉を使うため代謝効果が大きく肥満を防ぎ身体の
      柔軟性を高めると聞かされたが試みた事はない。
 
      私事で暫く中座をさせていただきましたが今回より席に戻りました。
      宜しくお願いいたします。
 
   18 【黄砂】多様な環境が、民族の逞しさを生む。
 
   19 京都に桜が残っていてよかった。
      「中日友好の花は一段と輝きを増す」と感慨深げだったとか。
 
   20 【荒川信二君を悼む】アルミ電着の安定により顧客の信頼を磐石にした荒川君が
      定年を待たずに逝った。定年まで後三月、大事を成しただけに定年という勲章
      を付けてあげたかった。無念では言い足りないものがある。
 
   21 【続・追悼】酒を愛し、とりわけ焼酎を愛でたと記憶する。
 
   22 【お礼】殆どの人が現役時代は仕事優先、仕事オンリーの生活であったと思う。
      彼は人並み以上にそうだった。思い出の品を社名封筒に入れて納棺した。
      彼にとって神東は不滅。色々有難うございました。
 
   23 そういえば社名入り封筒を鞄のかわりに持つのが流行った時期があった。
      シブチンの某社では私用に会社の封筒を使ってはならないという不粋にして
      もっともなお達しが出た記憶がある。
 
   24 飲み屋で帰りに付けを払おうとすると、ポケットにある筈のボーナスがなく慌てた
      ことがあった。結局、会社に忘れていたのだが、現金支給のよき時代ではあった。
 
   25 「部長!! 私は酔っぱらってなんかいませんよ、、、」
 
   26 【合コン】少子化の一つに理由は、男女の出会いの機会が、
      大変少なくなっているそうだ。
 
   27 頼みもしないのに小皿に料理をとってくれる。もう、このあたりで手を打つとするか。
 
   28 「おトラさん」という4コマ漫画があった。
      人情豊かな下流社会の話だったと憶えている。
 
   29 【母】あの頃は、5人の兄、3人の姉、2人の妹と一緒に、
      月見団子を分け合って食ったっけ。
 
   30 【月見団子】オフクロの作る月見団子は、意識して甘さ控え目だったのか、
      それとも物がなくて甘く出来なかったのだろうか。
 
   31 【天高く馬越ゆる秋】健康診断で露見した隠れ肥満。驚いた妻は一心に精進料理
      を研究し、私の前から肉料理が消えてしまった。
 
   32 最大の原因は「アルコール」?。奥方から禁酒令の出ないうちに節酒を。
      なに!「分かっちゃいるけど止められねえ」だと・・・。ご同感!
 
   33 【稗つき節】お前平家の公達流れ、おどま追討の那須の末よ、、、
 
   34 【風の音】静かな佇まいに、聞こえるは鈴の音と風の音のみ。
 
   35 そよかぜに梅の香りが微かに漂う。
 
   36 かのお姫様と共に都を逃れてきた雛、ゆかしき家の証にと代々飾り続けられている
 
第42回 第41回 第40回
 
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    40回【里山にの巻】('07/1/29〜3/20)
 
