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第22〜24回
 
第24回 第23回 第22回
 
    24回【屠蘇ふくみの巻】('05/1/1〜2/9)            
 
    初折表六句
      1発句   屠蘇ふくみ街の鎮守に初詣
      2脇句       今年占ふおみくじを引く
     
      3第三   宝くじ新春(はる)の吉兆1万円
      4四句       空に天女の花霞舞う

      5五句   三保の松はごろも透かす朧月
      6折端       そぞろ歩けば花いちごかな

    初折裏十二句
      7折立   春愁やいひたいことも言いだせず
      8二句       目と目で交わす愛の言葉を

      9三句   触てみて彼のひとの手の温さ知る
      10四句       レスキュー隊に夏休みなし

      11五句   年毎に孫の遊びも変わりおり
      12六句       着膨れ頑固婆あきれ顔

      13七句   ふくろうはダウンを羽織り月見かな
      14八句       夕闇渡るかりがねの群

      15九句   空みあげ思ひ定めし穴まどい
      16十句       うなぎの寝床今は何処に

      17十一句  桜咲く京の町家に異人住む
      18折端       散って港の見える丘の上

    名残表十二句
      19折立   油津の津の峰山の桜かな
      20二句       瓢(ふくべ)枕に行く雲を見る

      21三句   坊っちゃんと明暗を積み昼寝かな
      22四句       訪ふてみたきや道後温泉

      23五句   「借命」や露か霜かと波郷の忌
      24六句       深川の地に雪の降る夜
      
      25七句   いつの日か蜆丼喰はむかな
      26八句       入社二年目二人の約束

      27九句   初恋は甘いレモンの味なのか
      28十句       パックに託す女の願い

      29十一句  月見れば団子欲しいと老婆云い
      30折端       紅葉を眺め酒を酌む爺

    名残裏六句
      31折立   雁が音や山の里には童歌
      32二句      現代(いま)はラップかポップス流行
     
      33三句   世の中のテンポも速くなりにけり
      34四句       そしてこの世に未練増えゆく
   
      35五句   たんぽぽの葉はオヒタシに根は薬
      36挙句       蝶がとりもち和洋がむつむ

鵜雪
如水

南圃
いくら

如水
鵜雪


いくら
南圃

如水
鵜雪

南圃
いくら

鵜雪
如水

いくら
南圃

如水
鵜雪


南圃
いくら

鵜雪
如水

いくら
南圃

如水
鵜雪

南圃
いくら

鵜雪
如水


いくら
南圃

如水
鵜雪

南圃
いくら
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   1 【初詣】これから地域の価値が一変してくる。村から街になり、
     片隅に追いやられていた鎮守も、復活してきます。
     
   2 お袋が他界してから、実家の氏神さまにも疎遠になっている。
     今年あたりお詣りに行くか。因みに玉垣に小生の名前がある。
     
   3 【お年玉】今年は新春から縁起がいいワイ!!
     暮れに買っていた宝くじで1万円の大当たり!!
     インド洋大津波の義捐金に協力したい。
     
   4 【春風】天気は西から、日南の縁起がぜひ赤城にまで届きますように。
 
   5 天女とくれば三保の松原。因みに、大久保龍一様の令室の旧姓が松本三保子様。
     天女が忘れた羽衣を見つけた漁夫の名が白龍。
     
   6 【花いちご】この辺りは、石垣いちごの本場。朧月の月明かりに、
     白い花が輝いて見える。
     
   7 木の芽時、周りの元気に圧倒されて鬱になる人も少なくない。
 
   8 恋人が居れば鬱にはならない。目は口ほどにものを言い。
 
   9 目と目を交わすだけでは、我慢ができないのが恋である。
 
   10 【災害多発】良かった、生きていて。それにしても、世界中でなんと災害の多い
      ことか、戦争なんて止めようじゃないか。
     
   11 【夏休み帰省】一昨年は庭でのプール遊び 昨年は海水浴とトンボ取り
      さて今年は、、、、平和な生活は変わらないでほしい
     
   12 6才の孫とは年に2度しか会わないが、会えば口げんか、
      「小さな子供になんですか、自分の年を考えなさい」と優しい婆。
     
   13 【ふくろう】最近は、着る物も変わってきています。ふっくらとして軽いダウンが
      大はやり、おばあちゃんじゃ、その辺の変わりようが、分からないかもしれない。
     
