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2016年10月
 
【清 記 一 覧
(兼題:今年酒)
 
















































 
 1 今年又新酒で祝うノーベル賞 
 2 異常ゆえまだ見ず鮮やか秋の空
 3 新酒提げ妻待つ郷へ丹波杜氏(とじ)
 4 灘五郷蔵を巡りて今年酒   

 5 朝顔を見上げて千代女の秋を知る
 6 腕相撲孫にも負けて秋の夜   
 7 仄香る街吹く風や今年酒   
 8 山の端の切り立つ朝や秋深し

 9 実りより造り上げたや今年酒
10 旬のもの一品ありて新走り    
11 我慢してぐい呑み一つの今年酒
12 木犀の香に見廻わせり散歩かな

13 パソコンの解説読み解く夜長かな
14 雲陰の吾(あ)を残し行く花野かな
15 秋夕焼軍艦島の光背に    
16 台風の後の桜の狂い咲き    

17 千年の楠樹撫ぜけり拝みけり 
18 年来の土壁修理か天高し   
19 敬老日米寿手形の朱の深み  
20 薯掘りの元気に親子の区別なし

21 下戸の妻年に一度の今年酒   
22 赤とんぼ手を振り船を呼ぶ渡し 
23 よろよろと足を取られて今年酒 
24 紅葉の秋色競う柿の実や  

25 鰯雲あの人もがと見舞いけり 
26 日照が不足に野菜憂い秋  
27 そよと吹く風に身を振る草紅葉  
28 居間の灯の闇に吸はるや秋深む

29 街匂ふ有り難きかな金木犀    
30 平安の貴人想わす藤袴   
31 月の夜ややたら呑みたい呑めぬ酒
32 柿簾今年の出来を子に電話  

33 貸し本の待つ人多し秋深む    
34 父逝くや従兄弟再従兄弟の秋彼岸
35 腕を組みバージンロードの照れくささ
36 紅葉をはじめに進むハナミズキ

37 幾星霜同窓人(びと)の笑顔あり
38 夜ふけ湯にしんまで温め一人寝る
39 一山を覆うが如く葛茂る   
40 膝に乗る幼の温み十三夜  
剣矢
左打
如水
芳拙

鵜雪
南圃

伸平

左打
如水
鵜雪
剣矢

伸平

芳拙
南圃

剣矢
伸平
芳拙
鵜雪

如水

南圃
左打

伸平
左打
南圃


如水
鵜雪
剣矢
芳拙

如水
芳拙
南圃
左打

伸平
剣矢
鵜雪
 
 
【選 句 内 訳】
左打 選
 5 朝顔を見上げて千代女の秋を知る  鵜雪
 8 山の端の切り立つ朝や秋深し    伸平  
21 下戸の妻年に一度の今年酒     如水  
33 貸し本の待つ人多し秋深む     如水  
40 膝に乗る幼の温み十三夜      風   
 
芳拙 選
 3 新酒提げ妻待つ郷へ丹波杜氏(とじ) 如水  
10 旬のもの一品ありて新走り      如水  
13 パソコンの解説読み解く夜長かな   伸平   
39 一山を覆うが如く葛茂る       鵜雪   
40 膝に乗る幼の温み十三夜      風
 
伸平 選
15 秋夕焼軍艦島の光背に       芳拙
17 千年の楠樹撫ぜけり拝みけり     剣矢
29 街匂ふ有り難きかな金木犀      如水
32 柿簾今年の出来を子に電話     芳拙
33 貸し本の待つ人多し秋深む      如水
 
如水 選
 4 灘五郷蔵を巡りて今年酒  芳拙  (幾度か訪れ、懐かしさに一票です)
31 月の夜ややたら呑みたい呑めぬ酒  剣矢  (こんな夜は、お薄と上等な和菓子で月を愛でましょう)
32 柿簾今年の出来を子に電話  芳拙  (異常気象だったが、送られてくるのが楽しみ)
39 一山を覆うが如く葛茂る  鵜雪  (手入れ不足か、せめて全山の葛紅葉を楽しもう)
40 膝に乗る幼の温み十三夜   風  (これぞ幸せ!健やかな成長を願います)
 
剣矢 選
10 旬のもの一品ありて新走り  如水  (つまみ一品嬉し)
23 よろよろと足を取られて今年酒  南圃  (ほんの一本だが・・・)
32 柿簾今年の出来を子に電話  芳拙  (今年も柿はたわわだわ)
33 貸し本の待つ人多し秋深む  如水  (あの本もこの本も欲しい)
40 膝に乗る幼の温み十三夜  風  (孫と見る月)
 
鵜雪 選
10 旬のもの一品ありて新走り     如水
21 下戸の妻年に一度の今年酒    如水
32 柿簾今年の出来を子に電話    芳拙
 
風  選
 4 灘五郷蔵を巡りて今年酒  芳拙  (酒好きならではの一句)
 8 山の端の切り立つ朝や秋深し  伸平  (「切り立つ」に冬の厳しさを感じました)
17 千年の楠樹撫ぜけり拝みけり  剣矢  (「撫ぜけり拝みけり」 頂きました)
38 夜ふけ湯にしんまで温め一人寝る  剣矢  (秋ならではの一句)
39 一山を覆うが如く葛茂る  鵜雪  (葛の逞しさが伝はります)
 
南圃 選
10 旬のもの一品ありて新走り  如水  (アテよりも酒そのものの味を楽しむ)
13 パソコンの解説読み解く夜長かな  伸平  (研究はいつまでも続く)
21 下戸の妻年に一度の今年酒  如水  (顔もほんのりと赤く)
33 貸し本の待つ人多し秋深む  如水  (勉強家も多いものだ)
39 一山を覆うが如く葛茂る  鵜雪  (日頃の手抜きがかくの如し)
 
 
【高 得 点 句】
 
  ・選句有権者数が3〜4名のときは3点以上
  ・選句有権者数が5〜8名のときは4点以上
  ・選句有権者数=投句者が選句してもらえる人の数
 




 
4点 10 旬のもの一品ありて新走り  
4点 32 柿簾今年の出来を子に電話 
4点 33 貸し本の待つ人多し秋深む  
4点 39 一山を覆うが如く葛茂る   
4点 40 膝に乗る幼の温み十三夜  
如水
芳拙
如水
鵜雪
 
 
【高 得 点 者】
 
  ・高得点者=得点が選句有権者数プラス1点以上の上位者1名とする
  ・同点が2名の場合は2名とする
  ・同点が3名以上の場合は該当なしとする
 
13点  如水
 
 
【談  話  室】
 
 
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