<その32> あわや、トッケー

登場回数ダントツのトッケーであるが、母と子たち3−4匹がうちの壁に貼ってあるタイの地図の裏に暮らしている。昼間はそこでじっとしていて、夕方になると活動開始。地図の裏でじっとしているときに、上からそっとさわってもピクリともせず、じっとしている。

姿を隠している=見つかっていない

夕方から活動開始といっても、母親トッケー、どこかで尻尾を切られて以来、夜も地図の裏を拠点にして顔だけひょいと出し、獲物が見つかると出かけていくという生活になったようだ。

昨夜はその地図の裏に立派な緑色の大きなカナブンが飛び込んだ。地図の裏でバタバタ動きがある。

飛んで火にいる夏の虫!

・・・ではなかった。

地図の下から顔を出したトッケー、
なんと、片目をカナブンにしがみつかれ、振り払おうにも振り切れず。

カナブンの勝ち!

そこでカナブン、すかさず落下。

しかし、逃げ切れたと思うのは早い。

トッケー、するするすると滑らかに壁を下り、止まって様子見のカナブンをパクリ!

が、何しろ市場で人間用に売られているほどの立派なカナブンだ、
くわえても、いつものようにぺロッとは食べられない。

くわえたまま天井近くの梁のところでしばらく格闘

さてはカナブン、今度は舌にでも噛み付いたか・・・

数分後

ようやく食べ終えたトッケー、地図の裏に戻る。

お疲れ様

8/1/'04

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