ばーん・ぼらーん便り

<その9> うちのジャングル

という題は大げさだが、バチバチ写真を撮って眺めていたら、うちってジャングルだわと思うほど、ありがたいことに緑が多い。地元の人に教わって初めて、それらのほとんどが食べられるとわかった。


家の東側と西側はバナナの木だらけ。ココナッツ椰子の木もそこここに。
まさに熱帯の風景。


椰子の実は、黄緑から黄色に。黄色になったら熟れすぎなのかな。


バナナの花は大きく立派。これも食べられる。
花が終わるとバナナの実がだんだん大きく・・
その頃にはバナナの木は耐え切れなくなって倒れるものが多い。


当初ここに「バナナは1年草」と書きましたが、
バナナはバショウ科の大型多年草」でした。
 

バナナの林の中にこんなのが生えていた。
雑草と思ったら大間違い。

この葉を洗って水に入れて沸かせば、薄茶色の色とほのかな香りのバイトゥーイ水。
バイトゥーイは、色付けと臭み消しと殺菌作用があるのかな。
カオマンガイで、鶏のスープご飯を炊くときにも、バイトゥーイを入れて炊く。
鶏肉のバイトゥーイ包み揚げというのもある。

路地のあちこちに、小さな黄色がかった黄緑色の実をたわわにつけた華奢な木が立つ。
マヨーム

ぼこぼこした小さな実は酸味がかって少し渋味もある。

ごつごつした薄緑の実をつけた木・・ヨーバーン

この実はソムタムにも使う。
唐辛子の代わりに辛味を添えるそうだ。
葉は苦味がある。実、葉ともに薬用効果が高いらしい。

ひょろ長いインゲンマメのようなマメをだらーっとたくさんぶら下げてる木もあちこちに生えている。

台所の外にも。マメではなく、淡いうす緑がかった白い花を湯がいて食べる。
やわらかくて美味しい。

手前は蕾、向こうが開いた花。


家の西側の一段低くなった辺りにびっしりと生えている丸い草々。
これはすり潰した汁を甘いお菓子に使うらしい。揉むと香りがいい。
水の中でも育つ。
ブアボッという名前だそうだ。

食べられないが、タイの花飾りには欠かせないドーク・ラック(=「愛の花」)
蕾だけ摘んで糸に通して花飾り。

さて、ジャングルの中の家にようこそ!
お迎えの水鉢には蓮をはじめ、いろいろな水草を入れてみました。
グッピーも泳いでますよ。

03/07/'04

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