2024年6月
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1 毎日が父の日だなと感謝する
2 紫陽花の坂上り詰め灯台へ
3 濁る川町驚かす梅雨の雷
4 この梅雨は台風類かと戸惑わされ
5 父の日や父の日記に知る思ひ
6 万緑に少女の像やすくと立つ
7 柿若葉雨の滴の滴りて
8 風運ぶ干潟の匂ひ夏は来ぬ
9 父の日も孫の手紙で爺の日に
10 水の香や肥後の菖蒲の濃き絞り
11 父の日が我の誕生日の間近なり
10 退院を祝ひ早々豆ご飯
12 芋づるを植えて早々入梅(つゆ)を待つ
13 散歩道あじさい花の多彩なり
14 夕風や女将の吊す青簾
15 雲垂れて暗渠に響く雨蛙
16 風もなし柿の若葉に春の雨
17 ご先祖へ初のトマトを供えけり
18 父の日やお役御免を楽しめり
19 七曲り夏鶯の入れ替はる
20 水の香や肥後の菖蒲の濃き絞り
21 睡蓮にヤンマ留まりて波紋立つ
22 早朝にあゆむ人びと明易し
23 黒揚羽満ち潮広ぐ運河行く
24 春の雨つつじの花の紅く映え
25 スピードは出すに出せない蝸牛
26 ほたる灯を観ることできず都会にて
27 雲垂れて暗渠に響く雨蛙
28 梅の実を伝わり落ちる春の雨
29 ありがたく掘り残し薯頂けり
30 歌麿の描く美人か花菖蒲 |
如水
鵜雪
風
左打
芳拙
如水
南圃
風
南圃
芳拙
左打
如水
鵜雪
左打
如水
芳拙
南圃
鵜雪
風
芳拙
芳拙
鵜雪
左打
風
南圃
如水
左打
芳拙
南圃
鵜雪
風 |
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鵜雪 選
5 父の日や父の日記に知る思ひ
8 風運ぶ干潟の匂ひ夏は来ぬ
9 父の日も孫の手紙で爺の日に |
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如水 選
2 紫陽花の坂上り詰め灯台へ 鵜雪 近景から遠景への展開が見事
5 父の日や父の日記に知る思ひ 芳拙 父の人生に触れ感慨を覚えた
8 風運ぶ干潟の匂ひ夏は来ぬ 風 潮干狩りの風景が浮かぶ
9 父の日も孫の手紙で爺の日に 南圃 なるほど 納得の句に一票
18 父の日やお役御免を楽しめり 風 きょうの主賓はお父さん
左打 選
9 父の日も孫の手紙で爺の日に
18 父の日やお役御免を楽しめり
20 水の香や肥後の菖蒲の濃き絞り
21 睡蓮にヤンマ留まりて波紋立つ
30 歌麿の描く美人か花菖蒲 |
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風 選
5 父の日や父の日記に知る思ひ 芳拙 戦後を超えた親の背中は大きい
10 七曲り夏鶯の入れ替はる 芳拙 リズムの良いお国自慢に一票
12 芋づるを植えて早々入梅(つゆ)を待つ 鵜雪 農園主ならではの一句
15 雲垂れて暗渠に響く雨蛙 芳拙 聴いたことッはないが納得の一句
22 早朝にあゆむ人びと明易し 左打 季語を見事に働かしています
芳拙 選
14 夕風や女将の吊す青簾
16 風もなし柿の若葉に春の雨
21 睡蓮にヤンマ留まりて波紋立つ
23 黒揚羽満ち潮広ぐ運河行く
24 春の雨つつじの花の紅く映え |
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南圃 選
5 父の日や父の日記に知る思ひ
8 風運ぶ干潟の匂ひ夏は来ぬ
12 芋づるを植えて早々入梅(つゆ)を待つ
17 ご先祖へ初のトマトを供えけり
21 睡蓮にヤンマ留まりて波紋立つ |
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・選句有権者数が3〜4名のときは3点以上
・選句有権者数が5〜8名のときは4点以上
・選句有権者数=投句者が選句してもらえる人の数(欠席者を除く)
4点 5 父の日や父の日記に知る思ひ 芳拙
・高得点者=得点が選句有権者数プラス1点以上の上位者1名とする
・同点が2名の場合は2名とする
・同点が3名以上の場合は該当なしとする
7点 風
7点 芳拙
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