    初折表六句
      1発句   里山にわずかに茜春を待つ  
      2脇句       ふくらみを増す辛夷のつぼみ

      3第三   渡り鳥インフルエンザも気になりて
      4四句       聖なる川にて 沐浴をする

      5五句   露天風呂おけを浮かべて月見酒
      6折端       実り豊かと熊より便り

    初折裏十二句
      7折立   紅葉山良き場所時を下見して
      8二句       シャッターを押すチャンス窺がう

      9三句   山登る今日もいえずに山下りる
      10四句       じじい柴刈りばばあ洗濯

      11五句   友情に泣いた赤鬼その後は
      12六句       琵琶湖の水を難波江と流す

      13七句   大川に花火あがりて月かすむ
      14八句       ブルーシートに招待席かな

      15九句   頭を低く腰を屈むる躙(にじ)り口
      16十句       足のシビレと和菓子の甘さ

      17十一句  最中食う障子開くれば雪柳
      18折端       機織見られ鶴帰りけり

    名残表十二句
      19折立   春霞出水の里も静かなり
      20二句       肩の荷おろし波の音を聞く

      21三句   末娘嫁ぎて親の責果たす
      22四句       われは読書し妻は旅行に

      23五句   程の良き間をあけながら鴛鴦ゆけり
      24六句       石鹸カタカタ湯冷めして待つ

      25七句   熱燗が冷酒になり妻来る
      26八句       夜毎に交はすめをと盃

      27九句   大小の模様も同じメグカップ
      28十句       そろいのセーター虫に食われる

      29十一句  蟋蟀の鳴き声止みて月さやか
      30折端       そろりそろりと湯船につかる

    名残裏六句
      31折立   稲妻にきゃーと叫ぶや仁王立ち
      32二句       アイドル歌手のさよなら公演

      33三句   青い空さらば祖国よ移民船
      34四句       横浜を発ち世界一周

      35五句   南からさくら前線追いかけて
      36挙句       北のチャペルで佐保姫を抱く 

鵜雪
如水

南圃
いくら

如水
鵜雪


いくら
南圃

鵜雪
如水

南圃
いくら

如水
鵜雪

いくら
南圃

鵜雪
如水


南圃
いくら

如水
鵜雪

いくら
南圃

鵜雪
如水

南圃
いくら

如水
鵜雪


いくら
南圃

鵜雪
如水

南圃
いくら
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   1 【赤み差す山】これから里山に一日一日赤みが差してきます。
      未だかまだかと春の到来が待ち遠しくなります。
 
   2 木々の冬芽も膨らんでいる。暖冬の今年は早いのであろう。
 
   3 【渡り鳥】宮崎県は鳥インフルエンザ騒動で大変。原因に渡り鳥説もあり、
     早く春になり渡り鳥たちが飛び去ってくれる事を願う農家も多い。
 
   4 【神の国日本】「宮崎県は神の国。渡り来る物すべからく神の川で神の雨で身を
     清めるならば大事には至らないであろう」 と咫烏(やたがらす)が告げる。
     
   5 宗教や民族は違っても禊ぎの風習はある。温泉での「桶酒?」の経験はまだない。
 
   6 【山に実り】今年は、山の実が豊かに実っているから
     「お世話をかけないよ」と熊がいっている様だ。
     風呂にもゆっくり入っていられるよ。
 
   7 【男子事を成すさんとすば】山は紅葉、木の実も沢山となれば、熊も鹿も鮭、
     鱒も我が子孫を遺さんと雌へのアピールに余念が無い。
 
   8 カメラもこの日のために買い換えたし、フィルムも好感度のリバーサル。
     紅葉を背景に彼女の素晴らしい笑顔を撮りたい。
 
   9 【告白】気弱な男の懺悔、「どうしてあの時いえなかったのだろう」
     気弱な男の自己満足、「いや、それでよかったのだ」
 
   10 爺さんは山へ、婆さんは川へ。爺さんはどう告白したのだろうか。
 
   11 【泣いた赤鬼】青鬼君の心優しい企てで、赤鬼君は念願通り村の人達と仲良しに
      なりました。でも赤鬼君は、その後青鬼君に会う事は出来ませんでした。
      鬼が島の鬼の中に青鬼君がいたのかもしれない。
 
   12 【昔々あっあっとさ】鬼の力は凄まじい、琵琶湖は鬼の足跡、南北アルプスは泥
      遊びの跡等色々の言い伝えがある。難波の水不足を聞いた鬼は恩返しにと人
      差指で琵琶湖から難波江まで溝を付けた。このお蔭で難波は水の都と呼ばれ
      るようになったそうな。ポ〜コペン。
 