   14 鳥目と言うのは俗説である。鳥類は一番目がよい。次いで人類。
      渡り鳥の多くは外敵を避けるため、主として夜に渡る由。云うことに矛盾あり?。
     
   15 温暖化を楽しんだが雁の鳴き声を聞いて冬篭りを決めた蛇。
   
   16 昔の川の護岸は殆どが石積みで、石と石の隙間はうなぎの寝床になっていた。
      「穴挿し」という漁法で、石の隙間のうなぎを捕まえていた。今はコンクリートの
      壁に変わってしまった。うなぎの寝床はどうなっているのだろうか。
     
   17 京都の町家は、うなぎの寝床と言われ、間口が狭く奥行きが深い。築150年に
      もなろうと言う町家を、専門にリフォームしている外人の建築家がいる。
     
   18 【外人墓地】この異人さん、横浜に移り住んで、桜の散る頃、港の見える丘の
      外人墓地に、埋葬されたそうな。
     
   19 【油津港】連想の輪が小さくて申し訳ない。台風の時季にNHKのニュースで紹介
      される油津に、港を見下ろす、津の峰という小さな山がある。地元の人も余り知
      らない小さな山だが、桜の時季に港に出入りする船を撮るのにベストポジション
      春が待ち遠しい。
     
   20 花びらに唇を合わせば瓢は白き膝へと変んず。よきかな春酔。
   
   21 【草枕】せわしい日常を離れて、ゆっくりと文豪の世界を味わいたいものだ。
   
   22 句会一同で松山へ行くのが、小生の夢の一つである。あと、内子・大洲・宇和島
      にも寄ってみたい。
     
   23 清瀬結核療養所、勤務していた立川営業所のエリア。
      ここで石田波郷が亡くなっていたとは知らなかった。
     
   24 江東区砂町に石田波郷記念館があるという。
   
   25 深川不動尊の参道に「深川丼」の看板が出ている店があった。
   
   26 【二人の約束】あの時の事は忘れられない。
      昼休み、水面を眺めながら語り合った。今は、某氏の妻である。
     
   27 【初恋の味】NHKの「ことばゲーム」。「初恋」から連想する言葉の第1は殆どが
      「レモン」。レモンに甘い味のするレモンがあるのだろうかと気にするのは、
      野暮な爺のひがみなのだろう。
     
   28 【ことばゲーム】レモン→還元→美白→美貌→いつまでも.
   
   29 【福祉】これは健康なおばあさん、これからは地域で一人暮らしのおばあさん、
      おじいさんに、秋の月見団子を配りましょう!
     
   30 色気より食い気か。枯れてからの風流も、また捨てがたいものである。
   
   31 「後の雁先になれ 先の雁後になれ 竿になれ 鍵になれ ぶどうづるになれ
      よ」  ・・ 雁の歌(宮城県)
     
   32 【音感教育】我々の小学生時代の音楽の時間は、ただただ皆で歌うだけ。
      今の子供は何らかの楽器がこなせる。羨ましき限り。
      音感が違うのは当たり前か。
     
   33 昔の歌は音符一つに歌詞の一音が当てられていたが、今は英語並みに単語が
      当てられている。歌の世界も世の中もせわしくなってきたものである。
     
   34 【未練】そろそろ来世へとは思っているが、こんなに世の中が変わると、
      次がどうなるか面白くなって、あの世どころではないワイ!
      
   35 不老長寿の夢を求めて漢方薬。タンポポの若い葉は、オヒタシやてんぷらで
      食すると美味といい、根は漢方薬の原料として有用。健胃、解熱の作用や、
      これを主薬とし、乳の出をよくする妊産婦用の漢方処方があるとか。
      綿毛のように飛ばされないように!!
      
   36 日本タンポポと西洋タンポポ、今では交雑が重なり純粋種はいずれも少ないと
      鴉雪歳時記にあった。「人類皆兄弟世界が平和でありますように」のスローガン
      が実現するのはいつだろうか。
 
第24回 第23回 第22回
                                   
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    23回【鍋つつくの巻】('04/11/16〜12/31)
 
