２０１５年０７月
（兼題：木下闇）
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１ 七夕の願いは同じ去年今年
２ 老鶯のしきりに誘う木下闇
３ 木下闇しばし場所借り憩ひけり
４ 雲立ちて一番蝉や夏来る
５ 閂を掛ける別荘木下闇
６ 梅雨明けの空高々と小枝焼く
７ 七夕や梅雨空あけぬ空星見えず
８ 長安の大路彩る百日紅（ひゃくじつこう）
９ 梅雨明け報台風見送る後ならん
１０ 老人のその場しのぎの衣替え
１１ 朝焼けにひそやかしずか木下闇
１２ 鍬を置き冷たき水と木下闇
１３ アリさんよゆつくりあるいていゝんだよ
１４ 果てしない蟻の行列見つけたり
１５ 伏せ置きしヒバクを語る米寿かな
１６ 洋ランの茎のみ挿して再生す
１７ 爆弾の如き荒梅雨天怒る
１８ 浴衣着て解説涼し北の富士
１９ カブトムシそろりそろりと木下闇
２０ エルニーニョ台風の又近づきて
２１ 国会を徴兵制度梅雨明けぬ
２２ いつの間にと思う間もなし梅雨明くる
２３ 熱中症街の会話の主語となり
２４ 梅雨明けて深い緑に蝉が鳴く
２５ 炎昼を思はす今朝の土鳩かな
２６ 紫蘇の葉を刻んだ小味に舌鼓
２７ 骨切りの音軽やかに鱧料理
２８ ノロ台風一日テレビ見てしまい
２９ うな重に財布も体も軽くなり
３０ シンボルの花咲はじめ夏となる
３１ 暑き夜や軍備誇示する国もあり
３２ 梅雨明けて陽にむかい輝るひまわりや
３３ 向日葵や物忘れする老いもよし
３４ あらためて亡父（ちち）の絶筆終戦忌
３５ 梅雨明けや会ふ約束の始まりぬ
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南圃
剣矢
如水
伸平
風
鵜雪
左打
風
伸平
剣矢
左打
南圃
如水
鵜雪
風
伸平
如水
剣矢
鵜雪
南圃
左打
鵜雪
南圃
左打
風
伸平
如水
剣矢
南圃
鵜雪
剣矢
左打
風
伸平
如水
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如水 選
５ 閂を掛ける別荘木下闇 風 （松花堂庭園にこんな雰囲気の門がありました）
１２ 鍬を置き冷たき水と木下闇 南圃 （ビールなら仕事にも詩にもなりませんね）
１９ カブトムシそろりそろりと木下闇 鵜雪 （幼少の頃 疎開先で経験した感じです）
２５ 炎昼を思はす今朝の土鳩かな 風 （土鳩の鳴き声は確かに暑苦しいですね）
３１ 暑き夜や軍備誇示する国もあり 剣矢 （人類の愚 涼しいニュースが聞きたい）
左打 選
３ 木下闇しばし場所借り憩ひけり 如水
１０ 老人のその場しのぎの衣替え 剣矢
２６ 紫蘇の葉を刻んだ小味に舌鼓 伸平
２９ うな重に財布も体も軽くなり 南圃
３０ シンボルの花咲はじめ夏となる 鵜雪
鵜雪 選
３ 木下闇しばし場所借り憩ひけり 如水
１２ 鍬を置き冷たき水と木下闇 南圃
３３ 向日葵や物忘れする老いもよし 風
剣矢 選
１７ 爆弾の如き荒梅雨天怒る 如水 （大雨、突風など）
２３ 熱中症街の会話の主語となり 南圃 （死ぬ人もある）
３３ 向日葵や物忘れする老いもよし 風 （さけられぬ老化）
３４ あらためて亡父（ちち）の絶筆終戦忌 伸平 （一人一人の敗戦感）
３５ 梅雨明けや会ふ約束の始まりぬ 如水 （夏の暑さにも負けず）
伸平 選
２ 老鶯のしきりに誘う木下闇 剣矢
１９ カブトムシそろりそろりと木下闇 鵜雪
２３ 熱中症街の会話の主語となり 南圃
２７ 骨切りの音軽やかに鱧料理 如水
３１ 暑き夜や軍備誇示する国もあり 剣矢
風 選
２ 老鶯のしきりに誘う木下闇 剣矢 （勘繰りを誘う楽しい一句）
１３ アリさんよゆつくりあるいていゝんだよ 如水 （いつまでも瑞々しい感性に一票です）
３１ 暑き夜や軍備誇示する国もあり 剣矢 （ロシア、中国、ＩＳＵ世界は何処へ）
３４ あらためて亡父（ちち）の絶筆終戦忌 伸平 (決して色褪せない一筆）
３５ 梅雨明けや会ふ約束の始まりぬ 如水 （冷酒、枝豆、冷奴、肝臓をお大事に）
南圃 選
４ 雲立ちて一番蝉や夏来る 伸平 （夏の朝、蝉の大合唱で始まる。）
５ 閂を掛ける別荘木下闇 風 （数年前までは好景気で賑わっていた。）
１８ 浴衣着て解説涼し北の富士 剣矢 （颯爽としていますね。）
２６ 紫蘇の葉を刻んだ小味に舌鼓 伸平 （愛妻は料理上手。）
２７ 骨切りの音軽やかに鱧料理 如水 （旬ですね。）
・選句有権者数が３〜４名のときは３点以上
・選句有権者数が５〜８名のときは４点以上
・選句有権者数＝投句者が選句してもらえる人の数
該当なし
・高得点者＝得点が選句有権者数プラス１点以上の上位者1名
８点 如水
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