ホームへ 投句 選句 結果発表 会員名簿 自選句 掲示板 写真館 連句の趣旨 連句投句 連句目次 リンク集
 
2021年2月
【清 記 一 覧
(兼題:早春)
 

















































 
 1 早春の野辺の草ばな芽吹きけり
 2 春立やいつものジョグに軽き汗
 3 梅が香や城マラソンのピンク靴 
 4 早春や川面長閑にかぎろへる

 5 早咲きの花見弁当道の駅  
 6 避難路の巡視楽しや山椿 
 7 ぎくしゃくと健康体よ寒に入り
 8 チカチカと小さな霜の小春かな 

 9 春寒にコロナを追いかけ大地震
10 冬木の芽日々に艶めく城下町 
11 白菜を陽に干す妻の顔緩む 
12 どこそこに紅梅咲くとラインにて

13 かたまって水仙芽ぶく庭の隅  
14 冬陽さす障子に影や家族フォト 
15 立春と聞かば浮きたつ旅ごころ
16 水もどる沢の庵は座禅草  

17 春浅しラジオに流れる「早春賦」
18 夏野菜植える予定地鍬裁き 
19 食べきれぬ程に嵩張る恵方巻  
20 ストーブ抱き爺ひとり言さあ寝るか

21 春の鳶安達太良山の木の根開く
22 巣箱掛けてほっと一息天長節
23 枯れ木なか早春示す梅の花 
24 三椏の花密やかに咲き初むる 

25 春立つ日つまらぬことで人選び
26 早春の香りは淡しマスク越し
27 踏や傘寿壽ぎ盃を干す  
28 牧童の顔てらてらと野火を御す

29 ニョッキリとツクシも伸びて風温し
30 たぽたぽと眠気を誘ふ春の雨 
31 冬帝の機嫌や斜め高速道   
32 ろう梅の香に誘われて風邪をひく

33 色付くや窓辺にかほる沈丁花 
34 寒戻る朝の散歩を躊躇ひぬ  
35 ひとり者、爺ポリポリと豆を食む 
36 春朝や冷たき風も温もりを  

37 末黒野や草の息吹の其処此処に
38 鶯の鳴き声未だ幼くて    
39 バレンタイン今年も忘れず孫女から
40 春風を知るや知らずや魚浮く
 
如水

剣矢
芳拙

南圃
鵜雪
左打
伸平

左打
芳拙
南圃
鵜雪

剣矢
伸平
如水


如水
南圃
伸平
剣矢


鵜雪
左打
芳拙

左打
鵜雪

芳拙

南圃
如水
伸平
剣矢


如水
剣矢
左打

芳拙
南圃
伸平
鵜雪
 

















































 
 
【選 句 内 訳】
如水 選
18 夏野菜植える予定地鍬裁き  南圃  (春耕の喜び、心も軽い鍬捌き)
28 牧童の顔てらてらと野火を御す  芳拙  (「顔てらてら」に火の勢いを感じる)
29 ニョッキリとツクシも伸びて風温し  南圃  (正に早春の一景。「土に筆」の方が春らしいが)
31 冬帝の機嫌や斜め高速道  伸平  (動詞なしで簡潔。「機嫌」の擬人化が巧み)
37 末黒野や草の息吹の其処此処  芳拙  (黒い焼跡に緑の芽吹き。灰が肥やしに)
 
左打 選
 2 春立やいつものジョグに軽き汗
 5 早咲きの花見弁当道の駅  
10 冬木の芽日々に艶めく城下町 
30 たぽたぽと眠気を誘ふ春の雨 
32 ろう梅の香に誘われて風邪をひく

南圃
芳拙
如水
剣矢




 




 
 
剣矢 選
21 春の鳶安達太良山の木の根開く  風  (山の色も春めき鳶も空にのんびり)
23 枯れ木なか早春示す梅の花  左打  (枯木の中、白梅は強い)
28 牧童の顔てらてらと野火を御す  芳拙  (枯木を燃やし春を迎える)
30 たぽたぽと眠気を誘ふ春の雨  如水  (温かい春の雨となった)
40 春風を知るや知らずや魚浮く  鵜雪  (小川の魚も春を喜んでいる)
 
風  選
 6 避難路の巡視楽しや山椿  鵜雪  (山椿がよいですね)        
 7 ぎくしゃくと健康体よ寒に入り  左打  (上五のおかしさに一票)
13 かたまって水仙芽ぶく庭の隅  剣矢  (写生の一句)
15 立春と聞かば浮きたつ旅ごころ  如水  (立春のよろこび)
30 たぽたぽと眠気を誘ふ春の雨  如水  (ぽたぽたが良いですね)
 
芳拙 選
 1 早春の野辺の草ばな芽吹きけり
13 かたまって水仙芽ぶく庭の隅  
17 春浅しラジオに流れる「早春賦」
26 早春の香りは淡しマスク越し
33 色付くや窓辺にかほる沈丁花 
如水
剣矢
如水
鵜雪




 




 
 
鵜雪 選                               
 4 早春や川面長閑にかぎろへる
10 冬木の芽日々に艶めく城下町 
20 ストーブ抱き爺ひとり言さあ寝るか
芳拙
芳拙
剣矢


 


 
 
南圃 選
 6 避難路の巡視楽しや山椿  鵜雪  (楚々と咲く山椿は可憐で美しい)
10 冬木の芽日々に艶めく城下町  芳拙  (日ごとに木の芽の膨らみが増す)
13 かたまって水仙芽ぶく庭の隅  剣矢  (甘い香りが漂う)
15 立春と聞かば浮きたつ旅ごころ  如水  (今年は何処に行こうかな)
26 早春の香りは淡しマスク越し  鵜雪  (早春の香りを目で感じそう)
 
伸平 選
13 かたまって水仙芽ぶく庭の隅  
16 水もどる沢の庵は座禅草  
22 巣箱掛けてほっと一息天長節
26 早春の香りは淡しマスク越し
40 春風を知るや知らずや魚浮く
剣矢

鵜雪
鵜雪
鵜雪




 




 
 
 
【高 得 点 句】
     
  ・選句有権者数が3〜4名のときは3点以上
  ・選句有権者数が5〜8名のときは4点以上
  ・選句有権者数=投句者が選句してもらえる人の数
 
   4点 13 かたまって水仙芽ぶく庭の隅  剣矢
 
 
【高 得 点 者】
 
  ・高得点者=得点が選句有権者数プラス1点以上の上位者1名とする
  ・同点が2名の場合は2名とする
  ・同点が3名以上の場合は該当なしとする
 
8点  鵜雪
 
 
【談  話  室】
 
 
ホームへ 投句 選句 結果発表 会員名簿 自選句 掲示板 写真館 連句の趣旨 連句投句 連句目次 リンク集
 
ご感想・ご意見をこちらまでお寄せください