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2016年7月
 
【清 記 一 覧
(兼題:ビール)
 
















































 
 1 老人会ビール呑みたいあと少し 
 2 甲子園一点入りビール買ふ  
 3 入賞にひとつ届かずビール酌む
 4 缶ビール賞味期限が気になると

 5 蜥蜴呑む鶏のとさかの紅(あか)さかな
 6 芋の葉に露球踊る梅雨晴れ間
 7 猛暑中痛風わすれビール飲む
 8 梅雨明けの喜び瞬時酷暑待つ

 9 炎昼に情緒味得ぬ七夕や 
10 蛙から蝉に替わるや季当番 
11 紫陽花の色七変化傘模様
12 決算日部長の顔とビールかな 

13 おはぐろのなほ閑なり沢の上
14 胸低く脚を構えて蝉鳴けり    
15 蜻蛉の水面をたたき梅雨明ける
16 口の泡指差し合ふや生ビール 

17 アマリリス臆せず話す帰国子女
18 夏草の伸びて捻挫の尚癒えず
19 繰り返す汚職管理の暑さかな
20 灯の点るビアガーデンが呼んでいる

21 ビール呑む泡に写った笑顔ごと 
22 七夕やハッチを開けて衛星へ   
23 去年よりさらに小缶夜のビール
24 冷麦や妻と二人の暮らしかな

25 夕凪やスピンネーカー緩く張る
26 故郷も豪雨に勝てず姿変え 
27 日の昏れて船渡御の火や燃え初むる
28 梅雨明けぬ蒸し暑さのみ先走り

29 ビール手に妻の解説おかずとす
30 出来立ての夏の暑さの身に堪え
31 河童橋人満載の山開き     
32 大ジョッキ水は無理だがビールなら

33 あの人がはんてん姿夏祭り 
34 いつまでも鳴くな老鶯日は高い 
35 別荘に集いゆったりビール酌む
36 雨傘と和服の似合う花菖蒲

37 鷺草の水の中より飛び発てり
38 久方の顔見世なりや千切れ雲
39 梅雨明けや律義に上がる三十五度
40 シーサーの眼の方に天の川   
剣矢
如水
芳拙
南圃


伸平
左打
鵜雪

左打
伸平
南圃
剣矢

芳拙

鵜雪
如水

芳拙
南圃
伸平
如水

剣矢

鵜雪
左打

芳拙
伸平
如水
左打

鵜雪
南圃

剣矢

鵜雪
剣矢
左打
南圃

芳拙
伸平
如水
 
【選 句 内 訳】
芳拙 選
11 紫陽花の色七変化傘模様     南圃
21 ビール呑む泡に写った笑顔ごと   剣矢  
24 冷麦や妻と二人の暮らしかな    左打  
31 河童橋人満載の山開き      風   
38 久方の顔見世なりや千切れ雲   伸平 
 
如水 選
 5 蜥蜴呑む鶏のとさかの紅(あか)さかな  風  (都会では見られず、郷愁を誘うを)
13 おはぐろのなほ閑なり沢の上  芳拙  (「杭の上」の方が、なお静かに感じるが・・・)
24 冷麦や妻と二人の暮らしかな  左打  (小津映画そのもの。切れ字の二つも気にならない)
25 夕凪やスピンネーカー緩く張る  芳拙  (ヨットマンのテクニックに一票です)
30 出来立ての夏の暑さの身に堪え  南圃  (「出来立ての夏」の措辞が新鮮です)  
 
左打 選
 3 入賞にひとつ届かずビール酌む  芳拙
 8 梅雨明けの喜び瞬時酷暑待つ  鵜雪
11 紫陽花の色七変化傘模様     南圃
26 故郷も豪雨に勝てず姿変え    伸平
38 久方の顔見世なりや千切れ雲   伸平
 
鵜雪 選
14 胸低く脚を構えて蝉鳴けり     風
17 アマリリス臆せず話す帰国子女  芳拙
18 夏草の伸びて捻挫の尚癒えず   南圃
 
伸平 選
12 決算日部長の顔とビールかな  剣矢
15 蜻蛉の水面をたたき梅雨明ける  鵜雪  
18 夏草の伸びて捻挫の尚癒えず  南圃  
31 河童橋人満載の山開き     風  
36 雨傘と和服の似合う花菖蒲   南圃  
 
剣矢 選
16 口の泡指差し合ふや生ビール  如水  (自分のことは わからない)
18 夏草の伸びて捻挫の尚癒えず  南圃  (老人の治りは ぼちぼち)
23 去年よりさらに小缶夜のビール  鵜雪  (ほんの一口でよくなりました)
24 冷麦や妻と二人の暮らしかな  左打  (そしてやがて 一人になる)
26 故郷も豪雨に勝てず姿変え  伸平  (心に故郷を残そう)          
 
風  選
 6 芋の葉に露球踊る梅雨晴れ間  伸平  (「露球踊る」実感ですね)
13 おはぐろのなほ閑なり沢の上  芳拙  (「おはぐろ」が良いですね)
23 去年よりさらに小缶夜のビール  鵜雪  (今を受け容れて楽しむ達人の境地)
26 故郷も豪雨に勝てず姿変え  伸平  (「姿変え」に心情を感じました) 
39 梅雨明けや律義に上がる三十五度  如水  (暑さが伝わりました)
 
南圃 選
 8 梅雨明けの喜び瞬時酷暑待つ  鵜雪  (降れば土砂降り晴れれば酷暑)
10 蛙から蝉に替わるや季当番  伸平  (我が家の庭の[季当番]目覚まし代わり)
15 蜻蛉の水面をたたき梅雨明ける  鵜雪  (最近は蜻蛉が少なくなりました)
16 口の泡指差し合ふや生ビール  如水  (口角泡を飛ばす、、ビールの泡だったのか?)
23 去年よりさらに小缶夜のビール  鵜雪  (我が家では250mlの缶ビール二人で1本)
 
 
【高 得 点 句】
 
  ・選句有権者数が3〜4名のときは3点以上
  ・選句有権者数が5〜8名のときは4点以上
  ・選句有権者数=投句者が選句してもらえる人の数
 
該当なし
 
 
【高 得 点 者】
 
  ・高得点者=得点が選句有権者数プラス1点以上の上位者1名とする
  ・同点が2名の場合は2名とする
  ・同点が3名以上の場合は該当なしとする
 
該当なし
 
 
【談  話  室】
 
 
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