ばーん・ぼらーん便り
<その2> 消えた鶏肉
イサーンといえば、カオニオ(もち米)にソムタム(パパイヤの激辛和え物)とガイヤーン(鶏の炭焼き)
タイといえば、カオマンガイ(ゆで鶏ご飯)
ぱりっとおいしいガイ・トー(ド)
ガイ(鶏)はさまざまな料理に使われるから、まさか消えるとは思わなかった。それが見事に消えた。ガイ・ヤーン屋台は魚を焼くプラー・ヤーン屋台と看板換え、カオマンガイ屋からゆで鶏が消え閉店休業、あるいはお粥だけとかクイティオ(麺)だけに商売縮小。101の惣菜市場の肉は豚一色(牛肉は普段から少ない)。生鮮市場からは鶏肉が消えた!
いまや魚と豚の時代である!
昨年11月頃に中部で発生していた鶏のコレラが実は鳥インフルエンザだったとわかり、輸出もままならなくなった上、その後タイ各地に広がる鳥インフルエンザの撲滅と業者救済、鶏肉離れ防止キャンペーンも空しくうつる今日この頃。騒然となっているタイだ。それでもそれほど身近に感じていなかった。が、先週101からついに鶏が消えた!
あー懐かしのガイヤーン、カオマンガイ、ガイ・トー(ド)
そして昨日のこと・・
バンコクでは先週フライドチキンを無料配布したとか・・・。ここ101でも、昨日は鶏肉の無料配布があったらしい。残念ながら現場には赴けなかった。けれど晩のおかずを求めて惣菜市場に行くと、カオマンガイ屋が復活して、おじさんがやぁなんて言う。いよいよ鶏復活か。
鶏肉離れがそう進むとは思えないタイだが、肝心の鶏の数が激減している。豚と牛を圧して隆盛を誇っていた鶏はいつ完全復活するのだろうか。
家の近所の雄鶏だけは元気に時を告げているが。
2/8/'04