1 大海へ川下る稚魚春立ちぬ 2 水温み池の中に若魚あゆむ 3 立春と聞かば心は春気分 4 白梅の散りて赤い額残り 5 青春や日ごと色づくミモザかな 6 幼子の引くに任せて地凧かな 7 一筆箋結ぶ言葉に春立つ日 8 終い湯に急逝の友偲びけり 9 衰へし日々に一燈梅ましろ 10 先駆けて己に一枝咲かせおり 11 若き友訃報に暗い会となり 12 立春や撮影会の案内あり 13 春寒しあさの珈琲すぐ冷ゆる 14 梅いちりん白寿の顔をほころばす 15 オロシアという北の怪物動き出す 16 庭木未だ蕾見せぬ春遅し 17 恋猫や媼の寝顔横に見る 18 豆まきやおのれの数の豆多し 19 ピラカンサ一日で実を失えり 20 白菜を陽に干す妻の笑顔かな 21 まんさくや枝に残れる雪のなほ 22 大雪コロナ、ロシアのニュースに孤独の夜 23 用心は餅蒟蒻に姿替え 24 寒戻るラジオに流る「冬景色」 25 鳴くものの声ひそめたる余寒かな 26 立春と思えぬコロナ邪魔をする 27 鎌倉は13人の武者揃え 28 赤赤と椿散る坂天主堂 29 和菓子粗茶静かに進む老人会 30 白梅に鳥呼び寄せのミカン挿す 31 妻騙し罰の当るや春の風邪 32 脱炭素学べば短き一日よ 33 菜の花や赤き帽子のひょこひょこと 34 春淡し我が庭居ずくめじろかな 35 桜餅と花見を共に伊豆の道 36 豆腐煮や世話する人の若い声 37 カーリング乙女等の笑顔春を呼ぶ 38 バレンタインデー流行病のよふなもの 39 見上ぐるもさくら古木に紅はなし 40 春立ちぬチョコを賜りテーブルに |
風 左打 如水 南圃 鵜雪 伸平 芳拙 剣矢 芳拙 伸平 剣矢 南圃 如水 風 鵜雪 左打 風 左打 鵜雪 南圃 芳拙 剣矢 伸平 如水 風 左打 伸平 芳拙 剣矢 南圃 如水 鵜雪 如水 左打 鵜雪 剣矢 南圃 芳拙 風 伸平 |
6 幼子の引くに任せて地凧かな 12 立春や撮影会の案内あり 14 梅いちりん白寿の顔をほころばす 24 寒戻るラジオに流る「冬景色」 25 鳴くものの声ひそめたる余寒かな |
伸平 南圃 風 如水 風 |
1 大海へ川下る稚魚春立ちぬ 6 幼子の引くに任せて地凧かな 7 一筆箋結ぶ言葉に春立つ日 9 衰へし日々に一燈梅ましろ 29 和菓子粗茶静かに進む老人会 |
風 伸平 芳拙 芳拙 剣矢 |
3 立春と聞かば心は春気分 6 幼子の引くに任せて地凧かな 20 白菜を陽に干す妻の笑顔かな 37 カーリング乙女等の笑顔春を呼ぶ 39 見上ぐるもさくら古木に紅はなし |
如水 伸平 南圃 南圃 風 |
20 白菜を陽に干す妻の笑顔かな 24 寒戻るラジオに流る「冬景色」 26 立春と思えぬコロナ邪魔をする 28 赤赤と椿散る坂天主堂 36 豆腐煮や世話する人の若い声 |
南圃 如水 左打 芳拙 剣矢 |