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1 寒一枚剥ぐを念じて恵方食む
2 草焼や祝詞終りて火を放つ
3 目白群れ紅から白へ渡り行く
4 初雪に孫の手赤く犬走り
5 草を焼き今年の農事始めけり
6 春立つや何やら音の聞こえくる
7 凍てをとり寒さ温さの早春賦
8 咳払い一つ二つの生姜酒
9 方便で議員が群れし党ありき
10 瀬を鳴らし岩に渦巻く雪解川
11 早春を一足戻して雪化粧
12 春の雪だるまの命お昼まで
13 薔薇園の春を迎える焚き火かな
14 昨日今日草焼く日和風を読む
15 春の鳶群れ舞ふ空の高さかな
16 初雪やへっぴり腰で乙女行く
17 恵方巻きとチョレートとで春を待つ
18 如月や日は輝くも地は覚めず
19 かまくらや洩るゝ灯の影子らの声
20 白菜を漬け込む妻の手塩かな
21 故郷の和尚あぐねて雪便り
22 手袋の片方なくし寒明くる
23 鶏糞をたっぷり入れて薯植える
24 間もなくね声明くして冬木の芽
25 春の雲畑に山なす堆肥かな
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伸平
如水
鵜雪
南圃
風
如水
伸平
南圃
鵜雪
風
伸平
如水
鵜雪
南圃
風
鵜雪
伸平
風
如水
南圃
伸平
如水
鵜雪
南圃
風
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