    初折表六句
      1発句   鍋つつく湯気の向こうに老妻(つま)の顔
      2脇句       山の出湯の雪女かな
     
      3第三   夢うつつまぼろしの如消えうせて
      4四句       天皇賞の馬券舞い散る

      5五句   月冴えて遼陽の秋人馬行く
      6折端       寿太郎祭りにコスモスの散る

    初折裏十二句
      7折立   芒原さきににょっぽり富士の山
      8二句       少し凹んだ麦畑かな

      9三句   ちょうちょうも上になったり下になったり
      10四句       枕草紙の出る幕もなし

      11五句   夜も更けて清少納言筆をとり
      12六句       頼まれて書く遊女への文

      13七句   月がさす蚊帳の中ではアアイイワ
      14八句       水鉄砲の先曲がりおり

      15九句   虹立ちぬ赤城を越えて榛名まで
      16十句       数多の眠る水漬く屍や

      17十一句  右見ても左を見てもげんげかな
      18折端       入学式の子等走り行く

    名残表十二句
      19折立   校門のお祝いの文字春めきて
      20二句       くぐる児童の頬桜色

      21三句   台風の林檎農家の青い顔
      22四句       グリコ森永窮余のセール

      23五句   年の瀬やずしりと重し日刊紙
      24六句       口だけ達者で着膨れている
      
      25七句   だるまさん手足を中にまろびけり
      26八句       転んでは起き振られても起き

      27九句   八度目に受け入れられたプロポーズ
      28十句       婚約会見また延びにけり

      29十一句  文読むや月和やかに影さやか
      30折端       秋風吹いて故郷を偲ぶ

    名残裏六句
      31折立   刈入れの終わりし棚田鷺の舞う
      32二句       ハワイで湯治フラを楽しむ
     
      33三句   日本人年末年始に溢れけり
      34四句       世界中で紅白を観る
   
      35五句   梅咲いて鶯欲しいあしたかな
      36挙句       早春賦など口ずさみけり

南圃
鵜雪

如水
いくら

鵜雪
南圃


いくら
如水

南圃
鵜雪

如水
いくら

鵜雪
南圃

いくら
如水

鵜雪
いくら


如水
鵜雪

いくら
如水

鵜雪
いくら

如水
南圃

鵜雪
如水

いくら
鵜雪


南圃
いくら

如水
南圃

鵜雪
如水
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   1 冬は鍋が一番。それも大勢で囲む鍋は又格別だが、、、。
 
   2 【雪女】この鍋は、雪深い温泉宿のしし鍋ではないかと思う。
     酔いが回って、雪娘が。いややはり妻かな?
     
   3 美しいものの命は淡く儚いものであろうか・・・。
 
   4 一攫千金を夢みた今年の重賞レースも全て終った。
     後に続くは年末ジャンボ、当たらないから続く夢。
     
   5 【遼陽の秋】遼陽は南満州の要衝、日露戦争・緒戦の大会戦が行われた。
     当時は将に人馬一体、夜霧立ち込める中、
     馬を労わりながら粛々と進む兵の影がある。
     因みに、会戦は8月30日から始まった。
     
   6 【小村寿太郎】明治中期の桂内閣の外務大臣、小村寿太郎は日南市飫肥の出身
     日露戦争の後、全権大使としてポーツマスでの講和会議に臨み条約締結のため
     の苦労は大変なものだったらしい。日南では毎年秋に寿太郎祭りがあり、公的な
     功績がたたえられているが、私的生活はコスモスの花のように地味で多少もの悲
     しげな生活でもあったらしい。
     
   7 コスモスには風、風に揺れるは芒。 芒の向こうに富士の山。
 
   8 見渡す限りの麦畑。誰かさんとだれかさんは何をしているのでしょう。
     季節がずれたか。恋は幾つになっても難しい。
     
   9 【蝶】季節感がずれている。12月も近いというのに、やぶ蚊もいるし
     いまだに蝶が飛んでいる。
     
   10 【淫らな連想】昆虫の世界も、改革やらで、元気になっているのでしょう。
   
   11 清少納言の枕草子は下巻の名前。上巻は「枕草紙」である。
      いくらさん、真偽の程を。鵜雪さんの枕草紙を見てみたいものである。
     
   12 明治の清少納言といえば一葉。貧しい暮らしの助けにと頼まれて付文をよく書い
      たようだ。
 
      (調べました)
      「枕草紙」「枕冊子」「枕双紙」とも表記され、古くは作者の名を冠して『清少納言
      枕草子』といった。・・インターネット・枕草紙より。
      残念ながら上下2冊についての資料はありませんでした。
      但し、現代本に載せていない文や、追加訂正された文など沢山の資料がある
      ようで、現代本が全てとはいえないようです。
 
