1 柿若葉日毎に色の濃くなりて 2 桜散り地面の色が変わりけり 3 騙された振りに気づかぬ四月馬鹿 4 唇を上げるといわれ四月馬鹿 5 万愚節に非ずミサイル降りしきる 6 老い二人昨日も今日も四月馬鹿 7 たわわなり花の王者と人の云う 8 4月馬鹿5月6月どうなるか 9 ジョギングの汗に花びら付いてくる 10 夏野菜苗植え付けも種まきも 11 まだやるぞ日々の生活4月馬鹿 12 真夏日や椿桜も四月馬鹿 13 タンポポを摘む子等ありて平和知る 14 廃屋や庭に変わらぬ柿若葉 15 残照になほも躑躅の火の残る 16 入院の妻へ桜の写メ送る 17 雨に濡れ八重の山吹き下を向き 18 妻ととも子犬を連れて花祭り 19 法螺貝や秩父修験の若葉路 20 山路来て空に枝垂るる藤の浪 21 4月馬鹿許さるるとか馬鹿を言え 22 縁側に本と一緒に春眠し 23 真夏日や桜満開まだ四月 24 老いの目に我ここにありと立浪草 25 4月馬鹿馬鹿のまんまでまた1年 26 筍の子を掘る山鍬の重くなり 27 桜散り己の時とつつじ咲く 28 四月馬鹿異常気温に驚かず 29 天守台に所を得たり山桜 30 花びらを空に放つる峯桜 31 春窮の児渕の地蔵洗ひけり 32 灯台の岬に光る新樹かな 33 散る花にしゃぼん玉まじえておおはしゃぎ 34 みちのくに四月半ばの夏日かな 35 木漏れ日に石楠花明かし里遠し 36 初孫や春風受けて進級し 37 〆切日あって作れるチューリップ 38 暖かや妻の退院荷もかろき 30 宝くじ大当りの夢四月馬鹿 40 山吹の山で元気を確かめる |
南圃 左打 如水 鵜雪 芳拙 風 伸平 剣矢 伸平 南圃 左打 剣矢 鵜雪 風 芳拙 如水 南圃 左打 風 芳拙 伸平 如水 剣矢 鵜雪 伸平 南圃 左打 剣矢 鵜雪 風 芳拙 如水 伸平 風 芳拙 左打 剣矢 如水 南圃 鵜雪 |
1 柿若葉日毎に色の濃くなりて 6 老い二人昨日も今日も四月馬鹿 12 真夏日や椿桜も四月馬鹿 30 花びらを空に放つる峯桜 35 木漏れ日に石楠花明かし里遠し |
南圃 風 剣矢 風 芳拙 |
6 老い二人昨日も今日も四月馬鹿 10 夏野菜苗植え付けも種まきも 17 雨に濡れ八重の山吹き下を向き 20 山路来て空に枝垂るる藤の浪 36 初孫や春風受けて進級し |
風 南圃 南圃 芳拙 左打 |
6 老い二人昨日も今日も四月馬鹿 14 廃屋や庭に変わらぬ柿若葉 16 入院の妻へ桜の写メ送る |
風 風 如水 |
1 柿若葉日毎に色の濃くなりて 14 廃屋や庭に変わらぬ柿若葉 19 法螺貝や秩父修験の若葉路 26 筍の子を掘る山鍬の重くなり 30 花びらを空に放つる峯桜 |
南圃 風 風 南圃 風 |