＜その２５＞ 雨の日の鶏たち
イサーンの土は始末が悪い。砂より細かい、まるで粉のような土だ。乾季のときは、白っぽく乾いて風に乗り、家の中に入り込んで床を白くする。吸水力が弱く、植木に水をやっても木の周りがくぼんで水が溜まるような感じだ。だから、雨季にドッシャーーと雨が降ると、たちまちあちこちが水溜り。排水溝も沈没。（本当は大家さんとこに排水溝の水をポンプで汲み上げる装置があるのだが、よく空回りしているのだ。）
雨後、鶏たちは大忙し。好物の虫が出るらしく、見渡す限りに散らばって地面をついばんでいる。
降り出してしばらくし、小雨になると皆忙しく動く。
あ、降り出した。でもまだ雨宿り中、って、これ、うちの縁台なんだけど・・・
そして・・・
6/16/'04