ホームへ 投句 選句 結果発表 会員名簿 自選句 掲示板 写真館 連句の趣旨 連句投句 連句目次 リンク集
 
2017年11月
 
【清 記 一 覧
(兼題:立冬)
 

















































 
 1 畑作業上がりを早む冬に入る
 2 今年また冬至名のみの陽の温さ
 3 チョコレート噛む音高く冬に入る
 4 木々の中紅葉彩ずき鮮やかに

 5 立冬や深夜に走る看護婦も 
 6 黄や赤の栞を落として冬支度
 7 冬はじめ下駄履く指にそれを知る
 8 山茶花の絨毯ありて遠回り 

 9 追われてはまた一団に稻雀
10 秋深し忘れ去られた忘れ物 
11 二人して四日も続くおでんかな
12 十一月下着一枚重ねけり  

13 立冬や黄色に染まりし並木かな
14 河豚汁や博多の街に触れ太鼓
15 盲目の恋を冷ますや石蕗の花
16 錦なす紅葉の峪や人寄せず

17 訃報置きつぶやく校歌熱き燗 
18 目覚めては布団引き寄す冬来る
19 終い湯に足指握り温まる  
20 猪道に交はる辺り急く散歩

21 晴天のひと日も暮れて芙蓉閉づ
22 枯れ木なか自己が目立てと山茶花や
23 鰤大根昔のままの味姿   
24 つわぶきの花鮮やかに虫を呼び

25 秋色の日の出構えて待ちにけり
26 日を返し銀杏黄葉の宙に舞ふ
27 蒼天に映ゆる白壁木守柿
28 手拭いを広げて包む零余子かな

29 万歩計ありて遠くのポストまで
30 初冬や身近の自然静かなり
31 山深く人住まふらし藁こづみ
32 病む身には今年は早き寒さかな

33 木枯らしは裸木立を素通りし 
34 時惜しみ高嶺蜻蛉の番ふ夕
35 子犬連れ散歩するのや紅葉中
36 白鳥やいま着水の飛沫たつ 

37 干し柿を今年も吊るす15連 
38 銀杏光る落葉気にせし妻なりき
39 虫誘う不思議な姿花八つ手 
40 野仏の供華に日を浴ぶ冬の蜂
 
芳拙
南圃
如水
左打

剣矢
伸平

鵜雪

芳拙
伸平
南圃
剣矢

左打

鵜雪
如水


鵜雪
剣矢
芳拙

如水
左打
伸平
南圃

伸平

如水
南圃

鵜雪
左打
芳拙
剣矢

伸平
芳拙
左打
如水

南圃
剣矢
鵜雪

 
 
【選 句 内 訳】
左打 選
 1 畑作業上がりを早む冬に入る
 7 冬はじめ下駄履く指にそれを知る
14 河豚汁や博多の街に触れ太鼓
28 手拭いを広げて包む零余子かな
33 木枯らしは裸木立を素通りし 
芳拙


南圃
伸平
 
如水 選
 1 畑作業上がりを早む冬に入る  芳拙  (寒さと共に日の暮れるのが早くなりました)
14 河豚汁や博多の街に触れ太鼓  風  (場外も騒がしい九州場所でした。暴力は残念)
28 手拭いを広げて包む零余子かな  南圃  (一度食べてみたい、写真では見たが…)
31 山深く人住まふらし藁こづみ  芳拙  (自由貿易もさることながら、残したい風景)
40 野仏の供華に日を浴ぶ冬の蜂  風  (花と陽と蜂、冬の生命力が詩になりました)
 
芳拙 選                 
21 晴天のひと日も暮れて芙蓉閉づ
24 つわぶきの花鮮やかに虫を呼び
27 蒼天に映ゆる白壁木守柿
36 白鳥やいま着水の飛沫たつ 
40 野仏の供華に日を浴ぶ冬の蜂
如水
南圃
如水
如水
 
鵜雪 選
11 二人して四日も続くおでんかな
19 終い湯に足指握り温まる  
25 秋色の日の出構えて待ちにけり
南圃
剣矢
伸平
 
伸平 選                                    
 3 チョコレート噛む音高く冬に入る
 9 追われてはまた一団に稻雀
12 十一月下着一枚重ねけり  
26 日を返し銀杏黄葉の宙に舞ふ
36 白鳥やいま着水の飛沫たつ 
如水
芳拙
剣矢

如水
 
剣矢 選
11 二人して四日も続くおでんかな  南圃  (熱くして何度も味わいましょう)
14 河豚汁や博多の街に触れ太鼓  風  (1年 早いものですね)
20 猪道に交はる辺り急く散歩  芳拙  (早く遠ざかりましょう)
29 万歩計ありて遠くのポストまで  鵜雪  (万歩計で楽しく歩きましょう)
37 干し柿を今年も吊るす15連  南圃  (甘くなるのが嬉しいです)
 
風  選
15 盲目の恋を冷ますや石蕗の花  鵜雪  (盲目と石蕗の黄色、お見事です)
21 晴天のひと日も暮れて芙蓉閉づ  如水  (「芙蓉閉づ」に一票です)
27 蒼天に映ゆる白壁木守柿  如水  (色尽くしに一票)
28 手拭いを広げて包む零余子かな  南圃  (祖母を懐かしむ一句とも)
32 病む身には今年は早き寒さかな  剣矢  (早き寒さかな・実感ですね)
 
南圃 選
 9 追われてはまた一団に稻雀  芳拙  (案山子ぐらいでは驚かない。)
16 錦なす紅葉の峪や人寄せず  如水  (遠くから広角で狙う。)
17 訃報置きつぶやく校歌熱き燗  風  (同級生の訃報が寂しい。)
21 晴天のひと日も暮れて芙蓉閉づ  如水  (花言葉[優しい恋人]。)
23 鰤大根昔のままの味姿  伸平  (おふくろの旬の味、何時までも。)
 
 
【高 得 点 句】
 
  ・選句有権者数が3〜4名のときは3点以上
  ・選句有権者数が5〜8名のときは4点以上
  ・選句有権者数=投句者が選句してもらえる人の数
 
該当なし
 
 
【高 得 点 者】
 
  ・高得点者=得点が選句有権者数プラス1点以上の上位者1名とする
  ・同点が2名の場合は2名とする
  ・同点が3名以上の場合は該当なしとする
 
9点  如水
 
 
【談  話  室】
 
【選句に当たって】伸平:17/11/27
 毎回 思うことですが、 広く、多くの 俳句友達が いると、季題も広く、地域も遠く、題材も多岐に、毎期の季節に、殊更に多面的に遭遇させて頂いていており、とても楽しい人生を、送らせて頂き、大きな感謝です。
 
 テレビの 故郷、旅 案内の 番組にも 匹敵するようですね。皆さん に 謝辞を 送りましょう。
 
【神交会総会へ出席】左打:17/11/25
大谷様
いつもお世話になっております。
今年もいよいよ残りひと月となりましたね。
今月は神交会(関東)総会がありました。
矢張り寂しいメンバーがおられて冥福を祈りました。
小生も来年は80台に乗ります。
先輩もどうぞお元気で頑張っていきましょう。
 
 
ホームへ 投句 選句 結果発表 会員名簿 自選句 掲示板 写真館 連句の趣旨 連句投句 連句目次 リンク集
 
ご感想・ご意見をこちらまでお寄せください