<米どころ>


(稲刈りは並んで手で)

ロイエット県は美味しいカーオ・ホームマリ(ジャスミン米)の産地だそうだ。

今年は10月後半ぐらいから稲刈りが始まり
11月半ばにはほとんどの田んぼの稲が刈られていた。

道路を、まだ籾の付いた稲のぎっしり詰まった袋をどっさり積んで
ずっしり重そうなトゥクトゥクやピックアップが走っていた。
集積場へ持ち込んで売るのだそうだ。
11月初め、田んぼもやっている、学校の運転手さんに訊いたところ
1kgあたり8−9バーツだと答えてくれたが、
昨日の話では、今年は豊作で量が多いから値が下がり
1kgあたり7バーツになってしまったそうだ。

そして、こんなことを言う。
1年に一度まとまったお金が入る時期だ。色んなものが買える。
息子たちはバイクを欲しがり手に入れる。
4−5万バーツの収入の半分以上がバイクに消える。
息子は事故に遭い、バイクは駄目になる、
ははは・・と笑う。
笑う話ではないのだが、同じ農民として多少自嘲気味に語るのだろう。
そんなことを話しながらも、刈り取りが済んで、明るい。

ホームマリの産地ではあるが、自分達用にはもち米を作りもち米を食べる。
うるち米では腹がもたず仕事にならないそうだ。
私もタイのもち米は日本のよりさっぱりしていて好きだが
食べると眠くなる。

さて、御萩を食べても眠くなったかな・・・


ちなみに私はスーパーで、5kgの袋入りホームマリ(定価165バーツ、ピンキリのピンの方)を
99バーツで買っています。
120バーツぐらいだったものが、このところ特価続きで助かってます。

ところで、カンボジアのシェムリアップまで陸路で入ったこの9月、
地平線の彼方まで田んぼが続いていましたが、
シェムリアップの知人談によると
大量のカーオ・ホームマリがタイに流入していると。
もしかしたら私もタイ米ならぬカンボジア米を食べているかもしれません。
いいんです、それでも。
ありがたくいただきまーす!

11/23/'05

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