      続く鴉雪さんの「枕」談義を楽しみにしています。
     
   13 【枕草紙】これ、江戸の枕草紙です。
   
   14 水鉄砲も大筒も先が曲がっていては弾は真っ直ぐには飛ばない。
   
   15 真直ぐに飛ばなければ飛沫(しぶく)。男だけの実感 飛沫けばそこに虹が立つ。
   
   16 帝国海軍の兵や哀れ。二度と戦争を起こしてはならぬ。
      今また自衛艦に「ひらがな」で同じ艦名をつけている。夢よもう一度か。
     
   17 【草生す】嘗ては、春になると見渡す限りの田圃に、
      蓮華草が芽生え彩っていた。
     
   18 携帯を持ち親が、ボランティアが送迎をする。恐ろしい世の中になったもの。
   
   19 校門に「ご入学おめでとう」の大きな花文字。すくすくと育って欲しいものである。
   
   20 【元気な子】子供は風の子、元気な子。手には霜焼け、足はあかぎれ、頬桜色。
      これ、昔の標準型。
     
   21 「リンゴが赤くなると医者が青くなる」 といわれるが今年は農家が青い顔。
      我が家でも「愛媛の蜜柑農家を支援して」の八百屋のおっさんの一声で落下
      蜜柑、Lサイズ1箱1200円をたべている。
     
   22 寡っては、グリコ・森永事件の折も支援の買い物をしたものである。
      さて、来年の魚沼米はどうなるのであろう・・・。
     
   23 【折込広告】土・日の新聞は、消費が旺盛なせいか、過熱した競争のせいか、
      広告がどさっとはいってくる。世帯を選んで折込は出来ないものか。
     
   24 【年の瀬】大家族、顎で使える子沢山の時代はよかった、今は老老世帯、
      婆は老眼鏡での御節作り、爺はよろよろ煤払い。夜は互いの湿布貼り。
     
   25 ポケットに手を入れて歩くのは危険である。痩身なダルマを見たことがないが、
      達磨和尚は着膨れていたのか。
     
   26 夢多き青春時代、失恋の痛手幾たびか。
      昨日帰着。関東の土産に風邪を持ち帰り、39度の発熱。
      都会の風邪は田舎者には刺激が強すぎるようだ。
     
   27 私の恋は、将に七転び八起きだった。それが良かったかどうかは、
      40年後しか分からない。
     
   28 紀宮さまは、ついていない。
      35歳まで待ったのだから二三ヶ月位どうってことはないと思うが・・・。
   
   29 【秋の夜長】栞して山家集あり西行忌 ・・ 高浜虚子. 
      なるほどと文庫本を買ったが句の通り。方や熟読、此方積置く。
     
   30 【郷愁】春は心を外に向かわせるが、秋は逆。
      何時の時代、何処にいても同じ気持ちにさせられる。
      古代の防人も、今のイラク派遣の人達も同じだろう。
     
   31 【晩秋】春のレンゲから秋の実りの時期までは人出で賑わった棚田も、
      刈入れが終わると訪れる人は居ない。白鷺が落穂か虫をついばんでいる。
      この白鷺もどこかに飛んでいくのだろう。
     
   32 【えんやらや】無事に収穫を終えて神に感謝、山の神にご褒美と踏ん張って
      ハワイで湯治。花を飾り腰をふる姿に惚れた昔を思い出す。
     
   33 今年は韓国ブームであったが、ハワイの人気は衰えを知らないとか。
   
   34 ご幼少のみぎりの頃の加齢の儀式は大晦日の夜、三段重ねのお供えの餅を歳
      の数と同じ回数神様にささげて、自分の歳を確認させられた。70歳が近づくが
      体力(?腕力)が持ちそうもない。多少ボケが始まっても許して貰いたいものです。
     
   35 【梅に鶯】句が出てこないと、こういう心境になりませんか。
   
   36 ♪梅は咲いたか〜桜はまだかいな〜。小生は早春の頃が一番好きである。
 
第24回 第23回 第22回
                                    
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    22回【案山子の巻】('04/10/3〜11/15)             
 
