1 暗闇を歩めば虫の音はたと止み 2 蝉しぐれ気づけば今や虫しぐれ 3 野分空汗もわづかな日となりぬ 4 立ち並ぶ埴輪の歌や虫しぐれ 5 小夜更けて山中玲瓏虫の声 6 久しぶりプレーする朝名月や 7 虫が言うこの長雨に出番なし 8 高階の屋上菜園虫すだく 9 初孫の運動会や体育の日 10 かなかなや中也の妻は家を出て 11 虫の音や本を抱きて夢うつつ 12 柿を剥く手元が怖いと妻は云う 13 帰省子の若衆に変わる法被かな 14 赤い羽根急ぐ知人に貼り付ける 15 柿喰えば柿好きだった妻のこと 16 名月も解散ICAN唖然たり 17 秋祭門門祓う笛太鼓 18 名月は見て見ぬふりかミサイルを 19 二人居て階上階下秋更くる 20 夕月夜賑やか聞こえ虫の声 21 青い空浮かぶ白雲赤トンボ 22 長竿の先に挟んで柿を採る 23 名月に照らされ眠る汚染地区 24 敬老日大講堂も満席に 25 木犀に導びかれ一区巡りけり 26 漆喰の蔵の戸開く豊の秋 27 秋霖に双葉の苗木たじろがず 28 到来の松茸香る厨哉 29 秋雨にお願いしますも湿りがち 30 コスモスの風に揺られて汽車の窓 31 久しぶり長雨閉じて夕焼けや 32 ランドセルに小さき手足やてんと虫 33 秋祭り親子集い神輿背負い 34 十五夜の殊更白きを追うカメラ 35 安曇野の山懐も豊の秋 36 台風は予報ほどには荒れもせず 37 朝寒やドングリ二つドアの前 38 コオロギや夜店の強い応援歌 39 ハーレーに乗つて出掛ける敬老会 40 湧水の澄みたる暮らし里の秋 |
南圃 剣矢 伸平 如水 芳拙 左打 鵜雪 風 左打 芳拙 如水 南圃 風 鵜雪 剣矢 伸平 風 伸平 芳拙 左打 剣矢 南圃 如水 鵜雪 剣矢 芳拙 如水 風 鵜雪 南圃 左打 伸平 左打 伸平 芳拙 南圃 剣矢 鵜雪 風 如水 |
25 木犀に導びかれ一区巡りけり 28 到来の松茸香る厨哉 34 十五夜の殊更白きを追うカメラ 39 ハーレーに乗つて出掛ける敬老会 40 湧水の澄みたる暮らし里の秋 |
剣矢 風 伸平 風 如水 |
3 野分空汗もわづかな日となりぬ 11 虫の音や本を抱きて夢うつつ 26 漆喰の蔵の戸開く豊の秋 35 安曇野の山懐も豊の秋 40 湧水の澄みたる暮らし里の秋 |
伸平 如水 芳拙 芳拙 如水 |
11 虫の音や本を抱きて夢うつつ 17 秋祭門門祓う笛太鼓 24 敬老日大講堂も満席に 29 秋雨にお願いしますも湿りがち 39 ハーレーに乗つて出掛ける敬老会 |
如水 風 鵜雪 鵜雪 風 |
4 立ち並ぶ埴輪の歌や虫しぐれ 11 虫の音や本を抱きて夢うつつ 23 名月に照らされ眠る汚染地区 33 秋祭り親子集い神輿背負い 39 ハーレーに乗つて出掛ける敬老会 |
如水 如水 如水 左打 風 |
4 立ち並ぶ埴輪の歌や虫しぐれ 8 高階の屋上菜園虫すだく 39 ハーレーに乗つて出掛ける敬老会 |
如水 風 風 |