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2019年12月
 
【清 記 一 覧
(兼題:風邪)
 

















































 
 1 のど痛い鼻水も出る熱はない  
 2 早々に予防注射で風邪ひかず
 3 枯れ木なか超高層の灯の柱 
 4 主逝きて枯葉の積もる屋敷かな

 5 受験子のホテル暮しや姉の風邪
 6 草刈し地肌は雪の降るを待つ  
 7 風邪もらふ老いの薄着の痩我慢  
 8 風邪に寝て会社の夢や何故に今

 9 季節超えて香港傘の意義深し  
10 風邪予防手を洗ってりゃいいのかな
11 同期連忘年飲みに千葉集う 
12 初霜の降りて手袋探す朝

13 けふもまた株の下りや風邪心地
14 冷水の摩擦効いてか風邪知らず
15 我が影に吠え継ぐ犬や寒月光
16 夜昼となく山茶花の散り敷けり   

17 曇天下ぼんぼりごとく柚子実る
18 歩む道落葉によりて色変わり
19 残し柿目白の群れて後僅か
20 木枯らしに与(くみ)する蟻よけ換気扇

21 カラカラと足音たてゝ枯葉駆く
22 石蕗(つわぶき)の花ほつほつと長屋門
23 風邪はやり休校通知待っている 
24 斜光射して季節外れのバラ盛る

25 風邪ぐらいひれ酒呑んで寝ていよう
26 息白し犬振り返る散歩かな
27 縄文の遺跡に鯨銛の出づ     
28 深酒で転寝するや風邪をひき

29 飯分けて野良ネコと老婆共に生く
30 誰も来ぬ古き我が家も大掃除
31 首里城は思わぬ災禍で年を越す 
32 大けやき青空覆ひ黄葉す 

33 鯨喰む名残り遺跡に弥生人    
34 短日や門の灯りに迎へらる 
35 就活に貸す知恵もなき冬帽子
36 風邪移す相手もいない独り者  

37 年の瀬や重い腰上げ枝を切る 
38 冬至日にやっと書き上げ年賀状
39 千両と万両の実の鮮やかに
40 木造りの家に住み居し寒に入る  
 
剣矢
南圃
左打
鵜雪


伸平
芳拙
如水

伸平
剣矢
左打
南圃

如水
鵜雪

芳拙


左打
南圃
伸平

如水
芳拙
剣矢
鵜雪

剣矢

芳拙
左打

鵜雪
南圃
伸平
如水

芳拙
如水

剣矢

鵜雪
左打
南圃
伸平
 
 
【選 句 内 訳】
如水 選
 3 枯れ木なか超高層の灯の柱  左打  (「灯の柱」が秀逸。枯木もピッタリ)
 4 主逝きて枯葉の積もる屋敷かな  鵜雪  (佗びの一句。空家も増える)
 7 風邪もらふ老いの薄着の痩我慢  芳拙  (諧謔の一句。風邪を侮るなかれ)
12 初霜の降りて手袋探す朝  南圃  (ひしひしと冬の到来を感じます)
35 就活に貸す知恵もなき冬帽子  風  (職業観の違いか。冬帽子に祖父の無力感)
 
伸平 選
 7 風邪もらふ老いの薄着の痩我慢  
12 初霜の降りて手袋探す朝
14 冷水の摩擦効いてか風邪知らず
30 誰も来ぬ古き我が家も大掃除
36 風邪移す相手もいない独り者  
芳拙
南圃
鵜雪
南圃
剣矢
 
 


 
 
芳拙 選
 8 風邪に寝て会社の夢や何故に今
12 初霜の降りて手袋探す朝
15 我が影に吠え継ぐ犬や寒月光
26 息白し犬振り返る散歩かな
37 年の瀬や重い腰上げ枝を切る 
如水
南圃


鵜雪




 
 
風  選
 3 枯れ木なか超高層の灯の柱  左打  (中七下五良いですね) 
14 冷水の摩擦効いてか風邪知らず  鵜雪  (月月火水・・を思いだしました)
22 石蕗(つわぶき)の花ほつほつと長屋門  芳拙  (下五で石蕗が生きました)
34 短日や門の灯りに迎へらる  如水  (うまい の一言) 
36 風邪移す相手もいない独り者  剣矢  (練達の一句頂きました) 
 
剣矢 選
 5 受験子のホテル暮しや姉の風邪  風  (受験子を風邪から守る)
26 息白し犬振り返る散歩かな  風  (老犬が主人を気遣う)
29 飯分けて野良ネコと老婆共に生く  鵜雪  (野良猫も飼猫のように)
30 誰も来ぬ古き我が家も大掃除  南圃  (年末行事の大掃除)
37 年の瀬や重い腰上げ枝を切る  鵜雪  (気になっていた枝を切る年末)
 
鵜雪 選
 7 風邪もらふ老いの薄着の痩我慢  
16 夜昼となく山茶花の散り敷けり   
22 石蕗(つわぶき)の花ほつほつと長屋門
33 鯨喰む名残り遺跡に弥生人    
芳拙
芳拙
芳拙
芳拙



 
 
南圃 選
 8 風邪に寝て会社の夢や何故に今  如水  (卒業して何年経ってもなかなか忘れない)
10 風邪予防手を洗ってりゃいいのかな  剣矢  (うがいも大切でしょう)
14 冷水の摩擦効いてか風邪知らず  鵜雪  (続けるのが難しいですね)
18 歩む道落葉によりて色変わり  左打  (赤や黄色にもいろいろありますよね)
22 石蕗(つわぶき)の花ほつほつと長屋門  芳拙  (ほつほつの表現に一票)
 
左打 選
 6 草刈し地肌は雪の降るを待つ  
14 冷水の摩擦効いてか風邪知らず
19 残し柿目白の群れて後僅か
27 縄文の遺跡に鯨銛の出づ     
37 年の瀬や重い腰上げ枝を切る 
伸平
鵜雪
南圃
芳拙
鵜雪
 
 
【高 得 点 句】
 
  ・選句有権者数が3〜4名のときは3点以上
  ・選句有権者数が5〜8名のときは4点以上
  ・選句有権者数=投句者が選句してもらえる人の数
 
  4点 14 冷水の摩擦効いてか風邪知らず  鵜雪
 
 
【高 得 点 者】
 
  ・高得点者=得点が選句有権者数プラス1点以上の上位者1名とする
  ・同点が2名の場合は2名とする
  ・同点が3名以上の場合は該当なしとする
 
9点  芳拙
 
 
【談  話  室】
 
 
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