1 添書きに見ゆ優しさの賀状かな 2 賀状みて今年も友の無事を知る 3 ラインにて寒梅見ごろの知らせあり 4 年賀状同窓会も絶え絶えに 5 年取りて年々減るや賀状かな 6 雑煮とは言えど可笑しな言葉かな 7 案じ居し友の賀状の三歳来ず 8 初打ちの球の行方に夢はせる 9 虎が去り兎現れ初日の出 10 世の中はコロナコロナと云うばかり 11 好物の棒鱈で酌むお正月 12 消息を知り安心の賀状かな 13 香をたどり過ぎて戻るや?梅花 14 正月や朝刊無駄に重たくて 15 蝋梅の香りスマホを引き寄せる 16 ほの香り宙に浮きたる紅梅 17 黙々とマスクの家族初詣 18 感に耐え白き花びら梅の花 19 どんど焼きどつと崩れて舞ふ火の粉 20 諦めて良いのかこんな対策で 21 コロナ故街中見えぬ門松や 22 初凪や湾の小島に一番機 23 世の中に露葉のこんな光あり 24 餅余り汁粉に入るゝ小二つ 25 霜柱踏む足音に冬を知る 26 さびしさや今年限りとある賀状 27 降る雪や照葉緑に明日を見る 28 年玉に歓び弾む我が孫や 29 大寒や八十路の背を玻璃戸へと 30 ストーブの赤き炎に気を休め 31 晴天や地にもあをあを冬の草 32 冷たさを襟の奥まで運ぶ風 33 野水仙軍艦島を沖におき 34 変革の年門松と共にあり 35 初便り各地の温泉異常あり |
如水 南圃 鵜雪 芳拙 左打 伸平 風 南圃 左打 伸平 如水 鵜雪 風 芳拙 鵜雪 風 芳拙 南圃 如水 伸平 左打 芳拙 伸平 如水 南圃 鵜雪 風 左打 風 南圃 如水 伸平 芳拙 鵜雪 左打 |
11 好物の棒鱈で酌むお正月 19 どんど焼きどつと崩れて舞ふ火の粉 25 霜柱踏む足音に冬を知る 26 さびしさや今年限りとある賀状 31 晴天や地にもあをあを冬の草 |
如水 如水 南圃 鵜雪 如水 |
2 賀状みて今年も友の無事を知る 12 消息を知り安心の賀状かな 16 ほの香り宙に浮きたる紅梅 25 霜柱踏む足音に冬を知る 32 冷たさを襟の奥まで運ぶ風 |
南圃 鵜雪 風 南圃 伸平 |
8 初打ちの球の行方に夢はせる 14 正月や朝刊無駄に重たくて 17 黙々とマスクの家族初詣 30 ストーブの赤き炎に気を休め 33 野水仙軍艦島を沖におき |
南圃 芳拙 芳拙 南圃 芳拙 |
1 添書きに見ゆ優しさの賀状かな 17 黙々とマスクの家族初詣 22 初凪や湾の小島に一番機 33 野水仙軍艦島を沖におき |
如水 芳拙 芳拙 芳拙 |