２０１３年０２月
（兼題：春浅し）
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１ しらが染め妻のじょうぜつ春うらら
２ 畦焼きの親子の背中かすみおり
３ 寒きなか白梅咲きし馬見園
４ 立春を知らせて咲くや椿花
５ 好きだった雛を遺影のそばにおき
６ 春浅し嶺にしろがね野に若菜
７ 寒風を逃げ帰りての鍋の湯気
８ 春めくや庭へ出てきた虫と爺
９ 弓を引く乙女の姿春浅し
１０ 戸を繰れば覗きこむやに寒の月
１１ 竹林に梅一木の山家かな
１２ 春来たり喜び去りし寒風雨
１３ 節分や幸せ求め恵方巻
１４ 雨粒に息吹を宿す冬芽かな
１５ 水洟（ミズバナ）やティシュ遅くて膝の上
１６ 恵方より北の四島南尖閣
１７ 思い出は子よりも親に雛飾る
１８ 春立ちて二冊購ふ旅の本
１９ 春耕を邪魔するほどのいぬふぐり
２０ 春浅し寒さ厳しき梅の花
２１ 春浅し蕾み膨らみ梅の花
２２ 菜園に寒さ見立てて薄化粧
２３ 世の中も心も晴れり春来たる
２４ 例年になく早咲きの山桜
２５ 凩や姿勢よいのは軍仕込み
２６ けふもまた余寒を供のウォーキング
２７ 早春や寒さまだある寒戻る
２８ 外に出て襟立つ風や春浅し
２９ 山鳩の飛び立ち石蕗の綿毛舞い
３０ はやり風邪癒えし百寿や福寿草
３１ チョコレートもらえるかな春の雪
３２ 初春や心和みて梅花待つ
３３ 陰り陽に白きの舞いて春浅く
３４ 春雪や電話で友の愚痴を聞く
３５ 水温む甲羅干したる亀二匹
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風
南圃
豊
左打
剣矢
如水
伸平
剣矢
南圃
伸平
風
豊
左打
如水
剣矢
伸平
風
如水
南圃
豊
左打
伸平
豊
南圃
剣矢
如水
左打
風
南圃
風
左打
豊
伸平
剣矢
如水
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剣矢 選
１ しらが染め妻のじょうぜつ春うらら 風
１１ 竹林に梅一木の山家かな 風
１４ 雨粒に息吹を宿す冬芽かな 如水
２３ 世の中も心も晴れり春来たる 豊
３５ 水温む甲羅干したる亀二匹 如水
如水 選
２ 畦焼きの親子の背中かすみおり 南圃
（なぜか丸い背中と長身の背中が目に浮かびます）
５ 好きだった雛を遺影のそばにおき 剣矢
（なによりの供養となるでことしょう）
１０ 戸を繰れば覗きこむやに寒の月 伸平
（雨戸でしょうか、冷たい風も入ってきたことでしょう）
２３ 世の中も心も晴れり春来たる 豊
（円安、株高で笑いが止まらないのでは）
２８ 外に出て襟立つ風や春浅し 風
（「とにいでて」と読みました。今年はいつまで寒いですね）
豊 選
４ 立春を知らせて咲くや椿花 左打
６ 春浅し嶺にしろがね野に若菜 如水
２１ 春浅し蕾み膨らみ梅の花 左打
２２ 菜園に寒さ見立てて薄化粧 伸平
２６ けふもまた余寒を供のウォーキング 如水
左打 選
６ 春浅し嶺にしろがね野に若菜 如水
８ 春めくや庭へ出てきた虫と爺 剣矢
１８ 春立ちて二冊購ふ旅の本 如水
３２ 初春や心和みて梅花待つ 豊
３４ 春雪や電話で友の愚痴を聞く 剣矢
伸平 選
２ 畦焼きの親子の背中かすみおり 南圃
５ 好きだった雛を遺影のそばにおき 剣矢
６ 春浅し嶺にしろがね野に若菜 如水
１１ 竹林に梅一木の山家かな 風
１９ 春耕を邪魔するほどのいぬふぐり 南圃
風 選
５ 好きだった雛を遺影のそばにおき 剣矢
（そのやさしさに一票））
８ 春めくや庭へ出てきた虫と爺 剣矢
(虫と爺に可笑し味）
２５ 凩や姿勢よいのは軍仕込み 剣矢
（「軍仕込み」東京支店の山田総務部長を思い出しました。）
２４ 例年になく早咲きの山桜 南圃
（気になる木、作者の気持ちがよく伝わってきます）
３３ 陰り陽に白きの舞いて春浅く 伸平
（いささかの古風とリズムが心地良い一句）
鵜雪 選
７ 寒風を逃げ帰りての鍋の湯気 伸平
１１ 竹林に梅一木の山家かな 風
１７ 思い出は子よりも親に雛飾る 風
南圃 選
１０ 戸を繰れば覗きこむやに寒の月 伸平
（澄み切った月の光に心の中まで見透かされそうだ）
１３ 節分や幸せ求め恵方巻 左打
（日南では数十人が横一列に並び１２メートルの恵方巻きが出来た。）
１４ 雨粒に息吹を宿す冬芽かな 如水
（暖かな雨に春近しを思わせる冬芽が目に入る。ホットする情景。）
２６ けふもまた余寒を供のウォーキング 如水
（小生も一日７０００歩を目標にしている）
２８ 外に出て襟立つ風や春浅し 風
（春本番はもうすぐそこに、、）
・選句有権者数が３〜４名のときは３点以上
・選句有権者数が５〜８名のときは４点以上
・選句有権者数＝投句者が選句してもらえる人の数
該当なし
・高得点者＝得点が選句有権者数プラス１点以上の上位者1名
９点 如水
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