    初折表六句
      1発句   役目終へ畦に寝転ぶ案山子かな
      2脇句       七十男の秋の夕暮れ
     
      3第三   来し方を月を肴に想ひけり
      4四句       湧き出る雲は孫の行く末

      5五句   天才と思うが程のチビ知識
      6折端       食う寝る遊ぶ日に焼け元気

    初折裏十二句
      7折立   山並みに茜射すころ稜線へ
      8二句      雑魚寝に紛れ手に触れてみる

      9三句   はずむ朝ちいさき肩をそっと抱き
      10四句       未来の夢を共に語らむ

      11五句   気宇壮大誇大妄想恥知らづ
      12六句      いつもニコニコ英語ぺらぺら

      13七句   寒月のような西郷寡黙なり
      14八句       白波飲みて花咲く囲炉裏

      15九句   鰊来て沖潮立ち鳥騒ぐ
      16十句       小樽の御殿観光名所

      17十一句  吉野山名句名歌の櫻かな
      18折端       ポトマック公園の花の饗宴

    名残表十二句
      19折立   花水木異国に根付き咲きにけり
      20二句       コーヒーの香に苦難を偲ぶ

      21三句   街角の喫茶店にて君を待つ
      22四句       地震の街に張り紙多し

      23五句   鎌倉に貸間を探す季節かな
      24六句       花火の見ゆる部屋の嬉しき
      
      25七句   楽しゆうて煩わしきもの親離れ
      26八句       下宿の娘が可愛く見ゆる

      27九句   彼の人の蒲鉾少し厚く切り
      28十句      田舎のラーメン思い出すなり

      29十一句  ミソショウユ月に上げたいトンコツも
      30折端       つるり一塩衣被食ふ

    名残裏六句
      31折立   風呂恋しあかぎれこする秋は来ぬ
      32二句     濡れることなきバスタオルかな
     
      33三句   汗をかき知恵だし合いてだす利益
      34四句       業務改善PDCA
   
      35五句   風車くるくる廻りげんげ咲く
      36挙句       新しい年三浦の磯に  

いくら  
南圃   

如水   
鵜雪   

南圃   
いくら  


鵜雪   
如水   

いくら  
南圃   

如水   
鵜雪   

南圃   
いくら  

鵜雪   
如水   

いくら  
南圃   


如水   
鵜雪   

南圃   
いくら  

鵜雪   
如水   

いくら  
南圃   

如水   
鵜雪   

南圃   
いくら  


鵜雪   
如水   

いくら  
南圃   

如水   
鵜雪 
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   1 【晩秋】心優しき主が「ワンカップ」を置いているのがうれしい。
 
   2 色々お世話になりました。人畜無害。熟年離婚が多くなっているとか。
     さあー、今日も元気に頑張るぞー!!
 
   3 気がつけば四捨五入で七十歳。孫のクレジットカードで借金暮らし。
     秋の月とくれば中々元気がそぐわない。次の方、陽気に飛躍してください。
 
   4 【行く末】くよくよしなさるな。明日は孫が雲竜となりますよ。
 
   5 【この子天才?】知識欲旺盛な孫を見ていると、若しかしたらこの子は天才かも
     知れないと錯覚する。心配ご無用!! 昔天才、今鈍才、、、よくある話。
     
   6 【俺も天才?】「食う寝る遊ぶ」昔やりのこしたことをゆったりと楽しむ。
     そうして「俺はやっぱり天才かも」と思いなおす。もと美女をはべらしての酒はうま
     い。「名月にうそぶく翁媼笑み」・・幾つになっても男といふのは
     
   7 【夏山】夏山の朝はすがすがしい。次の目的地を目指して、さあ出発だ。
 
   8 昔の山小屋はひどかった。頭と足を互い違いに寝かされたこともあった。
     そんなことも苦にもならず、青春を謳歌していた。
     
   9 そして10年後「悋気の飯を暗闇で食ふ」・武玉川。    
     「たっくもう、あんたて人は手が早いんだから」と女房のわめく声。
     
   10 【夢膨らませ】そして40年後、「君と結婚して良かったね」。斯くもありたし。
   
   11 責めてくれるな 愛しの妻よ 俺は心底おまえが好きだ!
      いくらさん南圃さん、折角の一首をぶち壊してごめんなさい。
     
   12 【大政治家】そういう人はやはり政治家でしょうね。国を治めるなどという、
      ちまちました政治家ではなく、世界を導く政治家が欲しいですね。
     
   13 【西郷隆盛】
      オイドンは、、、研ぎ澄まされた感性を持った西郷は決して多くを語らなかった。
     
   14 「そもそも征韓論ちゅうのは・・・」(薩摩弁で読む)。南圃さんの隆盛論を是非
      お伺いしたいもの。きしくも新聞小説で吉村 昭による「彰義隊」が始まった。
      西郷ドンは出てくるのだろうか。「大政奉還」そうして「討幕の勅旨」が出された
      ところ。江戸城の無血解放は世界史でも数少ない出来事と憶えているが。
     