   13 難波と云えば天神祭。船渡御で賑わう大川(旧淀川)の上に花火が上がる。
      月など見ているものは誰もいない。
 
   14 【河岸の住人】東京では隅田川が大川と呼ばれた。隅田川花火となると、
      河岸の住人はブルーシートの仮住まいに、親戚・友人を招待するそうな。
 
   15 【そっくり蛙】招待されたからといって尊大になってはいけない。
      腰を屈め相手を尊ぶことから礼儀は始まるのだから・・。
 
   16 【古典】従妹にお茶の先生がいる。もう一服は結構、和菓子をもうひとつと所望する。
 
   17 【会席】昭和のはじめの風景だと思う。
      多分、見合いの途中、仲人役がそっと開けたのでしょう。
 
   18 つうは「織っている間は部屋を覗かないで欲しい」と約束をしていたのに、
      「与ひょう」はどうして「惣ど」らを止められなかったのだろう。自分も見たかったの
      か。
 
   19 【越冬】鹿児島県出水市には、今年も1,900羽余りの鶴が渡来したとか。
      2月になり菜の花が咲き始めると、鶴の北帰行が始まり、賑やかだった出水の
      里にも元の静寂さが帰ってくる。
 
   20 環境を整え餌をやり始めてから鳥の数も増えた。いまでは干潟に溢れるほどの
      鳥が来るようになった。定員なら定鳥オーバーの今は餌集め、ねぐらの整備な
      どでボランティアも大忙し、鳥が旅立って先ずは安堵の一服とか。
 
   21 親はなくとも子は育つとか。婚姻は両性の合意によって成立したこと。
      小生の場合、親の有難みが分かったのは子供を授かってから。
 
   22 【熟年夫婦】子どもが嫁ぎ二人だけになるころ、
      妻は益々元気づいてくるのが世の習い。
      下手をすると男の居場所がなくなってしまう。
 
   23 鴛鴦は相愛の代名詞のようだがそうでもない。つがいではいるが鶴のように愛情
      の交歓はなく必ず何がしの間を取っている。しかも繁殖期が終れば雄は雄、
      雌は雌で群れをつくるという。
 
   24 【神田川】仲良き事は素晴らしきかな。
 
   25 【銀ぶら】何時もこれだから、買い物好きの妻と一緒に、
      銀座に行くのは避けているのだ。
 
   26 テレビ小説「芋たこなんきん」の毎日の場面。思い出すのは、若かりし頃。
 
   27 朝の食卓にはいつもお揃いの、、、熱いコーヒーを、、
 
   28 【浮気の虫】寄り添うとハートの模様になるセーターを愛用していたが何時しか虫
      に食われてハートブレイクになった。
 
   29 こおろぎも伴侶を得たのであろうか。またまた、カップルの句になってしまった。
 
   30 【心遣い】恋の邪魔をせぬように、月影を乱さぬように。
 
   31 【これはこれは】名残の六句にしては賑々しいが捨てがたい一句。乞ご容赦
 
   32 【青春】もうこの歳では涙を流してペンライトは振れない。
 
   33 【時は移る】移民は国家的大事業だった。アメリカへ、南米へ、満州へ。
      昨今は逆移民の時代、移民をいかにして受け入れるかが、
      国家的大問題となってきた。
 
   34 豪華客船の世界一周が来年の分まで予約済みと聞く。日本も豊かになったものだ。
 
      ところで、氷川丸はどうなったのだろう。
 
   35 【日本列島の旅】庶民は豪華客船で、、という訳にはいかないが、桜前線の北上
      に合わせてノンビリとした旅でも出来たら最高だろう、、夢を追う。
 
   36 【青柳の眉桃の頬】夏に燃えた恋、秋には実らず冷たい冬を耐え、桜さくらと海を
      渡り、北の大地でようやく花が開いた。秋には紅葉のような手のやや子が生まれ
      る。
 
第42回 第41回 第40回
 
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