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1 色付いてリスの来ぬ間に柿をもぐ
2 赤白と競いて土手の彼岸花
3 秋灯や鳴くものもなき葎門
4 短冊の切れた風鈴秋静か
5 テレビ消しあとは灯火を親しめり
6 特養の祭にむなし秋の雨
7 虫喰いの本を出し灯火親しめり
8 しわの手に載せる木の実の眩しかり
9 仲秋の旧き灯火や宵の筆
10 秋の蚊に吾(あ)は悪人となりにけり
11 ノーベル賞夢の又夢温め酒
12 石橋を巡りて重き稲穂かな
13 子どもより親の熱入る運動会
14 入賞の案山子にかくる祝ひ酒
15 柿色の夕日にはずむ子等の声
16 お帰りと角を曲がれば金木犀
17 参道の落ち葉を散らし児童行く
18 何処より漂うこの香金木犀
19 鳴き交わし木々移りゆく小鳥かな
20 金木犀の甘き香りや母子づれ
21 五箇山の小田に一群曼珠沙華
22 湯けむりを斬るかのように冴える月
23 「牡蠣入荷」昼餉をそばに即決す
24 球根を植えて一息秋惜しむ
25 葉が二枚大根の芽の出揃いて
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鵜雪
南圃
風
伸平
如水
鵜雪
南圃
風
伸平
如水
風
南圃
鵜雪
如水
伸平
如水
鵜雪
南圃
風
伸平
風
伸平
如水
鵜雪
南圃
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