   15 【ソーラン節】昔、ニシンの大群が押し寄せたときは、こうだったでしょう。
      かもめも、「わたしゃ発つ鳥」とは云わなかったでしょう。
     
   16 網元では、夜毎のドンチャン騒ぎであっただろうか。そんな暇もなかったか。
      小樽鰊御殿 http://homepage1.nifty.com/cross1/nisin.htm
     
   17 名所といえば吉野山
      花をめでれば 「これはこれはとばかりの吉野山」・安原貞室
      戦史を見れば 「歌書よりも軍書に悲し吉野山」 ・各務支考
      しかも修験道の要所でもある。
     
   18 桜といえばワシントンポトマック公園の桜でしょう。
      明治の後半に始まった日米親善は、途中幾多の変遷を経て今日に至るが、
      その桜のルーツは伊丹市に在ることを忘れてはいませんか。
     
   19 桜のお返しが花水木と言うことは、余りにも有名。桜のルーツが伊丹だとは、
      知らなかった。最初の桜は根付かず、植え替えられたと聞いたことはあるが。
     
   20 何にしろ、故里といわれる場所を離れて、生きていくのは大変なこと。
      明治・大正のブラジル移民の労苦は、いかばかりだったろうか。
     
   21 【有楽町界隈】一世を風靡した「有楽町で会いましょう」東京に出て初めて喫茶店
      で飲んだコーヒーの味。苦味だけが残ったような気がする。
     
   22 携帯も役立たず、大地震の時の連絡は張り紙と口コミが効果的.
      阪神神戸地震の時にも今回の中越地震にも張り紙がだされていた。
     
   23 【バカンス】夏になると一時の潤いを求めて、海浜に貸間を探す人が結構いたそ
      うだ。当時貸間ありの張り紙をよく見たおぼろげな記憶がある。昨今のように、
      広報の行き渡らない時代、門前の張り紙の他に、駅前の周旋屋のウインドウ、
 
      新聞広告、口コミがが主な情報源、リゾートマンションなるものが出来てから、
      そういう時代も過去のもの。パリなどでは、今でもバカンスの季節になると、
      家ごと貸してしまう家庭が結構あるそうだ。
     
   24 小生、東京単身赴任の11月から翌4月までの冬季、ワンルームマンションから
      毎日富士山を眺めたものである。
     
   25 18年の親の管理を離れて都会での一人暮らしが始まった。飲んで帰るもよし、
      デモで帰らぬもよしのいい暮らし。とは言うものの炊事,洗濯、掃除がこれほど
      煩わしいものとは思わなんだ。鼠とゴキブリが夜の友達。コンビニもコインランド
      リーなるものもなかった時代の話。
 
   26 幸太郎の東京での生活は下宿探しに始まった。その下宿に高校生の女の子が
      いた。東京の女の子はどうしてこんなに可愛いのだろうと感心したり、朝晩の
      家族皆での食事の時には、胸がドキドキしたものだ。
     
   27 他の下宿人に気づかれないよう、好意を示すのに娘は苦心するのであった。
   
   28 【具の大きさ】ラーメンに入っている蒲鉾様なもの、・・・子供は「太陽」と呼んで
      いたが・・・それが大きいの小さいのと、子供たちが騒いでいたことを思い出す。
     
   29 【たかがラーメンされど、、、】ラーメンを馬鹿にしてはいけない。ラーメン道。
      日南ではトンコツが主流。関東の色の濃いショウユラーメンが食いたい!!
     
   30 名月を眺めて衣被を食う。ちょいと塩をつけて口中へ押し出す指の裁き。
      生姜醤油も良いがやはり塩、飲むは辛口の冷。
     
   31 【あかぎれ】油切れか、私の踵には、はや大きなあかぎれ、
      このところ毎日、風呂上りに皮をはがし、「ユースキン」をすり込んでいる。
     
   32 昼間は暑くても流石に秋。風呂上りの汗も直ぐに乾いてしまう。
   
   33 【カイゼン】
      乾いたタオルを絞る。絞るのは現場。 汗と知恵の結晶が1秒の工程短縮である。
     
   34 【バブル崩壊】現場と技術、技術と営業。いつも喧々諤々。
      切磋琢磨が未来を切り開いたはずなのに、、、。
     
   35 何回も廻したPDCA。やっと成果が現れてきたようである。
      野には子供達の楽しそうな笑い声が・・・。
     
   36 【成せば成る】リサイクル社会を現実のものとした、新しい世界が迎えた新春。
      その先駆けを三浦半島の先に見ることが出来る。
      大きな風車が二つ、くるくる回っているではないか。
 
第24回 第23回 第22回
 
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