ホームへ 投句 選句 結果発表 会員名簿 自選句 掲示板 写真館 連句の趣旨 連句投句 連句目次 リンク集
 
2017年09月
 
【清 記 一 覧
(兼題:月見酒)
 

















































 
 1 音だけの骨箱 亡父(ちち)の日は遠く
 2 同窓会話は尽きず月見酒 
 3 米寿友と来し方行方月見酒
 4 月見酒所作美しき老妓かな 

 5 長雨に期待失い月見酒   
 6 ミサイルを肴に妻と月見酒  
 7 命日や月見酒などして偲び  
 8 友の顏想ひ浮かべて月見酒

 9 夏布団冷気の朝は丸くなり 
10 百歳を生き抜く秋となりにけり 
11 妻偲び熱めコーヒー月見かな
12 暮れなずむギヤマン色に赤蜻蛉

13 敬老といわれ笑顔で家族飯 
14 豪雨なす雨雲連ね台風来  
15 子孫(こまご)来て子孫帰りて盆閉じる
16 一枚を背なに掛けられ月見酒

17 改築の庭にもどる虫時雨   
18 彼岸花寂しい街に人の波   
19 新涼や潮目の果ての筑波山 
20 そば庵の隅に編笠風の盆

21 溜池を囲む葉桜野分呼ぶ    
22 釣舟草幽けき風に艫揃へ  
23 終い湯に足を延ばして虫の声
24 風吹けばイガを気にして栗拾い

25 孫来る日台風も来る鳴るラジオ
26 昼ちちろ大化の遺跡掘るロマン
27 新米に平飼ひ鶏の玉子割る
28 風に揺れゆーらりと舞う秋茜

29 ナナフシの骨身に沁みる秋の風
30 雀来ず稲の実りの美しき   
31 跡地なか鮮やか咲きしコスモスや
32 拙さは棚に上げての展示会   

33 過疎の地を朝夕二便のバス下る
34 気が付けばとうに過ぎけり敬老年
35 紅葉にならず飛び散る嵐あと 
36 洗顔のあとに覚ゆる涼新た

37 夏仕舞い撥の裁きや盆踊り   
38 押しあふて電線に鳴く稲雀  
39 荒れはてた狭庭に一つ百日紅
40 夏草の勢い何時しか陰りおり
 
伸平
南圃
剣矢


左打
鵜雪
芳拙
如水

南圃
鵜雪
剣矢
芳拙

左打

伸平
如水

左打
鵜雪

如水

伸平
芳拙
剣矢
南圃

剣矢

如水
南圃

芳拙
鵜雪
左打
伸平

芳拙
鵜雪
左打
如水

伸平

剣矢
南圃
 
 
【選 句 内 訳】
如水 選
 4 月見酒所作美しき老妓かな  風  (鴨川の床も九月まで、一度体験したいものです)
 9 夏布団冷気の朝は丸くなり  南圃  (無意識のうちに足でまさぐっているのでしょうね)
22 釣舟草幽けき風に艫揃へ  芳拙  (みな同じ方向に咲き、可愛いでしょうね)
26 昼ちちろ大化の遺跡掘るロマン  風  (現地見学会へ行っておけばよかった)
29 ナナフシの骨身に沁みる秋の風  芳拙  (天気のよい日は日向ぼっこをしてほしい)
 
芳拙 選
13 敬老といわれ笑顔で家族飯 
16 一枚を背なに掛けられ月見酒
23 終い湯に足を延ばして虫の声
26 昼ちちろ大化の遺跡掘るロマン
39 荒れはてた狭庭に一つ百日紅
左打
如水
剣矢

剣矢
 
左打 選
 4 月見酒所作美しき老妓かな   
15 子孫(こまご)来て子孫帰りて盆閉じる
18 彼岸花寂しい街に人の波    
20 そば庵の隅に編笠風の盆    
39 荒れはてた狭庭に一つ百日紅  

伸平
鵜雪
如水
剣矢
 
剣矢 選
12 暮れなずむギヤマン色に赤蜻蛉  芳拙  (青い空、赤トンボが飛ぶ)
13 敬老といわれ笑顔で家族飯  左打   (お年寄りを囲んで、頂きます)
18 彼岸花寂しい街に人の波  鵜雪   (この花が咲いたら、おヒガンだ)
33 過疎の地を朝夕二便のバス下る  芳拙  (トロトロと走るバス、田舎道)
38 押しあふて電線に鳴く稲雀  風  (雀の学校始まるぞ)
 
伸平 選                                    
 9 夏布団冷気の朝は丸くなり 
16 一枚を背なに掛けられ月見酒
20 そば庵の隅に編笠風の盆 
35 紅葉にならず飛び散る嵐あと 
40 夏草の勢い何時しか陰りおり
南圃
如水
如水
左打
南圃
 
風  選
 1 音だけの骨箱 亡父(ちち)の日は遠く  伸平  (将は黙する72年でした)
10 百歳を生き抜く秋となりにけり  鵜雪  (まさに「天高し」)
11 妻偲び熱めコーヒー月見かな  剣矢  (コーヒーがしみじじみでした)
25 孫来る日台風も来る鳴るラジオ  剣矢  (リズムの良さに一票です)
29 ナナフシの骨身に沁みる秋の風  芳拙  (上手いの一言)
 
鵜雪 選
 
 4 月見酒所作美しき老妓かな 
11 妻偲び熱めコーヒー月見かな
16 一枚を背なに掛けられ月見酒
29 ナナフシの骨身に沁みる秋の風
36 洗顔のあとに覚ゆる涼新た

剣矢
如水
芳拙
如水
 
南圃 選
 6 ミサイルを肴に妻と月見酒  鵜雪  (国際問題が酒の肴になる夫婦はすごい!)
13 敬老といわれ笑顔で家族飯  左打   (理想の家族像)
15 子孫(こまご)来て子孫帰りて盆閉じる  伸平  (来てよし帰ってよし)
16 一枚を背なに掛けられ月見酒  如水  (優しい奥様の気遣いにほろ酔い)
29 ナナフシの骨身に沁みる秋の風  芳拙  (人間も小太りが良い)
 
 
【高 得 点 句】
 
  ・選句有権者数が3〜4名のときは3点以上
  ・選句有権者数が5〜8名のときは4点以上
  ・選句有権者数=投句者が選句してもらえる人の数
 
   4点 16 一枚を背なに掛けられ月見酒  如水
   4点 29 ナナフシの骨身に沁みる秋の風  芳拙
 
 
【高 得 点 者】
 
  ・高得点者=得点が選句有権者数プラス1点以上の上位者1名とする
  ・同点が2名の場合は2名とする
  ・同点が3名以上の場合は該当なしとする
 
該当なし
 
 
【談  話  室】
 
 
ホームへ 投句 選句 結果発表 会員名簿 自選句 掲示板 写真館 連句の趣旨 連句投句 連句目次 リンク集
 
ご感想・ご意見をこちらまでお寄せください