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2019年11月
 
【清 記 一 覧
(兼題:初時雨)
 

















































 
 1 鉄橋を渡る列車や初時雨
 2 山行きて紅葉の色にほぐされて
 3 初時雨テレビ氾濫報じおり 
 4 庭の隅に小さな紅葉花水木 

 5 雲早く梢を鳴らす初時雨 
 6 山地でも平地でも暴れる雨嵐   
 7 いじらしや八重に咲きたる帰り花
 8 奥嵯峨の茶屋を出づれば初時雨

 9 城垣の野面の果てに雁の列
10 かいぼりで清めた池に初時雨
11 飛火野も紗に透けたるや初時雨
12 公園にパンジー植えて冬に入る

13 たら鍋の卓に一つや老い二人
14 年ごとに勢いを増す雨嵐     
15 芒野を逆光にして視るレンズ
16 コンビニをもう一廻り初時雨

17 海鳴りに揺るる梢や鵯騒ぐ 
18 生業も一夜の水に持ち去られ   
19 令和初ご祝儀祝儀と一の酉 
20 つわぶきの花を求めて蝶の舞い

21 朝焼けの落葉ちる道犬散歩 
22 微笑みのティアラ煌めく小春かな
23 立冬やまだサルビアの赤盛り
24 早々とストーブ温し初時雨 

25 コンビニで買い物増やす初時雨
26 文化の日子供誘って廻る寿司
27 燗酒を静かに飲むや夜半の冬
28 石蕗咲きて明るうなりぬ狭庭かな

29 畑仕事終わりて妻とのむかご飯
30 逝きし友の影偲ばせて葉が落ちる 
31 曇り空曲輪の茶屋の蒸饅頭 
32 山寺の和尚薪割る冬構  

33 坪庭に山茶花咲きて垣となる
34 子供らの並びて歩む秋桜
35 黄々として秋を勤(いそ)しむプラタナス
36 赤城嶺を越えて上州空っ風

37 何もって虫を誘うや花八つ手 
38 初時雨大樹に籠る鳥の声 
39 初孫の七五三迎え祝い酒  
40 急峻を雪崩るゝ如く紅葉燃ゆ 
 
南圃
左打
剣矢
鵜雪


伸平
芳拙
如水

芳拙
左打
如水
鵜雪


伸平
南圃
剣矢

芳拙
伸平

南圃

左打
如水
鵜雪
剣矢

鵜雪
剣矢
左打
如水

南圃
伸平
芳拙


剣矢
南圃
伸平


鵜雪
芳拙
左打
如水
 
 
【選 句 内 訳】
如水 選
 1 鉄橋を渡る列車や初時雨  南圃  (映画のワンシーン。旅情を感じます)
 5 雲早く梢を鳴らす初時雨  風  (風を忍ばす措辞が巧み。時雨も斜めでしょう)
10 かいぼりで清めた池に初時雨  左打  (新しい池の水に季語が似合います)
24 早々とストーブ温し初時雨  剣矢  (外の薄ら寒さに初冬を感じます)
31 曇り空曲輪の茶屋の蒸饅頭  芳拙  (吟行の寒空に熱い饅頭。季語が効いています)
 
伸平 選
 8 奥嵯峨の茶屋を出づれば初時雨
13 たら鍋の卓に一つや老い二人
22 微笑みのティアラ煌めく小春かな
24 早々とストーブ温し初時雨 
32 山寺の和尚薪割る冬構  
如水

如水
剣矢




 
 
左打 選
 4 庭の隅に小さな紅葉花水木 
 7 いじらしや八重に咲きたる帰り花
13 たら鍋の卓に一つや老い二人
29 畑仕事終わりて妻とのむかご飯
34 子供らの並びて歩む秋桜
鵜雪
芳拙

南圃
南圃

 
   

 
 
芳拙 選
 1 鉄橋を渡る列車や初時雨
 5 雲早く梢を鳴らす初時雨 
 8 奥嵯峨の茶屋を出づれば初時雨
28 石蕗咲きて明るうなりぬ狭庭かな
32 山寺の和尚薪割る冬構  
南圃

如水
如水
 
鵜雪 選
22 微笑みのティアラ煌めく小春かな
30 逝きし友の影偲ばせて葉が落ちる 
40 急峻を雪崩るゝ如く紅葉燃ゆ 
如水
伸平
如水


 
 
剣矢 選
13 たら鍋の卓に一つや老い二人  風  (たら鍋一人分を二人で食べます)
14 年ごとに勢いを増す雨嵐  伸平  (想定外の大雨でした)
18 生業も一夜の水に持ち去られ  伸平  (自然の猛威になす術なし)
32 山寺の和尚薪割る冬構  風  (寒さ対策は自分でします)
38 初時雨大樹に籠る鳥の声  芳拙  (寄らば大樹ですね)
 
南圃 選
16 コンビニをもう一廻り初時雨  剣矢  (雨ももう直ぐ止みそう。)
19 令和初ご祝儀祝儀と一の酉  風  (威勢がいいねー。)
21 朝焼けの落葉ちる道犬散歩  左打  (落ち葉を踏みしめる音が聞こえそう。)
24 早々とストーブ温し初時雨  剣矢  (ストーブが恋しいですね。)
40 急峻を雪崩るゝ如く紅葉燃ゆ  如水  (雪崩れるような紅葉が見てみたい。)
 
風  選
 8 奥嵯峨の茶屋を出づれば初時雨  如水  (嵯峨野で決まりました)
12 公園にパンジー植えて冬に入る  鵜雪  (ピタリの季語を見つけた眼力)
18 生業も一夜の水に持ち去られ  伸平  (収穫済の米も廃棄という悲劇)
29 畑仕事終わりて妻とのむかご飯  南圃  (季語が句の味わいを深めました)
38 初時雨大樹に籠る鳥の声  芳拙  (籠る、で鳥の様子が窺えました)
 
 
【高 得 点 句】
 
  ・選句有権者数が3〜4名のときは3点以上
  ・選句有権者数が5〜8名のときは4点以上
  ・選句有権者数=投句者が選句してもらえる人の数
 
該当なし
 
 
【高 得 点 者】
 
  ・高得点者=得点が選句有権者数プラス1点以上の上位者1名とする
  ・同点が2名の場合は2名とする
  ・同点が3名以上の場合は該当なしとする
 
9点  風
 
 
【談  話  室】
 
 
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