| １ エコ園に一輪のバラ咲きにけり ２ 襟をたて一人眺める冬銀河 ３ 足音に吠えたつ犬や冬銀河 ４ 冬銀河二重の月食重ねたり ５ 争ふて哀しき大地冬銀河 ６ 冬銀河気宇壮大の露天風呂 ７ 冷めた空鮮やか流るや冬銀河 ８ 藁香る干支の置物除夜の鐘 ９ コロナにて引き締め集う我が友ら １０ つわぶきの花鮮やかに野を照らし １１ 立冬やうどんの鉢の温かりき １２ 枝ごとの枯葉ステ−ジ桜の樹 １３ 薄墨の滲むがごとく月の蝕 １４ 亡き父母はあそこにいるか冬銀河 １５ 一面に歌留多のステージ秋深し １６ 思ひつつ為さぬ旅あり秋惜しむ １７ 紅葉も過ぎし散り落ち冬に入る １８ 黄葉を背に 朝どりの野菜売る １９ 遡る川は海風町凍てる ２０ 子供等と話のはずむ夜長かな ２１ 鰭酒の蓋とるまでの静寂かな ２２ 二重蝕宇宙の見せるミラクルか ２３ ほつほつと曲輪に沿ふて石蕗の花 ２４ 腰痛やパソコン被害歳忘る ２５ 遡上待つ鮭群れ泳ぐ河口かな ２６ 朝起きてエアコンのボタン暖を押す ２７ 歓談も牡蠣雑炊で締めにけり ２８ 若き日を思い歩や初冬を ２９ 古希すでに下山を急ぐ秋没日 ３０ 早くから客並びいる朝の市 ３１ 秋深し孫の手を出し背中かく ３２ 鯛焼の餡飛び出して舌灼くる ３３ 新時代無人機爆弾眼にコロナ ３４ 胸の奥ひめ来し夢や返り花 ３５ 森の色気温とともに冬来たる |
鵜雪 南圃 風 伸平 芳拙 如水 左打 風 左打 南圃 如水 伸平 芳拙 鵜雪 伸平 芳拙 左打 鵜雪 風 南圃 如水 伸平 芳拙 鵜雪 風 南圃 如水 左打 芳拙 鵜雪 南圃 如水 伸平 風 左打 |
| １ エコ園に一輪のバラ咲きにけり １０ つわぶきの花鮮やかに野を照らし ２０ 子供等と話のはずむ夜長かな ２１ 鰭酒の蓋とるまでの静寂かな ２７ 歓談も牡蠣雑炊で締めにけり |
鵜雪 南圃 南圃 如水 如水 |
| ３ 足音に吠えたつ犬や冬銀河 ４ 冬銀河二重の月食重ねたり １０ つわぶきの花鮮やかに野を照らし ２９ 古希すでに下山を急ぐ秋没日 ３４ 胸の奥ひめ来し夢や返り花 |
風 伸平 南圃 芳拙 風 |
| ３ 足音に吠えたつ犬や冬銀河 １１ 立冬やうどんの鉢の温かりき １６ 思ひつつ為さぬ旅あり秋惜しむ ３２ 鯛焼の餡飛び出して舌灼くる |
風 如水 芳拙 如水 |
| ６ 冬銀河気宇壮大の露天風呂 １１ 立冬やうどんの鉢の温かりき １６ 思ひつつ為さぬ旅あり秋惜しむ １８ 黄葉を背に 朝どりの野菜売る ２３ ほつほつと曲輪に沿ふて石蕗の花 |
如水 如水 芳拙 鵜雪 芳拙 |
| ２ 襟をたて一人眺める冬銀河 ５ 争ふて哀しき大地冬銀河 １６ 思ひつつ為さぬ旅あり秋惜しむ ２０ 子供等と話のはずむ夜長かな ２４ 腰痛やパソコン被害歳忘る |
南圃 芳拙 芳拙 南圃 鵜雪 |
ご感想・ご意見をこちらまでお寄せください