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20129月
 
【清 記 一 覧
(兼題:野分)
 



















































 
 1 浮く如くゆーたりと舞うあきあかね
    (トンボの仲間でホバリングが一番上手)
 2 葉桜の漏れ陽に遊ぶ野分かな
 3 突然の雷鳴悲鳴大あらわ  
 4 水足りず恵みもたらす野分待つ

 5 朝焼けや日に日にずれる秋の朝
 6 庭の木のざわめきに知る野分かな (幸い大したことはなかった)
 7 風の音独り寝おどす野分かな
 8 ひとまわり野分のたたく小家かな

 9 敬老日商品券で元をとる (町内会より)
10 紀伊山峡平家の里や法師蝉 
11 胡瓜もぐ一日遅れの太さかな
12 来し方を闇にながむる夜長かな

13 三脚も役に立たずの野分かな
   (三脚も強い風にあおられてピントが合わない)
14 たちまちに雷を鳴らしてしぶく雨
15 大嵐日本列島掻き乱す  
16 納骨に墓に集いし秋彼岸  

17 コスモスも右に左にブラスの音(運動会の練習、観客はコスモス)
18 秋の灯やいまだ汗ふく残暑かな
19 尖閣に波高くしてオスプレイ 
20 秋夕焼図書館帰り急ぎけり 

21 少しだけ小首傾げる稲穂かな
22 国民のための政治が雨あらし
23 法師蝉声聞きおれば灯のともり  (秋の日はつるべ落とし)
24 網笠を覗きたくなる風の盆     

25 落葉で水面隠す野分あと  
26 櫻葉を掃いて又掃く朝かな (落ち葉の掃除が毎朝の仕事)
27 古着着る案山子主の立つ如く
28 筋通し独りぼつちや秋の風    

29 孫来たる疲れもきたる楽しさよ
30 いつのまに雲はすっかり秋の雲
31 重ね雲野分の行方追いかけて
32 連日の雷が連れてこし秋日和

33 おはようと露草蒼の濃かりけり (夕方には閉じてしまう)
34 鈴虫の鳴きしぐれ聴きうとうとと
35 足元を互いに労る墓参路 
36 秋晴れや背筋伸ばさん健まねて

37 縁側や壺にあふるる花薄
38 野田再選日馬富士勝ち巨人勝つ
39 哲学の煙か今宵の秋刀魚焼き
   (炭火で焼く秋刀魚の煙が目にしみる)   
40 秋の月夜長彩る初紅葉   
南圃

伸平

鵜雪

左打
如水
剣矢


如水
剣矢
鵜雪


南圃

伸平

左打


左打
鵜雪
剣矢

伸平

南圃
如水

左打
南圃

如水


剣矢
伸平
鵜雪

如水

伸平
剣矢


鵜雪
南圃

左打
 
 
【選 句 内 訳】
如水 選
 7 風の音独り寝おどす野分かな  剣矢  (心細さが伝わってくる)
10 紀伊山峡平家の里や法師蝉  剣矢  (限界集落の侘び寂びを感じる)
12 来し方を闇にながむる夜長かな  風  (闇にながむる に静寂を覚える)
23 法師蝉声聞きおれば灯のともり  南圃  (一仕事を終えきょうも一日が終る)
27 古着着る案山子主の立つ如く  風  (背筋を伸ばし往年の威厳あり) 
                                
伸平 選
 8 ひとまわり野分のたたく小家かな  風  
11 胡瓜もぐ一日遅れの太さかな  鵜雪  
24 網笠を覗きたくなる風の盆  如水  
27 古着着る案山子主の立つ如く  風  
30 いつのまに雲はすっかり秋の雲  剣矢
 
剣矢 選
12 来し方を闇にながむる夜長かな  風  (悲喜交々でした)
24 網笠を覗きたくなる風の盆  如水  (理想の美人を空想すること)
27 古着着る案山子主の立つ如く  風  (見おぼえある背広)
28 筋通し独りぼつちや秋の風  如水  (いつも一人で赤トンボ(山頭火))
37 縁側や壺にあふるる花薄  風  (薄の原のように)
 
風 選
10 紀伊山峡平家の里や法師蝉  剣矢
   (法師蝉に隠里の哀歓を聞きました)
24 網笠を覗きたくなる風の盆  如水
   (咽び泣くよな胡弓の響き、風の盆ならではの心情でしょうか)
28 筋通し独りぼつちや秋の風  如水
   (かくありたしと男の美学)
33 おはようと露草蒼の濃かりけり  如水
   (濃かりけり。おみごとです)
35 足元を互いに労る墓参路  伸平
   (上品な老夫婦の景、仲良きことは美しきですね)
 
豊 選
 4 水足りず恵みもたらす野分待つ  鵜雪
10 紀伊山峡平家の里や法師蝉  剣矢
25 落葉で水面隠す野分あと  左打
28 筋通し独りぼつちや秋の風  如水
37 縁側や壺にあふるる花薄  風
 
南圃 選
12 来し方を闇にながむる夜長かな  風
   (「闇にながむる」の表現に感服。)
27 古着着る案山子主の立つ如く  風
   (主の古着が良くも残してあったものだ。)
33 おはようと露草蒼の濃かりけり  如水
   (秋の朝のすがすがしさを感じる。)
34 鈴虫の鳴きしぐれ聴きうとうとと  豊
   (秋の夜長を鳴き通す、、、ご老人はウトウト。)
37 縁側や壺にあふるる花薄  風
   (風流を味わえる縁側のある家も少なくなった。)
 
鵜雪 選
12 来し方を闇にながむる夜長かな  風
28 筋通し独りぼつちや秋の風  如水
33 おはようと露草蒼の濃かりけり  如水
 
左打 選
 4 水足りず恵みもたらす野分待つ  鵜雪
 7 風の音独り寝おどす野分かな  剣矢
13 三脚も役に立たずの野分かな  南圃
17 コスモスも右に左にブラスの音  風
39 哲学の煙か今宵の秋刀魚焼き  南圃
 
 
【高 得 点 句】
 
    ・選句有権者数が3〜4名のときは3点以上
    ・選句有権者数が5〜8名のときは4点以上
    ・選句有権者数=投句者が選句してもらえる人の数
 


 
4点 12 来し方を闇にながむる夜長かな
4点 27 古着着る案山子主の立つ如く
4点 28 筋通し独りぼつちや秋の風    


如水
 
 
【高 得 点 者】
 
    ・高得点者=得点が選句有権者数プラス1点以上の上位者1名
 
13点  風
 
 
【談  話  室】
 
 
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